しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

桜、一連

2009年04月12日 20時20分00秒 | 健康・病気

三月二十二日、箱根から帰宅すると、玄関の盆栽の桜が咲いていた。
「おかえりー」って感じ

くちかずこの職場は、元海軍病院。
だからかどうかは知らないけれど、桜の古木が相当数。
苔生し、堂々と枝を張り、広大な敷地を見事に桜色に染め上げる。

新薬の治験の主な一つに、癌性疼痛がある。
癌末期の人へのモルヒネに変わる鎮痛剤。
何度も病室へ足を運ぶ。
余命数ヶ月の人々・・・
その病室からも見事な桜が・・・
そして・・・
「桜が散り始めましたねえー」
しまった!
失言!
お馬鹿なくちかすこ!
一緒に散りそうな人の前で・・・

それぞれの患者が、それぞれの思いで桜を見ている。
立って、ベッドから、車いすから・・・
夫と、妻と、子供と、一人で・・・

くちかずこは、心電図に同行した帰りに、すっかりしょげているおじいちゃんと病院の庭へ脱走
二人で、藤棚の下のベンチで、うらうらと散る桜を愛でていたが・・・
病棟のベランダから、(双眼鏡で?)発見され、捕獲?されてしまった

義母と、里のしだれ桜を愛でる。
二人で「綺麗だ!綺麗だ!」と大騒ぎをする。
夫は実家の山に6本目と7本目の桜の苗木を植える。
いつか、花見をするという、壮大な計画!!!
一体、とんだけ生きるつもりか???

満月の日は、夫と夜桜見物へ。
これは、毎年恒例。
うすら寒くても、ソフトクリームを食べながら歩くのも、恒例。

今日は、ご近所8家族で遅い花見へ。
初々しい新緑と残った桜もなかなか良い。
八重桜はまだまだ花盛りでした。
ふっと・・・
風もないのに、まるで降りしきる牡丹雪のような花吹雪。
目の前の景色も見えなくなるほど!
みんなの歓声があがる!

後、女達は、おしゃべりの花を・・・
男達は、ワラビや、タケノコを採りに山中へ。
夫も汗だくで、山のように採ってきました。
はい、花より団子!
帰って茹でるぞーーーー!

以上、桜一連、報告でした