もう一つ、回顧録を。。。
3年前に、看護学校の同窓会を主催したというブログがありました。
以下、抜粋。
「尊敬する人は誰か?」と聞かれ、 これがくちこの座右の銘です(^_^)
くちこ達は、学費も食費も寮費も全て国費で賄われた最後の学年です。
全て国費で養成ということは、
有無を言わさぬ厳しい世界。
講義、実習、試験、極めて濃厚な内容。
1分の遅刻も問答無用でした。
で、くちこは・・・
やる気なくて寮で寝ていました。
学長がやって来て
「何故、授業に出ないのか?」と。
「一日中座って、人の話を聞くように体ができていない。」と、くちこ。
人生初、再試験になった時、
一人で有名な解剖医の所に行き、
「こんな点では母が悲しむ」と脅し?
得点を訂正させたくちこ。
ある日は、×のついた解答を持ってプライドの高い外科医長のところに行き、
「くちこの解答の方が正しい!」と談判。
上級医まで巻き込んで、くちこ、勝利。
看護学生の教育がなっていない言われたらしいけれどね。
副院長には、入学面接で、
「個人情報の紙1枚で偏見を持つ貴方のような人を決して尊敬しない」と発言。
したらいけないと言うことは、殆どしました。
この頃のくちこは、自分の自由を守ることばかり考えていたのでね。
看護師の国家試験は、中座して一人でタクシーで帰りました。
みんなに超迷惑をかけつつ、
奇跡的に卒業し、合格。
成績は○でしたが、適性は0でした。
社会って凄いよね。
こんなくちこを31年も看護師として育ててくれました。
くちこは社会に育てて貰った恩を、
社会に返したい、と思っています。
あ、そうそう、クラス会。
それぞれの持ち場で、確実に社会を支えていました。
持ち場はそれぞれだけど、自分の一点を全うしているクラスメートが、くちこの誇りです。
「持ち場を守ること」