千葉市「花の美術館」で不定期に開催される植物画講座。
昨年も今頃の季節に参加したような・・・
講師は福岡季実子先生。
ニューヨークで油絵を学んだ実力派。
なのに、それはそれは柔らかくて優しくて、美しい。
花の美術館は千葉市の稲毛海浜公園内にあるのだが、現在リニューアル工事中。
なので今回は同じ公園内の稲毛記念館で開催。
当日、同施設の日本庭園内にある茶室「海星庵」に会場が変更。
立礼席での受講となった。
茶室の雰囲気は落ち着いていて、とっても素敵。
この日はとってもいいお天気で
開け放した窓から、お庭がよく見える。
まず、花の美術館のお庭から切ってきたというたくさんのお花の中から、好きなものを選ぶ。
描きたいものと描けるものがあまりにかけ離れているので、できるだけ簡単そうなものを探す。
で、ローズヒップにしました。
花ばかりに目が行って、葉っぱのことを考えずにチョイスしてしまったけれど・・・
こんな風に紙の上に置いてみて、構図を決める。
最初に鉛筆で下書き。
ここで一度先生が葉っぱのギザギザとか
茎の感じや花びらの柔らかさなどちょっと手直ししてくださる。
葉っぱは全部描かなくても大丈夫、という嬉しいお言葉。
最初に自分で描いた下書きとは別物になる。
ここからは、水彩色鉛筆で色付け。
少しづつ色を重ねていく。
こんなにじっくり花や葉っぱを見ることがあるだろうか。
時々先生が手直ししてくださり、なんとかそれっぽく出来上がる。
一緒に行った友人はホトトギスをチョイス
何十年もの付き合いだが、こんなに絵が上手だったとは
先生が書いたイチョウの絵をお土産にいただく。
なんて素敵
優しい優しい先生のおかげで、苦手な絵もゆったりとした気持ちで描くことが出来た。
小学校や中学校の絵の時間にこんなに優しい先生がいたら、きっと絵が好きになっていたに違いない。
さらに、この日使わなかったお花もいただいた。
私がいただいたのはシュウメイギクとホトトギス。
紅葉した木いちごの葉っぱと一緒に床の間に飾ってみる。
額装までしていただいた作品は、モデルとなったお花と一緒に玄関に。
素敵な空間でとても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
季実子先生、ありがとうございました。
また、機会がありましたらよろしくお願いします
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