とんでもない再生数を叩き出した
モンスター動画の第2弾!
韓国が生んだ世界チャンピオン
金佳映(キム・ガヨン)選手。
めちゃくちゃ良い撞き方をする。
撞球の王道、中央まっしぐらの
ウルトラスタンダードの撞き方。
ビリヤードのお手本となるキュー
操作だ。
世界チャンピオンを何度も獲って
いる彼女は、当然にして玉転がし
は一切やらない。無縁。
玉は「撞いて」いる。
ただ、韓国選手は識別区別
人定において難がある。
それは南朝鮮韓国の特殊な
文化による。
顔面整形が常識なのだ。
メイクする感覚で顔面創作
をやってしまう。
人を判断する重要なポイント
である顔が人造改造によって
変わってしまうのだ。
世界チャンピオンの頃。凛々しい。
↓
顔面大工事後。
(2007世界大会)
↓
(現在)
誰やねん?という感じ。
整形して整形して整形し続ける。
そりゃその国の文化風習国民性
だから否定も批判もしないけど、
まるで顔が変わってしまう人たち
がごちゃまんといるというのは
なんだか人の識別としては困って
しまうというのは正直ある。
ただ、顔面改造人造工作は関係
なく、このキム選手の撞き方は
ビリヤードの王道であり、基本
であり、最重要なメソッドを
きちんと体現しているので、大い
に参考になる。
特に玉転がしをしている日本の
女子選手や最近男でも増えている
玉転がし男たちにはよく見て撞球
とは玉を撞く事なのだと勉強して
ほしいと願う。
男も女も、老いも若きも、世界チャ
ンピオンで、そろりチョン突っつき
の玉転がしをしている人は一人も
いません。
現実を見ると。
そこに要諦の答えがある。
最近、奇想天外な新規性を出せば
動画再生回数が上がるかと思って
か、「キュー出しはするな」など
という教え方をする者も動画サイト
では出て来た。
間違いです。
間違いは間違いなので、それは間
違いです。
それは「野球投手の投球は腕を
振るな」と言う位の間違い。
タップが手玉インパクトの所で
止める突っつきなどは✖。
日本刀で畳表を切断するのに、畳
表に刃先が当たる瞬間で刀身を
停止させて畳表が切断できるかっ
つーの。
撞球もまったく同じ。
十数年前、友人の愛キューの
ジム・バスを撞かせてもらった
事がある。
瞠目した。
ジム・バスのキューは日本には
殆ど入って来ていない。寡作の
キューだ。
バスは長年全米キュー職人協会の
会長を務めた人望の厚い人だと
聞く。大学ではロケット工学を
先行した工学士だ。
だが、その専門分野とは裏腹に、
一切CNCを使わずに昔ながらの
手作りの工法ですべてを仕上げる。
しかし、その出来は驚くほどの
精度で一切隙が無い。
一球撞いて驚いた。
とてもソリッドでリニア。
だが、ただ硬いのではない。何と
いうかピュンと玉を弾くように
持って行くキューなのだ。
特に押し玉の時には、割れにくく
ギュイーンと軌道を乗せる。
引きも引け過ぎる位に引ける。
逆ヒネリの時に癖があるが、それ
のコントロールもしやすい。
結論を言うと、抜群のキューだった。
こういうキューを作る人いるんだぁ
と思った。
相対的には撞き味は初期のボブ・
ランデのキューに似ている。
ショーンを立ち上げた頃までの。
同じピュンと持って行くキューで
もTADともまた違う味なので面白
かった。良いキューだ。
撞球特性も良かったが、何よりも
仕上げが美しかった。
面白いものですねえ。
キューというビリヤードで使う道具
は、カスタムメーカーは作り手の
個性が色濃く出る。
中庸なキューを作るのが大手マス
プロメーカーのキューだが、個人
ビルダーは個性を色濃く打ち出し
ていて、それが明確に作品に出て
いる。
だからこそ、個人が作るカスタム
キューは面白い。
それぞれに「色」があるから。
なんてのか「藤むら」の羊羹は
最高!みたいな。もう食べられ
ないけど。
現役なら「原宿の瑞穂の大福は
日本一!」というような味。
カスタムキューは出会った時に
無理してでも購入しないともう
二度とその個体とは出会えない。
日本刀と全くその点は同じだ。
私は今でも1990年に出会った
高田の刀を探している。
代替物は無い。一つずつ日本刀
は異なるからだ。
ただ、ビリヤードのキューがそう
であるように、作者により傾向性
は強く存在している。
そここそが面白い。
「お店の味」「おふくろの味」と
通じるような世界を持っている
からだ。
どこを切っても同じという金太郎
飴というのはつまらないのだ。
全員右向け右、の付和雷同は私は
全く好きではない。むしろ全否定。
個を捨象する芸術などというのは
この世に存在しない。