しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

センチメンタル

2010年10月06日 16時01分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

秋、物思いに耽るくちこです。
回想なんて、歳をとった証拠かな?

くちこは自分勝手な女。
だからかどうか、基本、恋愛をしない。
ということを、弱冠二十歳そこそこで体得しました。

同僚曰く、「人生にはモテ期あり」と。
くちこにも到来し、「よしっ!」
適当にセレクト。
西へ東へと遊んでみたものの(清楚に!)
すぐに相手が重くなり、
面倒になり、
整理してしまう。

ふう・・・・ん、
くちこは、恋愛をしないのか。

と、納得したものの、それ(恋愛)は突然やってきました。
51年の人生で2回。

一回目、二十歳のくちこは自分の想定外の感情にかなりびっくりでした。
こんな珍しいことは、これが最初で最後かな・・と。
両想いでした。

が、くちこは21歳で、別の人と結婚しました。

二回目は、43歳の時でした。
くちこが再度、独身になった後のことです。(離婚理由は別)
一回目の10倍びっくりしました。
自分の人生に離婚が生じたことも、かなりの驚きでしたが、それ以上の驚きでした。
公私ともに、人生最大の辛酸を嘗めていた時のことです。

どうしてそんなにびっくりしたのか?
一回目と二回目は同じ人だから。
その間一度も会っていないし、連絡もとっていない。
風の便りさえも皆無でした。

ほう・・・・・
この人と結婚するのに23年も遠回りしたのか・・・
この人と結婚するためには23年、必要だったのか・・・
両想いでした。

が、50歳、くちこは別の人と結婚しました。

人生は無常。
いつ何が起こるか解らない。
人の心も無常。
この一瞬以降のことなんて何の保証もない。
「不変」という言葉は砂上の楼閣。

生きることは風になること。
生きることは川になること。
行き先を知る術はない。

心身ともに疲弊し、
生きることに、ほとほと疲れ、
知らないうちに、くちこらしささえ失っていた時、
怪しい蜘蛛の糸が、するすると降りてきました。
相当考え、迷ったものの・・・
思い切って、その糸につかまることにしました。
そ、くちこ50歳で再婚。
今の夫です。

上記全てのストーリーを承知の上で、
「一生、愛し、護りたい」と。
泰然として掴みどころのない、
底の見えない不思議な人ですが、
毎日、二人で笑って暮らしています。
どちらが、どちらの掌にいるのかは不明です。

以上でセンチメンタルを終了します。

    しろつめ・楚々・くちかずこ姫 拝

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする