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しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

エリーゼのためにを母の為に

2012年09月21日 22時06分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

テレビをつけたら、

辻井伸行くんが、

トルコ行進曲を弾いていました。

 

 

彼のピアノは独特で、

とてもピュアな音のシャワーを浴びるようなイメージ。

の彼が、

妙に手垢のついた曲を弾くな。

らしくない・・・

 

 

「子供の頃、大好きだった曲」だと。

ふーむ。

そう言えば、くちこもだ。

クシコスポスト、トルコ行進曲、乙女の祈り・・・

よく弾いたな。

懐かしい。

 

 

ほう・・・

彼とくちこは同じなのか。

 

 

お彼岸なので、おはぎ作りの下準備を。

それは母を思い出す作業。

で、今日のくちこの頭の中は母が滞在中。

 

 

だからかな?

「エリーゼのために」を思い出しました。

未だに、この曲の良さを理解できないくちこですが、

多分今でも暗譜していると思います。

子供の頃、母から

「弾いて」とよく言われていた曲だから。

母のリクエストは、生涯この一曲。

母を喜ばすための曲。

 

 

母は義母に虐められて育ち、

中学校卒業後はすぐに紡績工場へ女工として集団就職。

十分な食事も愛情も貰えなかった生い立ちを背負って、

くちこの母になった人です。

 

 

ピアノの形をしたオルゴールを一つ持っていて、

その曲が「エリーゼのために」

母にとって唯一のクラシックだったのかも。

 

 

そんなことを思い出しながら、

彼のピアノを聞いていました。

彼と彼の母。

くちことくちこの母。

才能と偉大さは大きく違っても、

意外と共通点が多いな。

くちこも、おもちゃのグランドピアノがスタートだったし。

はい、1歳でした(^_^)v

 

 

未熟児で病弱。

内気で、発達の遅い子でした。

外に出してもすぐに帰ってきてしまう・・・

何も欲しがらない、ぼんやりした子供でした。

 

 

いつの間にか、

居間には、父手製のブランコが、

くちこの部屋には、ピアノとすべり台が並んでいました。

 

 

ブランコ中のくちこ。

すべり台中のくちこ。

ピアノを弾くくちこ。

写真はみんな家の中。

なんと、ピンクのビニールプールに入ってにっこり笑うくちこも家の中!

 

 

一人が好きな、一人っ子のくちこ。

両親はどんな気持ちだったのか・・・・

 

 

もしも、

かよわいくちこを危惧していたとしたら、

余計な心配だった、な。

 

 

50年後、

こんなに無敵なオバサンに成長?すると知っていたら、な。

 

 

辻井伸行くんのピアノから、

両親を想うに至ったくちこでした。

 

 

PS.

ブロ友のために自分のバックナンバーを見ていたら、

2010.7.4に、「くちことピアノ」って日記がありました。

そうだった、くちこって、そうだったんだった・・・

ま、そういうことです。

 

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↑50歳でちゃっかり再婚した写真です(*^_^*)