ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

HERO

2015年08月15日 | 映画

だいたい先が見えているけれど、HEROがわりと好きだ。

木村拓哉さんがかっこいいのはもちろんだけれど、
東京地検城西支部のみなさんのテンポの良さが何とも言えない。

阿部寛さんや大塚寧々さんがいた最初の頃ももちろん楽しかったけれど、
今の皆さんもかなりイケる

木村さんよりもそっちが楽しみ、と言っても過言ではない。
児玉清さんが亡くなってしまったのは本当に残念だ。

小日向文世さんや八嶋智人さんといった事務官の人たちが変わってないのも安心感を増す。

踊る大捜査線シリーズを観ているような安心感とでも言おうか・・・。

以前に守衛さんだった正名僕蔵さんが事務官になっていたり、部長だった角野卓造さんが次席になっていたり、と
微妙に出世してる人がいるのも、なんだかリアル。

なんといっても今回は事務官だった松たか子さんが検事になって登場。

謎の交通事故死を遂げた女性をめぐり、暴力団や外国の大使館が絡んで、コトは複雑になっていくけれど、
木村さん演じる久利生公平が、とにかく人の心の奥に働きかければ、外交官特権だって大丈夫みたいな
ありえない解決を見るところも、ちょっぴり嘘くさくてすがすがしい。

外務省が貿易交渉中のネウストリア公国(架空の国)の職員が絡んだ麻薬の密輸事件と、その秘密を知ったためにどうやら命を落とした女性、
巻き込まれて加害者になってしまった男性、すべての真実をあきらかにしようと、城西支部の面々が大活躍。

東京に1件しかないというネウストリア料理のお店で情報を収集したり、
ネウストリア人が好きなペタンクと言うスポーツを練習したり・・・。
ネウストリアっぽい国での海外ロケはちょっといらない気もしたけど。

大阪と東京とネウストリア公国にまたがった事件を、さまざまな圧力をものともせずに無事解決してしまう勧善懲悪。
まるで時代劇のような単純明快さは、お盆のちょっと疲れた頭にぴったり

さすがにそこそこの年齢になった久利生さんが、今もあのかっこってのもどうだろう?とも思うけど、
まあそれはそれとして・・・。

実際の検事があんなに一生懸命真実を求めているのかどうかは甚だ疑問ではあるけれど、
そうあってほしい、と願うのみ。
そうすれば、冤罪って言葉は死語になるかもしれないし。

このシリーズでは弁護士さんが割と悪徳っぽいことが多い。
弁護士さんにも、熱く頑張っていただきたい。

心を揺さぶるような感動を与えてくれる映画や、いろんなことを考えさせてくれる映画もいいけれど、
何も考えずにすっきり観ることのできるこんな映画も私にはとっても大切。

お盆の最後、楽しませていただきました
皆さんが年をとる前に、ぜひもう一作お願いします






コメント
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