しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

センチメンタルな頃  その2

2014年06月27日 20時12分13秒 | 日記・エッセイ・コラム

しつこく、過去ブログを読んでいます。

ふーむと思ったり、なあると思ったり、

懐かしい昔のくちこがそこにいます。

 

夫についてくちこが丁寧に説明したブログがありました。

またまた此処にコピー!

 

 

知る人ぞ知る!

くちこ五〇歳の誕生日に、確定(入籍)した現夫ですが・・・

三〇年前だったら万に一つもあり得ない選択となりました。

四三歳で離婚後、相当弱っていたスキ?に、

空から怪しく小汚い蜘蛛の糸がスルスルと降りてきて、

いつまで経っても目の前に垂れていたんです。

百万回迷った末に、殆どの友の反対を押し切り、

二番目の夫にしてみました。

くちこの条件は、

・くちこは変わらないこと。

・自分の家に住み続け、自分の仕事をする。

・夫の世話は一切しない。

・くちこは100%自由であること。

   何時何処に行こうが、何時帰ろうが、

   思う時に思う事をする自由。

・濡れ落ち葉にならないこと。

 

夫は自分の車にスーツだけをギッシリ積んで、

ヤドカリの如く、くちこの家にやってきました。

あれから三年半・・・

夫の実家で、元気だった義父は亡くなり、

しっかり者だった義母は認知症に・・・

くちこの努めていた産婦人科は廃業し、

夫は定年に。

くちこの三人の子供達も次々と社会に託し、

くちこは・・・・

重い空の巣症候群になりました

いろんな不安、不満を余すところなく夫に吐き出し、

スッキリと深呼吸をするのが、くちこの常となりました。

 

呆れるほど不器用な人ですが、

くちこの根気強い教育と叱咤で、

微々たる前進を続け(匍匐前進とも言う)

今や、掃除、洗濯、料理を任せられるまでに成長しました。

ああ、教育とは素晴らしい!

くちこはカミソリタイプなので、シャープで脆い。

夫は鉈タイプなので、切れ味で劣るも常に安定しています。

くちこの「美味しい!」の一言で一日頑張れるそうです。

 

くちこは、物事を複雑に考えすぎるタイプなので、

この安定と単純に救われています。(秘密ですが)

くちこは、いつも怒ったり、怒鳴ったりしていますが、

夫はいつも楽しそうです。

くちこが一方的に怒っているだけなので、

ケンカをしたことにはならない、

というのが夫の理論?です。

これで断捨離と整理整頓を身に付けてくれたらなあ・・・

 

くちこ再婚の理由?

それは、もっと歳をとってから、

一緒にアルバムをめくりながら思い出話をする相手が欲しかったから。

以上で、支離滅裂ながら、夫の説明を終わります。

 

こんな事、書いていました。

くちこって、不動で不変なんだなあ、と感心!

 

Dsc02814

↑その頃の写真も発掘しました。

三人はくちこに命令されて庭のネットを組み立て中。

Leeが夫。

悪い子(長男)はちゃっかり夫のサンダルを履いている・・・

普通の子(次男)は夫を手伝おうとしている?

後日談・・・

息子達が家に入った後に、夫が作り直した・・・らしい(^_^;)

くちこが問いただすまで何も言わない夫です。

らしい・・・な。

 

過去ばかり語るようになったら・・・やばいよね、くちこ(T_T)

コメント (34)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センチメンタルな頃

2014年06月27日 08時18分41秒 | 健康・病気

最近、ひょんなことから自分の過去ブログをよみふける日々となりました。

此処のブログ(ocnブログ人)秋に閉鎖だそうで、くちこもアホなりに、引っ越しに力を尽くす所存ではあるのですが・・・

 

昔のくちこ、凄いな。

頑張ったな。

そして、今のくちこ。

終わってるなあ。。。。。。

 

↓此処から、昔のブログです。

 

 

コードブルー・ドクターヘリⅡ始まりましたねえ。
第一回で、何度も出たセリフ
「医療の現場に奇跡はない。」
いつも、結構勉強になるなあって、みているんだけれど、
この言葉は、ちょっと・・・

だって、
医療の現場は理論が全てではない。
知識は当然必要。
理論的な思考も必須。

でも、
人智から離れたところで流れが起こることもある。
これは、くちこ的事実。

その例をあげるときりがないのだけれど・・・
例えば・・・

いつかの高齢出産。
ほんの数分で急変。
理屈抜きで、猛烈に悪い予感。
昼行灯的ドクターの背中を突き飛ばすが如くに、緊急性を強調!
後、秒単位に激烈悪化!

搬送しても間に合わない。
今からここで手術をしても・・・
しかも人手もない。
もう、無理なのか・・・

胎児はかろうじて、ほんの気持ちほど心臓を動かしている。
もう、一分後の保障もできない。

で、
大きな声では言えませんが・・・

素手のまま
当然、オペ着もなしで、
オペ台にも移さず、
なんと、皮膚麻酔だけで、
お腹を開き、子宮を開き、
既にダラリとなった胎児を出しました。

お母さんの体を固定する暇もなく、
もし痛みであばれても、それを押さえる人手はない。
お母さんは、声一つあげず、指一本動かしませんでした。
そして、ベビーの蘇生を急ぐので、お腹は開いたまま・・・

くちこは電話機に走り、救急病院の小児科に重症仮死、自呼吸なし、四肢緊張なしのベビーの受入を要請。
救急車も依頼。
「保育器付きでお願いします。」
返事、「保育器はありません。」
(以前はあったのに・・・・)

信じられないことに、9分後、自呼吸が出ました*(キラキラ)*
その血だらけで、かろうじて生きているベビーを湯たんぽと毛布にくるんで、くちこが抱いて救急車に乗りました。
1分でも1秒でも早く、小児科に渡したくて!

発車しません、救急車・・・何故?
「受入確認をしています。」
「言ったように、もう私がしています!」
「それでも、再度確認して発車するのが規則なので。なかなか電話が繋がらないのです。」
抱いているベビーが冷たくなっていくのが伝わって・・・
「絶対受け入れますから出てください!!!」

救急センターに着くと、
ストレッチャーの上にフル装備の保育器がセットされていて、
小児科医が三人、足踏み状態で待機していました。
ベビーを入れると、疾風のように小児病棟へ
必死で走って追いかけるくちこ・・・

他のスタッフは、オペの続きをしていました。

でね、
二人とも元気です
お母さんも、赤ちゃんも、
何の障害も残さず

翌日は何事もなかったかのように仕事をしましたが、
血だらけの受話器とプッシュボタンが、夢ではなかったことを教えてくれました。

だからね、
「医療の現場に・・・奇跡は・・・ある。」
と思うくちこです。

これをね、
くちこ語で言うと、
「生き運」と言います。

あ、まだ、くちこが臨床にいたころの昔話です。
でね、くちこは、看護師生活において、自分の勤務では、一人も亡くなっていないのですよ

  ご静聴、どうもです。 

上記のような現場にいたくちこです。

確かにいた・・・

喜びや感動の背中合わせには、責任や恐怖との戦いが・・・

この病院がお産の取り扱いを辞めたとき、この仕事から離れました。

社会の一点を確かに支える実感、やり甲斐、疲弊・・・・

こんな戦線を離脱して、臨床から離れた医療職へ。

なんとなく、くちこの中で、いろんなものが消えていきました。

新たな仕事を覚え、殆どパソコンに向かっています。

この仕事もまた必要な仕事なのだけれど。

くちこがくちこ的に輝くことはありません。

子育ても終わり、戦場からも帰還し、

なんだか、へとへとと、いろんな文書を作成したり、読んだり・・・

椅子から臨床の現場を眺めています。

 

こんな写真、発掘しました。

くちこはベビーを預かる時は手元に並べておきます。

人が泣いたからといって安易に泣かないこと、人は人。

領土侵犯は、遠慮がちに。

お腹が空いたと思うのは気のせいであること。

等々、世の中の正しい渡り方を教えていました。

Dvc00023

 

あ、くちこ、センチメンタルながら元気です(*^_^*)

8月には、↑のような孫が生まれる予定ですから(^_^)v

 

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする