かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

11時間かけて登った3000m峰乗鞍岳の価値

2019-09-14 04:14:03 | 日記
昨日、おとといと、次なる3000m峰の活火山、乗鞍岳に登る。この山は、標高2700mの畳平までスカイラインが延びており、マイカー乗り入れは禁止されているとはいえ、岐阜側の平湯温泉か、長野側の乗鞍高原温泉からバスを利用すれば、老若男女、1時間30分程度と容易に最高峰3026mの剣ヶ峰に登頂可能となっており、おそらく99%以上のヒトは、それを利用して、やって来ると思われるのだが、それではこの山の大きさと魅力が味わえないぞと、深田イズム?を発揮し、年甲斐もなく、更には肉離れからのリハビリ中にもかかわらず、登りは、2006年に整備されたという平湯温泉からの登山道、下りは、スカイラインを縫うような乗鞍高原温泉までの道を辿った。結果は「オーライ」。登りは、平湯スキー場から肩の小屋まで何と11時間30分も要したが、ひとりの登山者に会うこともなく、槍.穂、笠、乗鞍山上の雄大な姿に息をのみながらながらの、乗鞍独り占めの一日であった。もちろん、後半バテバテだったのは、言うまでもないが、やっと乗鞍の大きさと美しさの一端をわがものとできた。残雪の頃もっともっといいのだろう。ご褒美は、肩の小屋「御来光の間」を独占できたことかな。食堂で滋賀から来られた78才の男性と談笑。日本全国車で移動し、標準タイムの1.5倍で登れる山を無理せず楽しんでいるとか。オイラも、まだまだ先が長いと楽観した日。














上から、笠ヶ岳、穂高の山々、槍ヶ岳、乗鞍岳剣ヶ峰ほか、蓼科山からのご来光、御来光の間からの景色。









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