南部地域では「人道回廊」という美名によって一般市民を避難させるために一時休戦となるのだという。女性や子供、高齢者は避難できるだろうが、ウクライナには18歳から60歳までの男性に対して「総動員令」が下されていて男たちは避難せず街に残る。それと、毎日報道されるように負傷した者の治療に当たる医療機関で働く者、消防、警察などの公務員は避難するなど考えもしないだろう。単純に考えて、紛争前の人口の3分の1程度は、休戦後もまだ街に残っているだろう。
それと連日「義勇兵」に志願する者が国境を越えてウクライナ国内に向かっている。この1週間で16000人にも達しており、彼らも街の防衛線に待機していることだろう。
避難する者を避難させたうえ、電気、水道、ガス、食料補給を遮断して、ロシア軍は町という街を残虐な武器を使用して総攻撃するという作戦なのか。戦術核もあるのか。どれぐらいのヒトが街に残っているか想像もしてみたまえ。21世紀にこのような残虐な行為が許されるというのか。
トマトジュースとスキムミルクとタマネギ・ホウレンソウと鶏むね肉とカレー粉・コショウ・クミン・ガラナマサラ・ハバネラ入りトウガラシとソースとケチャップとコンソメスープと中華スープの素とアジシオを入れ、ルウと小麦粉を使わない「涙が出るほど辛い無水低糖質カレー」をメスティンと固形燃料で作って晩餐とした。こんな、些細な行為も平和の中でだからできるのだろうが、ガスや電気を止められた際の戦時食づくりの訓練にもなっていると思う。考えたくはないが。