goo

リノベーション

伝統をコンタンポラリーに、そして未来へ、、、!!
同じ77年生まれのデザイナー大城健作と、リグーリアの伝統工芸に新たな息を吹き込みます。



伝統を日本人のフィルターを通して考える、、、これはいつも料理をするときに考えてることですが、ただ日本の香りや味を使うんではなく、どうしたら日本人の感性を通して、イノベーションやリノベーションができるんだろう?



今回は椅子も同じように取り組んでいます。




https://ja.m.wikipedia.org/wiki/キアーヴァリ

それにしても美しい繊細な曲線でセクシーです。そして軽い、、、
知る人ぞ知る、イタリアの名作椅子なんですよね、キアヴァリは!

正直、健作に聞くまでは知りませんでしたが、、、笑

これだけグローバルになった社会だからこそ、やはりアイデンティティを大切にしなくてはいけないと思っています。
そんな思いを組んでくれています。
ニースのお店の椅子なので、同じリグーリアの伝統工芸で、しかもとても歴史のある椅子なのでお客様の反応が楽しみです。
椅子にはジャポニズムを吹き込んでみたいと思います。

そして食卓につく楽しみを見直していければと思います。



健作とはほぼ同じ時期からヨーロッパをベースに仕事をしてきた同志、、、
フィールドは違いますが、分かち合える仲間です。



その健作と、キアーヴァリに行ってきましたが、、、やはり現地に行くといっぱいインスピレーションを受けました。



椅子の木の質を選ぶのひとつとっても、、、

やはり、移動距離=クリエイティブ力と言いますが、移動することで人はインスピレーションをいっぱい受けるようですね!!



そして職人さんとお話をさせてもらうと、、、いろんなアイデアが出てくるし、いろんな歴史を教えてもらえました。
こういう話を直接聞けるって非常に大切ですし、、、こういう話からまた創作意欲って出てくるんじゃないかって思います。



これは去年独立したばかりの健作のサイトです。
http://www.kensakuoshiro.com
とってもおしゃれです。
今後の彼の活動も非常に興味深いです。



今回の椅子作りもですが、、、普段での仕事でも大切にしたいな〜って思っていることは、

他人と違うオリジナリティではなく、自分の中にあるオリジナリティを大切にしたい

ことであったり、

都会の文化は時代と共に生き抜き、地方の文化は土地と共に生き続けている。

ことです。


ヨーロッパに長く住む日本人だからこそできることってあるんじゃないかって思います。
それを同い年の仲間と取り組めるのは本当に光栄なことです。



自分たちのエゴのためではなく、、、お世話になっているヨーロッパの伝統のためにこれまでの経験を注ぎ込めればと思います。



座った方が何を感じてくれるか?

もちろん食事をする為に、リラックスして欲しいですが、やはり歴史にも触れて欲しいなって思います。
グローバルな時代だからこそ、地域社会の魅力に触れてほしく思います。



とっても優しい顔のおやっさん、、、次は12月ぐらいかな?
椅子の製作の工程を見にいければと思います。
goo | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  

line