ビリヤードの神技 トリックショット集
billiard Trickshots 
おねーちゃんではなく玉を見て
ください（笑）。
マッセがめちゃうま。
よーく考えると、おねーちゃん
台の上にいる必要はないんです
けどね（笑）。
ドラマ『プロハンター』(1981)
で横浜山下公園をサイクリング
する草刈正雄と名取裕子と藤竜
也と犬のボギー。
このドラマ、探偵事務所のビル
の1階で喫茶店を経営するママ
役の名取裕子さんがめちゃく
ちゃかわいい。
劇画『ワイルド７』のイコちゃ
んの雰囲気全開だ。この時、名
取裕子23歳。いい感じ。
三人はサイクリングしながら
ハマの港からこんなところま
で来た。
うそ～ん。
向こうにこのドラマ撮影の10
年前に私が通った小学校のあ
たりが見える。
この1981年放送のドラマから
39年後の2020年現在の同場所。
マイホームタウン横浜。
この町で私は育った。
『プロハンター』(1981)での
撮影場所のここ、カナチュウ
でバス通学の時の小学校の通
学路だ(笑
ドラマの10年前の1971年には
ここにいた。
山下公園からこの坂のシーン
の場所まではちょいと距離あ
ります。
競輪選手やサイクルロードレ
ーサーではないのだから、チ
ョイ乗りでは無理。
しかも、フジタツの乗ってる
自転車は戦前戦後に「重荷用」
と呼ばれていた実用自転車だ。
今では珍しくて見なくなった。
古いヨーロピアンタイプだよね。
この坂をギヤ無しチャリで登る
のは無理だと思う。
住んでいたから分かるけど。
横浜って、坂しかねーでやん
の（笑
あ。ハーバーと海があったか。
例によって『プロハンター』
ネタなのだが、最終話の一話
前、第24話のゲストは歌手の
大滝裕子だ。
このドラマはゲスト俳優が結
構目を引く。森下愛子さんが
出ていた回もあり、目が釘付
けだった。
大滝裕子さんは1963年3月生ま
れ。松田聖子と同じ音楽オー
ディションに応募していた。
デビューは松田聖子さんより
も3年早く、16歳でデビューだ。
驚くことがある。
この第24話での18歳の大滝裕
子さんのしゃべり方と声がデ
ビュー間もない頃の松田聖子
にソックリなのだ。
声の質は似た系統の質だが、
とにかく話し方が松田聖子の
映画やテレビ等での「松田聖
子」という商品の話し方と語
調が全く一緒なのだ。
髪型をワンレンフレアのプロッ
ピーヘア（後に聖子ちゃんカッ
トと世では呼ばれるようになっ
た）にしているのは時代なり
と思うが、話し方が松田聖子
そっくりなのは正直驚いた。
どういったらいいか・・・。
東京弁を話す春やすこみたい
な感じ(笑)。
新型コロナで不幸にも亡くな
った志村けんさんの彼女でも
あった。
フジタツは実年齢は40才だが、
役の上ではこの時35才の元刑
事の探偵役だった。
大滝裕子さん。
松田聖子さん。
そして、この1981年頃までは、
女性たちはとても大人びていた。
それは歌手もアイドルも一般人
も。
アイドル歌手たちがロリっ子路
線のぶりっ子大発生となったの
は松田聖子が売れてからだった。
それまでは、純情そうな（ロン
グスカートの深窓のご令嬢風が
アイドル歌手には多かった）
アイドルなども、年齢よりも
ずっと大人びた雰囲気だった。
そうした路線は1980年代アイ
ドルシーンではすたれかけた
が、中森明菜がデビューでは
聖子タイプ路線だったのが、
二曲目から山口百恵路線に大
転換してお嬢様+大胆路線で
大成した。
実際に1980年代（始まりは1981
年から。1980年が70年代の最後）
以前の70年代のティーンエイジ
ャーは大人びて見えた。
名取裕子（23）と草刈正雄（28）。
名取さんにしても23才にして
はとても大人びている。花屋
兼喫茶店のオーナーの役とは
いえ、妖艶だ。それでもチャ
リンコで探偵二人とサイクリ
ングに行く時などは若々しく
可愛い。
この作品の中では、アウトド
アに出る時以外のシーンでの
名取裕子はいわゆる当時流行
のニュートラファッションが
定番となっている。
当時のお嬢様の女子大生風。
野暮くさい大衆大学の早稲田
とか以外の大学ね(笑)。
フェリスや他の女子大とか慶
應などに多かった。実際の名
取さんは青山学院大卒。撮影
の前年に卒業した。青学や
明学もニュートラの女子大
生は多かった。
というか、当時の映画界ドラマ
界の中ではこういう大人びた雰
囲気の女性がスタンダードだっ
たような風がある。
ハタチではもう落ち着いた女性、
というような。成人だし。
今の20代って、男も女も見た目
の容姿も頭の中身もなんだか
幼い。
ビリヤードキューにおける染め＝
ステインは装飾として行なわれる。
木目がさほど目を引くものでは
ない個体材料を使った廉価なキュ
ーなどでよく使われるが、高級物
でも逆に木目の面白い材料を引き
立てるために透明度の高い褐色で
木目を透かして見られるように染
められたりもする。
木材の染めに関しては、近年、
木材の染めに関しては、近年、
スタビライズドウッドという
樹脂含浸染めが登場してきた。
これは木材にアクリル樹脂を
工業的工法で含浸させるのだが、
木部の硬い部分にはあまり染み
込まず、柔らかい部分にはどん
どん染み込む。
そして、そのアクリルに顔料を
調合することで、さまざまな色
あいを作り出せる。
だが、自然木の加工であるので、
模様の広がりは人間が意図して
作ることはできない。
そこに模様と色合いの幻想的な
美的表現が広がり、面白さを増
す。
これなどは、まるでアクアマリン
の中にいるような世界が広がって
いる。メープル材だ。
最近では、カスタム・ペンなどの
外装にスタビライズドウッドの人
気が高まっているようだ。
このスタビライズドウッドを使っ
てビリヤードキューのジョイント・
プロテクターなどを作ったら、か
なり面白い物が作れると思う。
ただし、キューに使用するには
問題が確実に発生する。
ジョイント・プロテクターはプレ
ーには使わないので全く問題は
ないが、プレー・キューの場合に
は課題が大きく立ちはだかる。
それは、樹脂含浸材は重量が極度
に増加する現実があるからだ。
それを防ぐにはペンのように中を
くり抜いて薄い円筒状にしないと
ならない。
当然、キューでそれをやったら、
コア材料の外回りの外装だけの為
の物となってしまう。
強化木としてコアネジにのみ実用
的な見地から使用するのとは訳が
違ってくる。
そうなると、キュー製作の設計を
根本から見直さないとならなく
なる。外側の巻きのみにスタビラ
イズドを使うという問題が一つ。
そして、打感と撞球性能をどの木
材から得るのか、という基本設計
思想の再構築が必要になるのだ。
ただ、綺麗だからと使うキュー
メーカーなどはいない。まともな
ビルダーのメーカーならば。
どの木はどのような気乾比重で
あり、どのような反発特性がある
のかをキュービルダーは知悉して
いる。
それらのノウハウと同等のデータ
や実証実験結果と経験と知識と
所見を持っているメーカーは現在
のところ皆無だと思われる。
もし、スタビライズドウッドを
キュー本体に使っているメーカー
なりビルダーが現時点でいると
したら、相当適当な「ただの見て
くれの棒」を作るメーカーである
とほぼ断言できる。
これまでの長年の各メーカーの
深い所見を短期間で凌駕する代替
指標を獲得できているとは到底
考えられないからだ。
そうなると、プリントキューと
変わらない位相となってしまう。
否、プリントキューのほうがまだ
木材のベースの特性を活かせる。
しかし、スタビライズドウッド
の場合は、スポーツの道具として
は現段階ではあまりにもデータが
少な過ぎる。
綺麗だからと飛びついて使って、
結構な高額でスタビライズドウッ
ドを使った自作キューを販売して
いるビルダーもいるが、かなり怪
しげなメルクマールである事は諸
条件の物理的現実から明白だ。
一方、なぜこれまで多くのステイン
が廉価なキューから超高級キュー
まで運用されて来たのか。
それは、「ステインは重さを変え
ない」からだ。
さらに、現材の持ち味を一切殺さず
に道具として実用に供する事ができ
る。
つまり、現時点では、どんなにスタ
ビライズドウッドが模様と色彩に
おいて人目を引こうとも、ステイン
のほうが実績を担保するだけの「道
具」としての要件を満たしている
のである。
ゆえに、ステイン。
木を殺さないステイン。
それが今も主流となっている。
なんでも、目新しい物に飛びつく
のが良策ではない。
ステインは、その染めの色の深
さと共に、道具の実用的見地か
らもかなり深いものを持ってい
るのである。
マイク・シーゲル(1953-)。
ニューヨーク生まれ。
13才の1966年から玉撞きを始めた。
世界王者3回。
ニックネームはキャプテン・フック
だ。自称ではなく、他者がそう呼び
広めた。
プロとしてのトーナメント出場は
1973年の彼が20才の時からだ。
それに先立つ事の1972年、カスタム
キューメーカーのジョスからビル・
ストラウドが分離したのちに後年
ビルダーとなるティム・スクラグス
が参加する。
そして、同時期、パートタイマー
としてマイクがJoss Cueでキュー
作りに携わった。
マイクはツアートーナメント選手
を引退してからは、自らキューを
作り始めた。
今は気乗りしないのか、停止して
いる。
マイク・シーゲル・オリジナル・
カスタムキューを私は撞いた事が
ある。
Joss系の動体性能ではなく、私の
持っているボブ・ランデに撞き味
と玉の動きがソックリだった。
クリソツ。
このおっさんの撞き方は、私は
80年代には好きだった。
エフレンや立花系のスタイルで
撞く私とはアプローチが違うが、
この人の撞き方は好きではない
事はない。やるなー、という感。
でも、殆どがスタンショットなん
だよね(笑
1970年代からずっと。
変わった毛色なのは、この人は
右利きだという事。
それなのに、主たるプレーは全部
左手にキューを持ってやっている。
インタビューに答えた本人曰く、
「子どもの時、初めてキューを握
って構えたのが左だったから」と
の事。
こういう人は珍しいが、時々いる。
私の知り合いにも一人いる。
私は左利きだったが、幼児期に強
制的に右に無理やり矯正された。
うちの家では左利きは許されない。
碁盤の上から飛び降りた頃から矯
正が開始された。
正座して筆を持つのも右。
食事作法もすべて右手で箸を正し
く持って正しく使うように教育さ
れた。
これは英国軍隊でもそうで、左構
えの射撃などは勝手にやったら上
官からぶっ飛ばされる。
だが、スイッチショットはできる
ように世界最強の英軍SBSやそれ
の次に精強な特殊部隊SASなどで
は訓練される。
ただし、人間社会は今でも多くの
場面で「右専用社会」である事が
多い。ハサミなどは右利き用に
作られている。左用は特殊物だ。
ちなみに、日本社会における「上
席」は左である。
裁判においても、裁判長が中央で
左右陪審は左が上席。
ほら、「左右(さゆう)」という
でしょ？
「右左(うさ)」ではない。右から
始まるのは右往左往だ(笑
右往左往が座右となると宜しく
無い。座右とは、吾いる座のほう
が吾の傍の右よりも上位なのだ。
日本社会では左が上、先、前。
これは、良い悪いとは別に、そう
いう概念の歴史がある。
私が今まで37年間で使ってみて
とても良かったチョーク、ブルー
カラー限定のトップスリー。
第3位は、ナショナル。
廃番。もう新品販売はしていない。
1980年代の日米での普及チョーク
だ。
サラサラながらよく乗る。
減りは異様に早い。
やや小ぶりのチョーク。
第2位
シルバーカップの二代目、白ラベル
の座無し。廃番。
とても乗りが良く、散りもいい。
非常に優れたチョークだ。
素晴らしいの一言のチョーク。
第1位
1800年代から数えて何代目か
分からないブランズウィック
社の2000年前後のモデル。
通称「黒ブラ」と呼ばれる物。
塗った感覚は、ほぼ茶ブラに
近い。
乗り良し、散り良し、減りは通常
速度という申し分ない製品で、私
の経験上はベストオブベストだ。
廃番。
この後、別な黒ラベルとなり、
現行の金ラベルになった。
黒ブラと現行品の金ブラ。
正しい使用法を採ると、このよう
にプロペラ形にチョークは減る。
別名手裏剣形。
それを今度は平らに整えるように
使って行く。
さらに、試合前等の完全整形には
カッターの刃の背を使って平らに
均す。
チョークの上面を削って整える
のはビリヤード場の仕事の義務
だった。
チョークの手入れをしておらず
大きく穴ポコチョークのままを
客に出すビリヤード店は最低だ。
洗わずに汚れたままの皿を使う
料理屋のようなもので、常識と
してあり得ない。手抜きの範疇
を超えている酷い事であると
断言できる。
店の体質と人的資質のレベルが
即分かるのがハウスチョークだ。
使って減ったチョークは上面を
研磨して整える。ビリヤードの
世界の常識だ。
これが更に使い進んで減ったら、
このように上面を削って整える。
この状態がチョークというものの
ベストコンディション。
中央の丸凹みは平面出しをすれば
自然と綺麗な丸ヘコが出来上がる。
チョークという物はモーターサイ
クルのタイヤと同じで実際に自分
自身で使ってみないと良し悪しの
判断はできない。
まず自分で試す事だ。
自分のプレースタイルに合う合わ
ないもあるし。
一般概論として、チョークとして
良くないチョークというのは、ね
っとりし過ぎているチョーク。
何事も「適度」を超えての過剰性
を出すものは、本旨を外れてマイ
ナス結果に直結する。
かといって、サラサラ過ぎて乗り
が乏しいのも良質なチョークとは
いえない。
絶妙なあたりでその両者をバランス
させて、かつ「適度」な食いつきを
実現させるのが良質なチョークだ。
最近の非常識な超高額チョークは、
塗りの使用感も非常識でねっとり
とし過ぎている。
そして手玉は真っ青になり、スキッ
ド(ラシャとの不正抵抗により正規
軌道を玉が走らない事)が出まくる。
非常に良くないチョークを虚飾の
宣伝文句で包み込んで売り抜けて
いるのが、残念ながら現在の新参
メーカーのやり方だ。
そして、多くの人たちが、それの
宣伝文句を鵜呑みして、バイクの
タイヤに換算すると1本76万円も
するような1個金額のチョークを
買う。
それで、性能が良ければまだいい
のだが、決してそんな事は無く、
老舗メーカーの廉価(というより
適正価格)なチョークより確実に
能力が劣る物ばかりが新参メーカ
ーのチョークなのだ。
企画された仕掛けの情報に踊ら
されず、自分で使ってみる事。
それでないと判断はできない。
同じ会社の製品の同じブランド
であっても、製造ロットによって
質が違ってくるので、チョークと
いうのは扱いが難しい工業製品だ。
粉の焼き練り固め物だから、レン
ガと同じく焼成の具合が毎回異な
るのでしょうね。
同じ銘柄でもロットによりアタリ
ハズレがあります。確実に。
同じラベルでも個体によりまるで
性質が異なるのはビリ玉界の常識
だ。マスターチョークなどはその
典型なのは業界では有名な話。
アタリ個体に遭遇したら、撞球人
はその個体入手先から同一個体群
をよく買い揃えたりしてます。
チョークに旬はあるのか。
私はそれは感知できない。
1980年代のナショナルチョークが
今でも実践で優秀な結果を出して
います。
チョークというのは、100年前の
物でも使えるのではなかろうか。
ビンテージ物は博物館系なので
使うのは回避したほうがよいで
しょうが。
チョークは、現行の99円のマス
ターや150円のブランズウィック
でも使用には充分です。
ただし、プライベートチョークは
上面の整備は必須。
キュースティック先のティップの
切り削り整えの整形と同じく、自
分で自分の道具は整備しましょう。
北海道知床で沈没した観光船は
引き揚げではなく曳航している。
先ほど、本日昼前、外れてまた
沈没したようだ。
今度は水深180メートルの底まで
沈んでしまった。事故時の海底よ
りもずっと深い。
この船は1985年に岡山県の船舶
会社が広島県三原市の三原港から
瀬戸内海の生口(いくち)島の瀬戸
田港まで就航させた船体だ。
高速船と呼ばれる観光船である。
波の無い瀬戸内海向けの設計だ。
波の無い瀬戸内海向けの設計だ。
外海で使用する事自体に無理が
あるのでは。
いろいろな無理が重なり無茶と
なり、笑顔の観光が取り返しの
つかない悲劇に転じてしまった。
人災だ。
思った通りにキューボールを動か
す事を実現できるキュー。
入れに強く、出しに強い。
自在制御可能。切れ味も鋭い。
今は廃番だが、アダムの最安値
ラインナップのキューだ。
ハウスキュー用の製品。
25年前の定価が¥6000。
性能はずば抜けて良い。
何だか考えちゃうなぁ。
キューの価値というのは何なの
であろうか、と。
いろいろ啓示を与えてくれる意味
でも、良いキューです。
東方見聞録というよりも、宇宙
空間を体験させてくれる。
見せる世界はギャラクシー。
大阪一の賭け玉師渡辺が根城に
している天王寺の「天王寺ビリ
ヤード」。
この店のチョークはブランズウィ
ックの茶色ラベルだ。通称茶ブラ。
関西一の選手権王者玉田老人の
孫だった玉田ユキの店、道頓堀
に新規オープンした「ビリヤード
紅白」。この店で引退していた
往年の撞球師武内鉄男と周囲の
人間全てを裏切った極道息子の
政夫は熾烈な親子対決をする。
「ビリヤード紅白」のハウスチョー
クはナショナルトーナメントだ。
1980年代に日本で大流行したチョー
ク。柔らかくノリがとても良い。
減りは異様に早い。
映画『道頓堀川』で使われたのは、
アメリカの北部シカゴで製造され
た物ではなく、映像からはロゴが
長い事が確認できるので、南部
ジョージア州の都市メイコンに
移転後の後期のチョークである事
が判る。
メイコンは南北戦争の時は南軍の
武器庫と呼ばれた重要拠点で、
州都アトランタから北に136kmの
地点にある。世界最古の女子大学
ウェスリアン大学は1836年にメイ
コン市に設立された。
チャンネルがありません
