川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

カラスの行水

2010-04-11 06:51:17 | 川越・近郊
 4月10日(土)晴れ

 近郊に春を迎えた喜びを満喫するサイクリングもそろそろおしまいです。今日は丸木美術館を訪ねることにしました。

 川島の落合橋から越辺川の土手をさかのぼるのがいつものコースですが土手の天端の舗装工事中で通れません。やむなく、道場橋までは井草の村中の旧道を行きます。おかげで笛木醤油の懐かしい景観に出会いました。

 笛木醤油http://www.kawagoe.com/kinbue/info.html

 道場橋からの土手の道はまだ通れます。5月末までにこの舗装工事は完成するそうです。完成すれば落合橋から高坂橋までの越辺川沿いの道が快適なサイクリング道路になります。

 僕にとってはありがたいことですが、本当に必要なことなのか?とも思います。「河川管理のため」といって5~6m幅の立派なアスファルト舗装の道が作られているのです。今まで通り砂利道だと何か不都合があるのでしょうか?

 川越圏のあちこちで進行していることで今日も二か所で出来上がったばかりの道を走りました。気持ちはいいのですが公金の使い道として妥当なのかと、貧乏人は思ってしまうのです。

 越辺川の白鳥が十数羽、中洲で休んでいるのがみえます。シベリヤに帰り損ねたのかな?

 高坂駅前の「餃子の満洲」で昼食、美術館到着は1時半過ぎです。

 都幾川のほとりの桜は満開でまさに春の盛りです。事務局で団子をごちそうになった後、流流庵で休憩させてもらいます。

 丸木画伯夫妻のアトリエだったところですが今は参観者の休憩所として開放されています。全面ガラス張りでこのあたりの風景の全貌が目に入ってきます。天国のようなところです。

 桜の木越しに見える都幾川の流れにカラスが十数羽集まってきて行水をしているのが見えます。結構時間をかけているようです。毎晩「カラスの行水」に終始する僕としては興味深い観察です。

 部屋の隅にあおむけになってみました。さすがに寝込むわけにはいかないので時々起き上がってカラスの行動に目を向けます。

  丸木美術館http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm

 美術館といえば絵を見に行くところでしょうが今日の僕には自然の風景を見て休むところでした。

 間もなく「沖縄展」が始まるようです。旧知の金城実さんの彫刻も展示されるとのことです。また来ます。

 帰りは対岸の神戸(ごうど)の村から峠を越えて鳩山町に出ました。大橋交差点付近で鳩川に沿った道を見つけたので流れに沿ってどこまでも行ってみました。

 越辺川に合流する川なので安心していたのですが最後の最後で道が尽きました。人一人がやっと通れるかという藪をこいで何とか自転車を道路に挙げた次第です。

 そんなこんなで家に着いたのは5時半すぎ、帰りは3時間もかかってしまいました。

中学の同窓会に出かけた妻が作っておいてくれたカレーライスをAくんと娘と3人で食べた後、8時にはgo to bed。