川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

両総公園巡り(下)

2010-04-03 08:59:04 | 出会いの旅
 4月1日(木)晴れ時々曇り

⑤国民宿舎白子荘から見える日の出

目が覚めると部屋(3F)から太平洋に朝日が昇るのが見える。この国民宿舎は古くてエレベーターがないのが困るが新しい経営者の心配りが感じられてまた利用しようと思う。

 http://www.jalan.net/kankou/spt_12424aj2202035413.html

⑥片貝漁港
 作田川の河口に創られた漁港だが近年防潮堤を長くのばして拡張しているようだ。何時か砂で埋まってしまわないだろうかと心配になる。
 地元の人に高村光太郎詩碑への道を聞いたら港のそばの夢二の碑のあるところまで案内してくれた。勘違いされたようだ。(高村)智恵子の妹さんはこの地に住み着いたと教えてくれる。


http://www.pref.chiba.lg.jp/nourinsui/14gyokou/gyokoseibi/chibanogyoko/katakai.html

⑦ 伊能忠敬記念公園

 片貝の港から内陸に入った小関という村の生家跡に創られた小公園。槙の生け垣で囲まれた家々が続いている村のたたずまいがいい。近くの妙覚寺まで歩いてみた。

http://www.99beach.com/kankoh/list/area3_inou.html 

⑧伊藤左千夫生家

 成東の町の入り口にいちごを売る店があったので寄る。すぐ近くに伊藤左千夫の生家。店の人は娘時代に生家の掃除などをしたものだという。

http://www.99beach.com/kankoh/list/area3_itosachio.html

 遠い昔、映画『野菊のごとき君なりき』を見た。中学生の時だ。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD24595/

⑧佐倉城址公園

 旅の終わりは佐倉城址とする。昔、国立歴史民俗博物館を見学した時から城跡をゆっくり歩いてみたいと思ってきた。

 川越と同じように江戸幕府の重臣の城跡で維新後軍の施設になったが、宏壮で風格のある城址公園として整備されている。
 本丸跡の広場のあちこちに花見の人々の輪がある。

 川越城址は無惨である。川越高校など公の施設が占拠しているだけならともかく、無数の民家が侵入している。こんな風情のない城跡も珍しい。

 近頃新しい市長が「風格のある都市」造りなどと言っているがこの城跡を何とかしなければむなしい。川越高校などは直ちに撤去し、旧城内の民家も移転させ、市民の憩いの場にする方向に検討ぐらいしたらどうか。

 ぼくは川越に住んで41年になるがみみっちい商魂ばかりが見える街で、およそ「風格」
とは無縁である。やっているのは箱庭いじりのような街の改修ばかりだ。

 佐倉城址には谷戸のようなところもあり、歴博の見学を含めれば一日は過ごせるところだろう。
 ぼくの生徒だった人や父の同僚だった方の住む町でもある。今度は泊まりがけで来ようと思った。

 佐倉城址公園を紹介する行き届いたブログがある。ゆっくりご覧下さい。
http://4travel.jp/traveler/mh-yamaji/album/10109439/