おばあさんが、号泣したんです。
悲しくて、
悲しくて、
泣き止まない・・・
癌が体中に転移していて、
心が、ほんの少し子供返りしている。
可愛いおばあさんです。
退院の日に、
家族が迎えに来なかったから・・・
朝から、ニコニコ待っていたのに。
待っても、
待っても・・・・
不安が募ったころに、
連絡の行き違いが発覚。
どんなに泣いていても、
今日は無理と。
毎日、
毎日、
ただ、天井を見ていました。
既に弱った体では、
起き上がる自由もなくて・・・
起き上がれないのではなく、
歩けないのではなく、
転倒を回避するために、
一人で動いてはいけない、
そういうこと・・・
医師が医師的に訪室し、
看護師が看護師的に訪室し、
リハビリを含め、
それぞれの職業の人が、
職業的に訪室するけれど、
心の寂しさは埋まらない。
栄養も管理され、
痛みもちゃんとコントロールされて、
いろんなケアも受けているけれど、
誰も、涙の管理はできない。
翌日には、退院されました。
今は、泣いていないのかな・・・
「遊びに来てね」
にっこり笑ってくれました。
重症で、認知症もある家族を家の中に抱えることが、どれほど大変か、
くちこは、実母で体験しています。
脳梗塞で、狭心症で、肝硬変で、胃がんで、認知症、要介護5の母を、家で介護したので。
「病人に飽きるのではなく、病気に飽きるのだ」
介護の気力が萎える理由・・
言い得ていると思います。
ただ、自分の親を泣かせた分は、自分の体に傷として生涯残ります。
それも、くちこは体験しています・・・
隣のベッドのおばあさんには、
朝早くから、息子さんが静かに寄り添っています。
「今日、外はとても蒸し暑いよ」
他愛もない言葉が流れます・・・
息子さんは、処置の間も廊下で穏やかに待っています。
また母の側に戻る時を春のような暖かさをまとって待っています・・・
その親子の側には、静かだけれど、暖かい時間が流れています・・・
育てたように育った。
ただ、それだけのことなのだろうか・・・
生きるということは、
人様の生き様を見ながら過ごすということ。
最近、くちこが徒然考えたことでした*(ウインク)*
悲しくて、
悲しくて、
泣き止まない・・・
癌が体中に転移していて、
心が、ほんの少し子供返りしている。
可愛いおばあさんです。
退院の日に、
家族が迎えに来なかったから・・・
朝から、ニコニコ待っていたのに。
待っても、
待っても・・・・
不安が募ったころに、
連絡の行き違いが発覚。
どんなに泣いていても、
今日は無理と。
毎日、
毎日、
ただ、天井を見ていました。
既に弱った体では、
起き上がる自由もなくて・・・
起き上がれないのではなく、
歩けないのではなく、
転倒を回避するために、
一人で動いてはいけない、
そういうこと・・・
医師が医師的に訪室し、
看護師が看護師的に訪室し、
リハビリを含め、
それぞれの職業の人が、
職業的に訪室するけれど、
心の寂しさは埋まらない。
栄養も管理され、
痛みもちゃんとコントロールされて、
いろんなケアも受けているけれど、
誰も、涙の管理はできない。
翌日には、退院されました。
今は、泣いていないのかな・・・
「遊びに来てね」
にっこり笑ってくれました。
重症で、認知症もある家族を家の中に抱えることが、どれほど大変か、
くちこは、実母で体験しています。
脳梗塞で、狭心症で、肝硬変で、胃がんで、認知症、要介護5の母を、家で介護したので。
「病人に飽きるのではなく、病気に飽きるのだ」
介護の気力が萎える理由・・
言い得ていると思います。
ただ、自分の親を泣かせた分は、自分の体に傷として生涯残ります。
それも、くちこは体験しています・・・
隣のベッドのおばあさんには、
朝早くから、息子さんが静かに寄り添っています。
「今日、外はとても蒸し暑いよ」
他愛もない言葉が流れます・・・
息子さんは、処置の間も廊下で穏やかに待っています。
また母の側に戻る時を春のような暖かさをまとって待っています・・・
その親子の側には、静かだけれど、暖かい時間が流れています・・・
育てたように育った。
ただ、それだけのことなのだろうか・・・
生きるということは、
人様の生き様を見ながら過ごすということ。
最近、くちこが徒然考えたことでした*(ウインク)*