KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

梅雨の晴れ間の梶ケ森

2016年07月01日 | 四国の山
週間天気予報では悪かった今日の天気が

昨日には少しマシになった。

ただ不安定な天気には変わりなく、午後からは少し怪しそうなので、

お昼過ぎぐらいに降りられる山へということで久しぶりに「梶ケ森」を歩いてきた。


テーマは「山歩きとマイナスイオン!」ということで、ここ最近ハマっている沢沿い、

滝見、渓谷歩きに持って来いのロケーションを選んでみた。


2週間前には大豊ICを降りて左に折れたが、今日は右に曲がって32号線にでて

そのまま北上。JR土讃線の豊永駅手前で国道439号線へと右折。

最初のトンネルを抜けると道幅も狭くなり、東豊永の集落で仮設の橋を渡って

京柱峠方面を。途中で梶ケ森の標識に沿って進んでいくと竜王の滝の駐車場に着く。


梅雨のこの時期の平日。予想通り車は一台も停まってなく独占状態!






少し一服しながら準備をして8時50分、いつものように鬱蒼とした杉林の中からのスタート。

登山道の道の下から聞こえる沢を流れる水の音が、いつにも増して大きく聞こえる。

駐車場から竜王の滝までは約10程で到着。

昨日まで雨が続いていたこともあって落ちてくる水の量が半端ない!








ここ最近で覚えたコンデジのシャッタースピード調節のモードで撮ってみると

割ときれいに写せるもんだ。


竜王の滝から登っていくとスチールの橋。ここから先は少し足元がザレ始める。





竜王の滝へと流れる沢沿いの水の音を聞きながら、マイナスイオンと

苔のみずみずしい緑を眺めながら登っていく。











少し歩きにくい足元に気を配りながら歩いていくと、まもなく定福寺の奥の院に到着。

この奥の院の上で道は分岐していて、まずは真名井の滝へと右の道を進む。





途中で祖谷方面の景色が少しだけ見える。









真名井の滝の手前で橋を渡って渡渉すると、道が雨のせいかだんだん傷んでくる。

木製の階段も何か所か崩れているところもあって歩きにくい。








そうこうしているうちに真名井の滝に到着。落差は竜王の滝よりありそうだが、

岩の間を流れていて滝自体の幅は狭い。





滝の横から少し上にスチール製の長い階段が続く。最初の階段の横には太い

赤錆びた鎖があって、ここも行場だったのが判る。





一旦滝の上部に出ると、さらに小滝が現れる。


大きな岩の下のほうから落ちる滝だが、今日はこの滝の水の流れも半端ない!

道も随分と荒れている。





小滝を横に見ながらさらに階段を上ると分岐に出る。左に少し進むと東屋があるので

ここで一息入れる。









分岐からは天狗の鼻経由で山頂を目指す。

先ほどと比べると、道の状態は良くなったが

次第に笹が道の両脇から覆いかぶさるように生えていて、足元が濡れ始めた。





ほどなく天狗の鼻に到着。空は青空が少し見える程度で、次第に怪しげな雲がどんどん近づいている。












天狗の鼻から一旦キャンプ場まで降りて、山頂へと階段を昇っていく。

足元には色々な花が咲いている。











電波塔を横目に見ながら階段を登り切ると山頂に到着。

少し蒸しているのが額を流れる汗が半端ない。





いつもだと遠くまで見える展望も、雲がかかってイマイチ。









時間も早いので少し多めに休憩をとって、今日は山荘で蕎麦を頂くことにする。

もと来た階段を降りて、途中で車道を使って山荘まで。












山荘の蕎麦は、立川のそば粉をつなぎを使わずに打っていて、箸で摘まむとすぐ切れる。

細切れになるので少し食べづらいけれど、食感もよくて出汁も甘めでとても美味しい。



今日は前回から履いているモンベルのショートシューズを履いてきた。

登山靴と違って軽いのでとても歩きやすいのだけれど、靴全体が柔らかい造りなので、

足元の大きな石などで躓いたり、靴の中で足が遊んだりする。

下りの時ももろにつま先が詰まるので、長い下りではけっこう痛くなる。

それでも今日くらいのコースだと問題なく手軽な感じで歩けて履きやすい。









山荘わきから定福寺の奥の院まではますは森の中をあるいて、





そこからゴロゴロ八丁を下っていく。大岩の間の崩れたザレ場道なので

とにかく滑らないように注意して下る。








所々に足元の石に赤テープを巻き付けている。山荘の人の手によるものなのか、

急な下りのザレ場なので、足元ばかり見て歩いているので、木に巻き付けてあると見落としやすいので、

こういったテープはなかなか良いなと思った。





一度だけ苔むした岩の上で足を滑らしたが、ほどなく奥の院に到着。





奥の院からも沢沿いの道を、マイナスイオンを浴びながら、所々で沢まで降りて

道草しながら駐車場に着いた。








帰りの道では雨がポツポツと降り始め、短い時間を狙っての速攻山歩きが功を奏したのか

なんとか濡れずに予定通り帰路に着いた。

最近はめっきり雨具を着けたことのない軟弱山歩きですが、体力維持程度だと思えば

まずまずの一日でした。