彼岸の中日に、墓参りに行かなかったので、今日行ってきた。
庭に咲いている花々を切ってから、まずは愛野町の光西寺の室内墓のおばさんたちの墓に参る。
老住職様が、お寺の庭の掃き掃除をしておられた。
子どもの頃には、怖いような存在の住職様だったが、若住職様に住職を継承されてからは、おだやかな丸みのある顔立ちに見えるようになった。
朝の6時のお寺の鐘を突くのも、老住職様の日課だと聞いている。
一日も絶えることなく、数百年の間、連綿と地域の住民に時を伝え続けているお寺の鐘。
お寺の鐘突きは、年寄りの仕事だと、いつかの法事の時に若住職様(現住職様)が言っておられた。
現住職様も70歳になられたら、次の世代に住職を継承されることになるのだろう。
そうなれば、現住職様が老住職様になって、朝の6時のお寺の鐘を突かれることになろう。
そのようにして、お寺の日々の営みは、途切れることなく続けられて行くことだろうが、我が家の墓に参ってくれる子孫たちは、果たしていつまで繋がってくれるのだろうか。
子孫が途絶えれば、墓石は草むらの中に埋もれて、無縁墓になってしまう。
できることならば、未来永劫、墓掃除と墓参りをしてくれるように、子孫の血脈が続いて欲しい。
そのようになれるように、今日一日の一族の息災を、ご先祖様にお願いしてお参りした。
南無阿弥陀仏。
豊田一喜
庭に咲いている花々を切ってから、まずは愛野町の光西寺の室内墓のおばさんたちの墓に参る。
老住職様が、お寺の庭の掃き掃除をしておられた。
子どもの頃には、怖いような存在の住職様だったが、若住職様に住職を継承されてからは、おだやかな丸みのある顔立ちに見えるようになった。
朝の6時のお寺の鐘を突くのも、老住職様の日課だと聞いている。
一日も絶えることなく、数百年の間、連綿と地域の住民に時を伝え続けているお寺の鐘。
お寺の鐘突きは、年寄りの仕事だと、いつかの法事の時に若住職様(現住職様)が言っておられた。
現住職様も70歳になられたら、次の世代に住職を継承されることになるのだろう。
そうなれば、現住職様が老住職様になって、朝の6時のお寺の鐘を突かれることになろう。
そのようにして、お寺の日々の営みは、途切れることなく続けられて行くことだろうが、我が家の墓に参ってくれる子孫たちは、果たしていつまで繋がってくれるのだろうか。
子孫が途絶えれば、墓石は草むらの中に埋もれて、無縁墓になってしまう。
できることならば、未来永劫、墓掃除と墓参りをしてくれるように、子孫の血脈が続いて欲しい。
そのようになれるように、今日一日の一族の息災を、ご先祖様にお願いしてお参りした。
南無阿弥陀仏。
豊田一喜