6月25日(日)、この日の午後はCANTUS ANIMAEの第一生命ホ
ール演奏会(13時30分開演)とすみだトリフォニーの東西四連(15
時30分開演)が重なり、前者は聴くのを諦めていたのだが、野添さ
んから「INTERMISSIONまでは聴くことができますよ~」と言われ、
「では伺います」とチケットを購入した。
以前にも書いたが、雨森先生のCANTUS ANIMAEを初めて聴い
たのは、数年前、東京都合唱コンクールのメンデルスゾーンだ。今
でも印象に残っている。
この日のプログラムより
「西洋音楽が日本に入って来て約150年、日本人の作曲家から日本
人の作曲家へ受け継がれ始めた魂を、音を聴きながら感じていただ
きたく、本日のプログラムを構成いたしました」(音楽監督 雨森文也)
開演10分前にはほぼ満席になる。全席自由席のイス取りゲームだ。
2階席の係員が「2階は満席です」と1階へ連絡している。2階席の左
右には「高校生の招待席」が設けられていた。私は、すぐに出られる
ように、早々と2階の最後列通路寄り、2階L3-47を取った。
<プログラム>
1.谷川俊太郎作詩、三善晃作曲「やわらかいいのち三章」
2.谷川俊太郎作詩、三善晃作曲「地球へのバラード」
--休憩--
3.信長重富作曲「廃墟から」
4.宗左近作詩、松本望作曲「二つの祈りの音楽」
5.宗左近作詩、三善晃作曲「交響詩 海」
指揮;雨森文也
ピアノ;平林知子 野間春美
以下、まことにつたない感想を・・・・・・
1.谷川俊太郎作詩、三善晃作曲「やわらかいいのち三章」
ステージは山台が左右に3段、中央にピアノが配置され、下手寄りに
パーカッション(テンプル・ブロック)が配置。ピアノの前には30cmほ
どの高さの指揮台が置かれている。
定刻の13時30分、下手より、野添さんから一礼して、ステージに入っ
て来た。人数は、女性28人、男性25人だ。合唱団の最後に続けて、
ピアニストの西林さんと雨森先生が登場し、拍手に包まれる。
譜面を持つ人、持たない人--持つ人が多いかな。野添さんは終始
暗譜だ。
雨森先生は、ピアノ伴奏は平林さんに任せ、合唱の入るところで、大
きく指揮をする。いつもながら拍を振るよりは「気持ちの表出」と結び
ついた、デュナーミク中心の指揮。ハッキリした言葉が印象的。
3曲目には、女性が進み出て、テンプル・ブロックを叩いた。演奏後、
指揮が数秒ストップ、その後に先生の手が下り、拍手となった。合唱
団の退場にも温かい拍手が続いた。
2.谷川俊太郎作詩、三善晃作曲「地球へのバラード」
客席暗転のまま、ピアノを下手方向に移動。指揮台も片づけられる。
ここで、雨森先生と、二人の男性(オチアイ氏とムカエ氏)が登場。
お二人は東大柏葉会合唱団のご出身で、偶然にも33、4年前、三善
晃氏に委嘱してできた、この曲に係わった縁があるという。この曲が
できた経緯を直接聴くことができた。ご参照→こちら。
最後に、
「感情の速度と色を自在に表現できればと・・・・・・」
「おや、自らハードルを上げてしまいましたネ(笑)」(雨森先生)
今度は、男女が混じる珍しい2列横隊のフォーメーション。
ここでも思い切った、デュナーミクあふれる母音と子音だ。長いdim.
がうまい(お互いに聴き合っている証拠かな)。時として、ピシッと振
らない棒で、アイン・ザッツがそろわないところもあるが、それよりも
もっと「何か」大切なことを表現したいという合唱だ。とくに終曲はリ
ズムある曲で、「自発性」にまかせた、ほとんど振らない指揮だった。
プログラムには合唱団としてのボイス・トレーナーが書かれていない
が、専属のボイス・トレーナーはおられるのかしらん。
後半も聴きたいところだったが、休憩に入ると同時に2階のドアから
飛び出し、会場を後にした。大江戸線に乗るところで、後ろから「ヤ
ア」。振り向いたら蒲地さんだった。
プログラム
11:31
11:33
11:33
11:35 アジサイがおわれば、花も一段落??
11:56 あざみ野より
12:07 二子玉川で乗り継ぎ
12:27 大江戸線へ乗り換え
12:30
12:47 勝どきに到着
12:49
12:50 高校生が集合中?
12:52
12:53
12:55 さくらの散歩道
12:55 CANTUS ANIMAEを聴きに行くのん?
12:56 エスカレーターで上がった所に並んでいる。
12:57
「上が混雑しておりますので、こちらでしばらくお待ちください」。
13:02
13:03
13:03 開場間近
13:04 チケットを「もぎり」始めた。
13:09 座席より
13:24
14:28 休憩時間に失礼!
14:30
14:31
14:37
14:38 勝どき改札
14:41
14:48 清澄白河改札
14:50 半蔵門線で錦糸町へ向かう。
*6/25「四連」評は明日のブログを乞うご期待。
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