くちこは、ド素人ながら、明治、大正時代の和館、洋館を見るのが好きなんです
くちこも、江戸時代から続く古い商家的建物で生まれ育ったし、
偶然、下関時代、ピアノの先生宅は、関門海峡を見下ろす大正ロマン的な洋館だったのもあり、でね。
風景がふわりと揺らぐ古いガラス板が並ぶ窓を見るだけでも、心がふわり
萩の古い町並みを歩きつつ、心の準備万端で到着
来館者は、くちサメだけ。
一人百円の寄付を払って、懇切丁寧なガイドをしていただきました。
此処をお借りして?
厚くお礼申し上げます
この建物は・・・↓
明治期には、夏みかん栽培を奨励した小幡高政がここに居住し、建物の主要骨格が形成されました。
大正期に田中義一の所有となり、母屋などの増改築が行われて現在の建物となりました。
邸内には肖像画をはじめ陸軍大将時代に身につけた正装(大将服)など、義一ゆかりの物が展示され一般公開されています。
五松閣と呼ばれる建物からは河畔の景色を楽しむことができます。
田中義一氏とは・・・↓
田中義一は、文久3年(1863)藩士 田中信祐の三男として生まれ、陸軍教導団、陸軍士官学校、同大学校に学び、日清戦争出征後、ロシアに留学しました。
日露戦争では開戦論を唱え満州軍参謀として出陣。
山本権兵衛内閣の陸相を経て、政友会総裁に就任、昭和2年(1927)に内閣総理大臣となりました。
翌3月、共産党に対し大弾圧を行い、同年6月には緊急勅令をもって治安維持法を改正するなど、反動的政策を行い、対外的には対中国侵略の強硬外交方針をとりましたが、張作霖爆殺事件によって昭和4年に辞職しました。
享年66歳。
まあさ・・・
此処は、明治維新を牽引した長州ですからね。
総理大臣なんて、ボロボロ出ています。
萩出身だけでも、山形有朋、桂太郎もです。
山口県で括ると、伊藤博文、寺内正毅、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三・・・
吉田松陰が主宰した松下村塾があったのが萩ですからね。
あんな短期間に、あんな小さな部屋から、よくもこれだけの偉人を排出したものだとビックリコンコンです
入り口 この釘隠しがある3部屋位だけが、元々の建物(小幡時代)
偉い人の印って、中国的だったのね・・・ 深い庇
分かりにくいですが、写真中央は珪化木(木化石)木が石になったらしい・・・ 川から船が屋敷内に入る入り口↓
千鳥模様の欄間でした↓ 顔だけ田中義一の鍾馗さん(元の色じゃブルーだったらしい)
この扁額の字は、毛利元昭が書いたそうです 書院造りの造作
良い風が通る懐かしいような部屋 遊び心のある床
↓これお風呂、一つは予備の熱い湯が入っていたらしい。(多くの人が入れるように)
ここで、くちこは、人生初、歴代天皇の直筆を拝見したような?
明治天皇の直筆も見たかったなあ。。。
毛利藩時代の邸宅地図
ここで・・・
ふと思いついてガイドさんに質問。
実は、くちこの母方の家は、聞くところによると、毛利の血筋?
※確かに、家紋は毛利。
祖父は、馬に乗って付き人と通学していたとか?
領地?は馬で回っていたとか?
明治維新で活躍した長州藩ですが、
祖父の家は、早々に没落したらしく、
祖父は、長男ながら大学を中退。
警察署長になったものの、拷問などに絶えられず辞職。
その後、北原白秋に師事?
とにかく、小さな印刷所に勤めながら、俳句の先生をしていました。
くちこが生まれた時には既に、小さな借家住まいで、赤貧の日々だったようです。
ただ、苗字が、毛利ではなくて、佐久間なんです。
すると、ガイドさんが、↑の地図に佐久間と言う家もありましたよ、と。
で、今、人生初、祖父のルーツをネットで検索。
名前は無かったです。
墓所だけは、たいそう立派で、毛利の家紋の入った灯籠が道筋に並んでいた、ような・・・
まあ、従兄弟が独身なので、断絶なのですけれどね。
叔母は県営アパートに住んでいるしね。
かたや、田中義一氏は、藩士の息子とあるけれど、お殿様の籠かきの息子だったそうです。
明治維新って、ほんと凄いなとしみじみ。
最後に、お礼を言って帰ろうとしたら、立派な萩の夏みかんを貰いました。
旧田中別邸から、二キロ以内にある、桂太郎旧宅や、旧湯川家屋敷にも行きたかったのですが、
頑張らない、
無理をしない、
これを信条として旅行すると決めていたので、次回としました。
ついでに、前回、次回とした萩博物館も、更に次回となりました。
ここで、
皆さんの誤解を解いておきます
この度の目的は・・・
絶景の角島大橋?否。
萩の旧宅巡り?否。
最大の目的ながら、内容の都合で最後の訪問とした此処です↓
なんなら、明日にでもまた行きたいくらいです
これらは、通販では買えません
行くしかない
去年の秋の購入してあまりに美味しかったので、リピ
人気No1の牛蒡天がどんなに美味しいか
もう、他のは食べられなくなりますよ。
この旅はね、これを買う旅で、後は、その枝葉です
帰りは、道の駅センザキッチンへ。
瓦風蕎麦を食べた後なのでお腹は空いていないけれど、これを購入して持ち帰りました。
7,8分待たされますが、新鮮な地魚の手作り揚げたてを挟んでくれます。
ちょっと、トルコのサバサンドを思い出しました。
自家製タルタルもソースも美味しかったです
バーガーは写真の二つにしました。
アジフライやさわらメンチカツやのどくろフライも購入しました。
この手作り揚げたての品々、全部で1680円。
ありがたや
道の駅おふくで、足湯をして(無料)、
酒粕アイスを食べて、
高級食パンを購入して帰宅しました。
帰宅後、夕ご飯↓
くどいようですが・・・
一番嬉しかったことは、くちこが元気だったことです
前回の萩ね、
そうじゃなくて、自信喪失、軽くトラウマになっていたのでね
長々、御精読、ありがとうございました