渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

死ぬまでに、一度は弾いてみたい名曲15選

2022年05月18日 | open

死ぬまでに、一度は弾いてみたい名曲15選
- 楽譜集出版記念!【作業・勉強用BGM】
ピアノカバー - CANACANA


誰が弾きたいのかという問題はある。




ポケット台でできるキャロムゲーム

2022年05月18日 | open



ポケット台でもキャロムゲームが
できます。
私も手玉2個、黄1番、赤3番の四つ
でキャロムをやる事を仲間とやっ
いました。かなり面白いのです。
ポケットインした玉はファールとは
せずに台上のスポット戻し。
どの玉から当てても1点の私設ルール
でやっていました。
楽しみとしてだけではなく、手玉
動かしの訓練にもなるので、練習
を兼ねて時々やっていました。


ポケット台でのキャロム種目は、今
では完成されたゲーム形式がある
ようで、こちらのカイルン
という
種目は完成
度がとても高い。
面白そうです。


プールキューの性能 ~上質な性能の台湾キュー~

2022年05月18日 | open




プールキューの性能と評判が
良くて、引く手あまたのキュー
がある。それが、故ジェリー・
フランクリンが作ったサウス
ウエストだ。
日本人も多くがサウスを入手
して愛用している。ここ四半
世紀ほど。

ただ、ぶっちゃけ、正直なところ、
私には合わなかった。都度機会
があるごとに撞かせて貰ったの
だが、詳細は割愛するが、細かい
部分で私には合わない。
唯一、1本のみ、先角に象牙パティ
ーナ色のマイカルタを使った個体
のみ、とんでもなく自分に合った。
あとは、何というか、ほとんどが
「これ?」という感触だった。
「う~ん。全く悪くはないが、

自分の好みではない」というよう
な感じ。
これまでサウス(実物)は10本以上

の個体を撞いてみて、お!と思った
のは1本のみだった。もちろん、
ジェリーが作ったシャフトだ。
素晴らしかった。

(サウスだけでなく、カスタムキュー

にハイテクシャフトを着けるのは
私はナンセンスの極みだと思って
います。最初からハイテク用に
開発設計されたバットならばよい
のですが。ハイテクシャフトや
カーボンを装着するなら、カスタム
キューではなくアダムやメッズの
最初からハイテク用に設計された
ラインの製品群で十分だ。カスタム
キューを持ちたいのが、キューと
してではなく所有物欲と見得と
自己満足を得る目的のためだけで

あるので、そういう事をするのは
極めて撞球人として魅力のない
ユー
ザーだと私個人は感じている。
なぜならば、精魂込めてビルダー
が作ったノーマルソリッドスタン
ダードシャフトを使わずに捨てる
という行為をそうしたハイテク
信者たちは現実にやっているのだ
から。
それでいながら、「私のキューは
〇〇」とか「〇〇が私の好きな
キュー」とか「〇〇ファンだ」と
言うのは、そりゃ無いだろうにと
思う。製作者に失礼過ぎるだろう、
と。
私はそれはやらない。やりたく
ない。
工業製品のシャフトを着けるなら
ば、工業製品のバットでいいのだ
し、それが適切、順当妥当だ)


日本国内に多く存在するパターン
のサウス
ウエスト。この系統のハギ
と銘木の色の組み合わせが多い。
「サウスは茶系」という印象がある

のは、そういう風合いのキューが
作品群の主軸だからだろう。

台湾本国ではサウスウエストが
「史上
最高、至高の世界一の
プールキュー」という
ような神格
化が広まっているようだ。

台湾選手が国際大会で優勝なりの
主たる成績を残すと、国家が本物
のサウスウエストのキューを1本
栄誉の章典として下し与えるとも
聞く。なんだか刀剣下賜のようだ。
そして、台湾製の台湾国産キュー
では、
サウスウエストのコピー
モデルがかなり
多いのである。
もう殆どサウスのみ、みたいな。

台湾では右を見ても左を見ても、
すべて南西なのだ。これ事実。

台湾は日清戦争に勝利した日本
が下関条約により事実上日本国
のように占領統治していた。
その影響もあり、日本人が台湾
に持ち込んだ撞球が台湾では
第二次大戦前から戦後、現代に
かけて非常に盛んだ。
中華民国は中国の正式国家だった
が、中国国内の国民党と共産党
は対日戦争では国共合作のウル
トラCで同盟して対日戦を戦っ
たのだが、その後国共分裂により
蒋介石の国民党勢力は中国本土
からも撤退を余儀なくされて
大陸本土の支配地を失い、台湾島
に逃げてそこを実効支配する
ようになった。
大陸は共産党が作った新国家
中華人民共和国が中国である
という系譜を名乗るように
なったが、清時代からの中国
継承者は本来は中華民国であり、
台湾こそが本当は正統な中国
だった。
しかし、大陸中華が国際承認
されるに至り、各国は西側諸国
さえも人口が多い大陸中華の
ほうを「正統な中国」と承認
するようになる。
日本は戦後は台湾が中国である
という姿勢だったが、それを
取り消して、共産党の大陸中華
と1972年に国交を樹立した。
大陸中華は「台湾は中華人民
共和国である」という姿勢を
崩してはいない。
元々同じ中国人であるのだが、
内戦による国家分断分裂に
よる悲劇が今も続いている。
本日のNEWSでは大陸中華の
人間がアメリカ国内で台湾系
の教会で銃を乱射して台湾系
アメリカ人を6名死傷させた
との報道があった。
同じ中国人同士で、悲しい出
来事だが、国が割れるとそう
なるのだろう。

撞球王国台湾において作られて
いたビリヤードのキューは、
あまりにもアメリカ製と日本製
のキューが出来が良いために、
1980年代には「台湾製は安物の
二流品」という印象が人々には
あった。
だが、内実は細かいハギの合わせ
等が雑なだけで、性能は十分過ぎ
る程にまともだった。
むしろ国産メーカーの「利かない
キュー」よりもよく切れて、かつ
よく玉を入れられるキューだった。
仕上げのみが雑だったのだ。
韓国製のキューも日本国内に多か
ったが、
韓国製は仕上げは良く
とも撞球
性能では日本メーカー
のOEMを請け負う特定韓国メー
カー以外
はサッパリな感あり
だった。

撞球性能一点張りならば台湾製
が頭一つ抜けていたのだった。

しかし、ブランズウィック社の
ビリヤードテーブルや家具や
キューなどは、1980年代の早期
に人件費の格安だった台湾に
工場を移転して製造していた。
それはOEMであるので、米国の
技術がそのまま台湾の技術力
向上に寄与した。
同時期、一気に台湾製のプール
テーブルが製造されはじめた。
ブランズウィックで得たノウ
ハウを使って台湾オリジナルの
競技台を大量に製造販売した。
それらは日本にもかなり多く
入って来ており、1980年代末期
日本の国内テーブルはほぼ台湾
台が8割以上を占めるような状況
だった。今でも台湾台は多い。
実質はブランズウィックと同じ
仕様なので、違いは会社のロゴ
があるか無いか程度だ。
そもそも、ブランズウィックの
製品が台湾で製造されている。

現在はアメリカのブランドをOEM
で引き受けていた台湾企業の多く
は、日本と同じく人件費が高騰し
たために大陸中国のほうに製造
委託をするケースが増えている。
国家間は緊張準戦時状態の関係
にあろうとも、資本は階級として
横で繋がる。台湾企業だけでなく、
日米はじめ多くの西側資本主義
国が社会主義圏である中華人民
共和国と業務提携をするように
なったのが現代だ。

台湾のビリヤードキューは昔
から性能は高かった。
しかし、サウスウエストが
日本で大人気になったら、さす
が中国人、ボケッと見逃す事は
しない。
かつてはバラブシュカ風の造り
が多かった台湾キューだが、
一気にサウスウエストのコピー
を作り始めた。
そして、技術力も上がっている
ので、見た目は全く本物かどう
か区別がつかない物がほとんど
になっている。


日本のメーカーもサウスコピー
を多く作っているが、台湾では
サウス風でないと全く人気が
出ないという風潮まであるよう
だ。
かく言う私も台湾製サウスウエ
ストコピーを1本持っている。
フルエボニーの。
これが驚くほど撞球性能が良い
のでプレーキューにしようかと
思ったが、見た目がどうもプレー
キューとしては好みではない。
私の好みはプレーンなメイプル
ストレートもしくはメイプルに
四剣のバラブシュカタイプだか
らだ。
それに私の台湾サウスは少し重す
ぎた。全黒檀だからだろう。
ジョイントピンまで丸ごとサウス
風であるのにはさすがに笑えた。
その台湾サウスコピーはブレイク
専用キューに先角を改造して
ずっと使っているが、先角を
交換すればいつでもプレーキュー
に戻せる。
そもそも、もう今ではバット部
全黒檀(しかも真っ黒のマグロ)
というキューは高額カスタム
キューでしか出来ないのでは。

台湾キューは、昔のハギ物の
オーソドックスなキューも、
今人気のサウスウエストコピー
のデザイン物でも、撞球性能
自体は申し分ない。
ただ、今後はCNCをバンバン
使ってキュー生産を開始し始め
た中華人民共和国のキューが
地球上を席巻することだろう。
すでにカーボンシャフト製造
などは、ほぼ大陸中華一本に
なっているのではなかろうか。
安かろう悪かろうではなく、
大陸中華の工業の技術力は、
ここ20年程で100年一気に加速
したように技術進歩が見られる。
確実に。
今後はいろいろな工業分野で
中華人民共和国抜きには世界
産業が一つも稼働しないよう
な地球地図になる事だろう。

台湾製のキューメーカーには
頑張ってほしい。
ほんと、物が良いのだから。


8年程前、それまでコグノセンティ
を買って使っていた友人から電話
があった。
「今使ってるのはサウスです」と。
やはりサウスかぁ~と思ったが、
日本でもサウスウエストの人気は
高い。
「シャフトは?」と尋ねたら、
「もちろんオリジナルのノーマル
シャフトですよ!」と答えていた。
正解。製作者が作ったシャフトが
あるならば、それを装着して初めて
その作者のキュー作品を使っている
といえる。
それと、ソリッドスタンダード
シャフトの事を「ノーマル」と
呼ぶのならば、ハイテクシャフト
は「アブノーマル」であるので。
論理の整合性としては。

私個人は「いつかはTAD」ではなく、
「どこまで行ってもTAD」なのだが。
自分の中での「この一刀」となる
主たる差料はTAD。心の支え、魂
みたいな一刀は私はTADだ。
ただ今は、自分で作ったTADクリ
ソツ
のキューを使っている。
性能は満足している。
私のオリジナルキューはクォーンと
いう高音と共に、玉を
粘るように
持って行くキュー。




青葉

2022年05月18日 | open
藤棚もすっかり青葉。
 
今頃から梅雨までの季節が一番
心地
良い。