ウクライナのヒトビトのロシアに対峙する精神の逞しさに驚いているが、にわか勉強でしかないが、ウクライナの歴史についてかじってみた。
まあ、そこには島国日本国とは比べ物にならないほど多民族からの凌辱をうけてきたという苦難の歴史であり、とくに近現代は、ロシア帝国、ソ連スターリン政権、ドイツヒトラー政権、ロシアプーチン政権の不合理な蹂躙を受けてきたようで、「そうかやっぱり」と納得した。女性の美しさは混血にあるというが、それも悲劇の歴史を物語っているのだろう。
プーチンの狂気は、いよいよ無差別攻撃に向かいつつあるようだ。
どのような悲劇が、この先待っているというのか。大きな悲劇も小さな悲劇も悲劇であり、長い時間の悲劇も短い時間の劇も悲劇であり、歴史に刻まれていくのだろう。
【大まかなウクライナの歴史】
・ウクライナの面積は日本の1.6倍、山岳地帯は少なく東側を中心に肥沃な平原が国土の大半を占める。
・豊かな穀倉地帯であったため、古来東側から異民族の侵入を受けてきた。
・したがって混血が多いことから、美人の多い国とされる。
・11世紀から13世紀まで、いまのウクライナの祖国ともいえるキエフ大公国が繫栄する。
・1245年モンゴル帝国に滅ぼされる。
・17世紀ころまで、隣国のポーランド、リトアニア、ロシアなどの分割当時の歴史が続く。
・1917年のロシア帝国崩壊まで、おもにロシア帝国の支配下となる。
・ソ連成立とともに、「ウクライナ社会主義共和国」となるがスターリンの弾圧にあう。
・1932年から33年、スターリン政府によってもたらされたホロドモールという人工的な大飢饉で400万人~14
50万人が死亡。「ウクライナ人に対するジェノサイド」といわれ、現在までウクライナ人のロシア人に対する敵愾心
の礎となっている。
・第二次大戦に独ソ戦の激戦地となり、800万人から1400万人が被害にあう。
・1986年チェルノブイリ原発事故にあう。
・1991年ソ連邦崩壊ウクライナは独立するが、クリミア半島はロシア系が多数を占め自治区となり火種を残す。
・2014年、ロシアによる一方的なクリミア併合。主権はウクライナのまま。
・クリミア問題は、東部ドンバス地方に飛び火し、政府と独立派の紛争で現在まで14000人が犠牲となる
・2022年ロシアの侵攻により、3月3日現在まで、民間人2000人が犠牲となり、100万人が国外に避難している。