川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

民主党よ、検察をどうする

2010-09-11 06:52:52 | 政治・社会
 台風の通過に伴って雨が降って過ごしよくなりましたが、僕は体がついて行けずこの二日ばかりやや不調でした。季節の変わり目によくあることです。今朝はもう大丈夫。

 昨日、厚生省の村木元局長に予想通り、無罪の判決があった。

 許せないのは平気ででっち上げた検察庁とお上の情報を垂れ流し続ける御用マスコミだ。東の小沢、西の石井、と検察のターゲットになっていた石井一議員の発言。


  石井一議員「検察必要か問題提起した」

         (2010.9.10 21:10 産経)
 
「一体この事件は何だったのかと言いたい。検察の存在が必要かどうか社会に問題提起した事件だ」。村木厚子元局長の無罪判決を受けて会見した石井一参院議員(76)は顔を紅潮させ、語気を強めた。

 石井議員は判決について「無罪になったのは当然」とし、「“議員案件”として私がかかわった事実がないと証明され、非常に気分がすっきりした」と感想を述べた。その上で「事実と違うことを認めるよう強要する捜査手法はおかしい。犯罪を製造しているようなものだ」と検察を批判した。

 一方、報道についても「マスコミは検察捜査の検証をするだけでなく、自らの報道の検証もすべきだ」と話した。

 出典○http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100910/trl1009102111031-n1.htm

 その通りだ。疑いも晴れたのだから石井議員には検察とマスコミの責任追及とえん罪防止のために必要な立法に全力で取り組んで欲しい。

 取り調べの可視化が言われて久しいのに民主党政権は何をやっているのか。

 裏金問題に関わる検事総長の国会喚問はなぜ出来ないのか?

 えん罪の続出で国民の検察・裁判への不信は頂点に達しているのではないか。

 検察といえど行政機関である以上、法相や首相の指揮権限下にあることは言うまでもない。えん罪の続発という事態の中で検事総長を国会の喚問に応じさせたり、特捜部の廃止などを命じたりすることは出来ないのか。検事総長の人事を国会のコントロール下におくという案はどうなったのか?

 首相や法相がリーダーシップを発揮すれば出来ることばかりではないのか。

 小沢前幹事長をクロとする「世論」に迎合して自分の地位を守ろうとする菅首相に言っても埒があかないことは解っている。何とも情けないことである。

 民主党の代表選挙はどうなるのか?こんな情けない事態を打開する意志を示せなければ政権交代の意味はない。

 参考○山口一臣(やまぐち・かずおみ)「村木裁判は氷山の一角 ── 世の中を混乱させた検察への怒り」
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2010/09/post_96.html