かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

萩野原に寄せて 

2019-09-27 10:43:46 | 日記

この1週間、日本の多くのひとびとと同じように、道志村のキャンプ場で行方不明になった少女の元気な帰りを待っており、スマホのyahooニュースを頻繁に開いては速報を待っているのであるが、7日たっても朗報に至らない。近隣であれば、オイラも捜索活動に加わりたいところだが、かなわず、ただただ、観音菩薩とマリア様に手を合わせながら無事を祈るしかない。

G病は、悪化を免れ、日々回復傾向にはあるが、いまだ原状回復とは言えず、断酒とまではいかないが、今しばらくアルコール抑制という苦悩を課している。が、子を見失った親の気持ちなんかから比べれば、病気と生活改善の苦しみは、苦悩のくの字にも当てはまらないのだろう。

昨日は、秋晴れの下、いまごろ萩がきれいだろうと、野草園を歩いた。

 

一体、萩という花は、満開のころがいつなのか、桜や梅とちがって、一枝に、咲いているかと思えば散っているもの、開いているものもあれば、しぼんでいるものおあり、この花の鑑賞タイミングというものが、どうも不案内で、さらに、いろんな種類があって、どれがミヤギノハギか否かも不明というほどの超初心者なのであるが、野歩きに、古寺巡礼に、これから、萩という花にも寄り添っていこうと思った。淡い点描の絵画のような、桜や梅にはない控えめな彩度というものに、なにかしらノスタルジーを感じる花。主には赤紫色なのだが、白い萩もいい。

ノスタルジー、そんな思いに至るのは、みゆきさんの「萩野原」の歌からなのだろうか。「萩野原」の世界は白でなければならないのだが、白い萩だけの草原というものは、日本のどこかにありそうでなさそうである。なさそうな世界であっても、子供のころに帰っていく場所は、やはり白無垢の草原なのだろう。恐怖や不安というものとは無縁な、少年少女時代へと。

かの少女も、何事もなかったように、少年少女の世界に舞い戻りますように!



 

なつかしい 野原は 今もあるのでしょうか

いつか私が帰っていく 白い野原は・・・・・ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kazutaka Tutsui さんのピアノで(YouTubeから)

 

 

 

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