かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

避難小屋で停滞しながら

2022-03-18 11:18:34 | 日記
水曜日に宮城・福島を中心に発生した大地震を、オイラは、大阪のホテルの寝床で関東に住む娘からの電話で知った。仙台の母親と連絡が取れないのだと言う。オイラも電話をかけたが通じない。嫌な事態が起こったと思った。このまま連絡が取れなければ、予定していた熊野古道は中止にして家に戻らなければと。あれこれ引き返しプランを練っていたところ、家のものから連絡があった、無事で、電気・水道・ガスに異常はなく、家の損傷もいまのところないと言う。
だから、旅を続けることにした。

この旅は始めからヲチがついていた。仙台空港で、燃料の全く入っていないアルコールストーブを没収され帰りビンまでの預かりとなった。一度使用したものは危険性がぬぐえないという理不尽な理由でだ。
仕方なく、大阪のダイソーで200円のアルコールストーブを、マツモトキヨシで燃料アルコールを買って、燃料は解決した。

旅の初日、天気はもってくれたが、荷はやはり重すぎた。ペット容器に小分けにしたウイスキーとペットの水をいれたら20Kは超えただろうザックにヒーヒーいいながら18k先の避難小屋にたどり着いたのは、日没間際。そして本日、朝から雨音を聞き、予報によると一日雨がつよくふるのだという。暗い、だが清潔な避難小屋にお世話になりながら、一日停滞することにした。
青白いアルコールの炎に癒されながら、熱いコーヒやお茶に暖まる。わずかにはいる電波で、NHK+の「カムカム」に涙したり、ウクライナ情勢、JR東日本の運行情報を検索。この日記を終えたら節電のため電源を一旦切る。雑音が入っても、もってきたアナログラジオの音が暖かく、停滞の友として心を支えてくれる。
寒くなるというが、明日は雨があがってくれたらいいな。ウイスキーは、今日で飲み干すのだろう。(あくまで軽量化対策)









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