8月 2日
そういう商習慣は?
ニュースになったのはLP(液化石油)ガスのことです。このガスはブタンや
プロパンが主成分となっています。家庭用にはプロパンが多く使われているの
で、プロパンガスと呼ばれることが多いですね。
都市ガスはLNG(液化天然ガス)で、メタンが主成分となっています。
で、どういうことがニュースになっていたのか?
それは、プロパンガスの販売店(小売り店)が。契約を取るために、ガスと
直接関係のない設備を取り付け、その設備費用をガス料金に上乗せしていた。
ってことです。
賃貸住宅(アパートなど)の大家さんに「どうですか、コレコレの設備を
付けますから、アッチの会社からコッチに乗り換えませんか?」てな勧誘を
している販売店があるんだそうですよ。
アパートだと、プロパンガスは大きなボンベから分配するようになっている
ことが多いわけで、実質、大家が決めたガス会社となりますよね。
大家(オーナー)さんとしては、タダで設備を取り付けてもらえますから
そりゃウレシイでしょうね。ガス料金は店子(住人)が払うんだから、自分の
腹は痛まない。
それじゃ、どんな設備を取り付けるのか?
エアコンや給湯器、ガスコンロ、モニター付きインターホン、宅配ボックス
設置、もうリフォームの請負業者ですよね。
プロパン、まだ全国で2200世帯(4割)が使っています。
プロパンガスにも利点があって、熱量が高いので料理店(火力が必要な中華
屋さんなど)は都市ガスが使える地域であってもプロパンを使うことがありま
すね。
災害のときでも復旧が早いこともプラス点ですよね。地震などでは地域全体
として被災・復旧ですが、プロパンだと自分の家だけだからすぐに復旧です。
重要なインフラとして「電気、ガス、水道、電話」などといわれますが、
プロパンガスもそれに入るんじゃないでしょかね?
それにしては設備設置費用をガス料金に上乗せしているのはいかがなもの
か?ですよ。商習慣となってしまっていて、このことはずいぶん前から行われ
てきたそうです。
我が家、10年ぐらい前にプロパンから都市ガスにかえたんですが、隣近所
にはプロパンを使っている家もあります。
アタイはリスクよりも料金を選択したので、我が家では都市ガスです。(^^)/