枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

二十四の瞳を想う・・その1、小豆島 岬の分教場

2010-11-17 | 古いもの、昔の人
          「二十四の瞳」は壷井栄が昭和27年に発表した小説。昭和の戦争の前の
          時代を生きた12人の児童と女性教師の物語。
          小説の中では「瀬戸内海べりの一寒村・・」と語られるだけで、小豆島とも
          その何処とも特定されていないけれど、この学校がそのモデルだと言われて
          きました。
          小豆島町田浦にあった苗羽小学校田浦分校(旧田浦尋常小学校)。
          明治36年開校、昭和47年閉鎖されるまで70年間、村の小学校として使用
          されました。その校舎が、閉鎖された時の教室の机や椅子もそのままに
          残されているのです。
          二十四の瞳の物語を私たちの心に忘れ得ぬものとしたのは、その映画化の
          役割が大きいのではないでしょうか。
          最初の映画化は昭和29年、木下恵介監督によるもの。大石先生は高峰秀子・・ 
          映画館の中で涙が切れることがなかった想いは忘れられません。
          この映画はこの校舎で撮影されたのです。
          廊下の板の目も、教室の机に投ずる窓の陽も、二重写しの幻影のなかで
          あの物語が蘇ってくるようです・・











































































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