渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

バラブシュカ

2022年05月26日 | open

バラブシュカ。
世界最高のキューだと思う。
日本刀ならば正宗のような。
正宗を超えた者はその後現れて
いないように、バラブシュカを
真に超える者はまだ登場してい
ない。

この本物バラブシュカの個体は、
なんだかJPSに似ている気がす
る。






メイプルリーフ

2022年05月26日 | open

メイプルリーフをメイプル素材の
ナチュラルカラーのキューに綺麗
なインレイあしらったものが
欲しいなぁ。
無いみたいだけど。

インレイの色はこの色。


撞く速度

2022年05月26日 | open
撞く速度

私が撞くのはこんなペース。



北海道のセキレイと広島県のセキレイ

2022年05月26日 | open

北海道のセキレイ。

広島県のセキレイ。




共にジャストナウ。
可愛い鳥さんです。

ビリヤード界の謎

2022年05月26日 | open

1924年発売のブランズウィック・
チョーク。銘柄マンハッタンクラブ。

ビリヤードテーブルのラシャ=
クロスは、世界的に圧倒的に緑
色が多い。昔も今も。
それなのに、100何程前の大昔
からチョークはブルーが主流だ。
これは、大きな謎。最大の謎。

ブルーのラシャも日米では人気
が高いのだが、やはり主流はグ
リーンテーブルだ。






世界一の長さの吊り橋 〜広島県〜

2022年05月26日 | open









へー。
これは知らなかった。
今度行ってみんべ。
ここ、うちから結構近く。

北海道

2022年05月26日 | open


北海道って、ひれーね。
今更だけど。

撞球の王道の撞き方

2022年05月26日 | open

とんでもない再生数を叩き出した
モンスター動画の第2弾!

韓国が生んだ世界チャンピオン
金佳映(キム・ガヨン)選手。
めちゃくちゃ良い撞き方をする。
撞球の王道、中央まっしぐらの
ウルトラスタンダードの撞き方。
ビリヤードのお手本となるキュー
操作だ。
世界チャンピオンを何度も獲って
いる彼女は、当然にして玉転がし
は一切やらない。無縁。
玉は「撞いて」いる。



ただ、韓国選手は識別区別
人定において難がある。
それは南朝鮮韓国の特殊な
文化による。
顔面整形が常識なのだ。
メイクする感覚で顔面創作
をやってしまう。
人を判断する重要なポイント
である顔が人造改造によって
変わってしまうのだ。

世界チャンピオンの頃。凛々しい。


顔面大工事後。




(2007世界大会)
 ↓
(現在)


誰やねん?という感じ。
整形して整形して整形し続ける。

そりゃその国の文化風習国民性
だから否定も批判もしないけど、
まるで顔が変わってしまう人たち
がごちゃまんといるというのは
なんだか人の識別としては困って
しまうというのは正直ある。

ただ、顔面改造人造工作は関係
なく、このキム選手の撞き方は

ビリヤードの王道であり、基本
であり、最重要なメソッドを
きちんと体現しているので、大い
に参考になる。
特に玉転がしをしている日本の
女子選手や最近男でも増えている
玉転がし男たちにはよく見て撞球
とは玉を撞く事なのだと勉強して
ほしいと願う。

男も女も、老いも若きも、世界チャ

ンピオンで、そろりチョン突っつき
の玉転がしをしている人
は一人も
いません。

現実を見ると。
そこに要諦の答えがある。

最近、奇想天外な新規性を出せば
動画再生回数が上がるかと思って
か、「キュー出しはするな」など

という教え方をする者も動画サイト
では出て来た。

間違いです。
間違いは間違いなので、それは間
違いです。
それは「野球投手の投球は腕を

振るな」と言う位の間違い。
タップが手玉インパクトの所で

止める突っつきなどは✖。
日本刀で畳表を切断するのに、畳
表に刃先が当たる瞬間で刀身を
停止させて
畳表が切断できるかっ
つーの。

撞球もまったく同じ。


日本語翻訳の不思議 〜押し玉〜

2022年05月26日 | open


ビリヤードはヨーロッパで始まり、
1800年代中期に日本に入って来た。
まだキューではなくメイスという
オールのような器具を使っていた
頃。
明治以降、ほぼ現在の形に完成さ
れたビリヤードは、日本では西欧
化の文化的代表娯楽となって大隆
盛をみた。皇室はじめ明治の元勲、
市井の町の市民まで、日本人は
ビリヤードが大好きになって玉を
撞きまくっていた。
気づくと日本は世界有数のビリヤ
ード王国になっていた。
それが明治大正昭和初期の日本。
市街地では辻を曲がる事に撞球場
があるのが帝都の景観だった。

ビリヤードが本格的に普及し始め
た頃に英語の言葉を日本語に訳す
事がなされた。
draw shot はそのまま引き玉と
翻訳された。
だが、follow shot はなぜか追い
玉とは翻訳されずに「押し玉」と
いう日本語造語が使われた。
それはpush なので、英語では該当
しない。手玉が的玉を追っかける
方向に動くからフォローショット
なのに、日本語はどこでどうなった
のか「押し玉」となった。
これはtip=ティップの事を「叩く」
の意味のタップとしてしまったの
と同じ類の日本特有の造語だろう。
英語でpush shot は別な技法を
指す。

押し玉にはいろいろな撞き方がある。
キューを細かく操作する事で、押し
の動きに多様な軌跡を描かせる事
が可能だ。
これは単にキューをただ真っ直ぐに
コンと出すだけのチョン撞きをして
いては絶対にできない。天地がひっ
くり返ろうともできない。
引き玉もただキューを突っ込むだけ
でなくいろいろな操作で多様な引き
を出せるが、押し玉のほうがバリ
エーションが広い。
マッセなどは基本的に押しの物理
的な動きを縦に変換した撞き方だ。
手玉が向こうに行くから押し、こち
らに戻るから引き、などという問題
でなく、撞点のどこを撞いたらどう
いう動きになるか、が押し引きの
原理だ。

押し玉は、どんなにキューを立て
ようとも、キューの延長線上が手玉
の中心線より上半球を貫くならば
押し玉になる。

そして、キューを水平近くにした
場合は、手玉の上を撞けば押し玉
になるのだが、それではスピンは
かかってもトルクを乗せられずに
手玉と的玉の分離角度が大きい
「割れる玉」になる。
あえて割れる軌道を選ぶ場合には
そのように撞く(極端な場合、上に
払うようにも操作する)が、割れ
ない軌道を取りたい場合には割れ
ないような方法で撞く必要がある。
それは撞点はやや下げて、キュー
も真水平ではなく、下に撞き込む
ようにやや立てぎみで煽るように
下向きに撞き抜く。
キュー先の延長は上半球を通らな
と押しにはならないので注意。

(江辺プロによるコーチ解説画像)


これはシャフトがしなって手玉
ヒット後にキュー先が上を向い
ている。最初から水平撞きで上
側を向けて撞いているのではない。
それを観察、見抜く事が出来な
い者は「最初から上撞いてるや
んけ」と見当違いな事を書いた
り言ったりする。シャフトをよ
く見ろ、だ。

日本刀操刀法の斬術と同じような
パンタグラフ理論を実行している。


割れない押し玉は、エフレン・レイ
エスやコーリー・デュエル、ウー・
チャーチンや金佳映が多用する撞き
方で、平撞きでマッセのような手玉
の動きを可能とする。
ただし、押しなので、上を撞かない
と手玉は前には物理的に進まない。
撞点をやや下げて中心に近づけて
も、キュー先延長線は手玉の芯近く
の上方を通るようにする。








こうしたキューを利かせる高等
技術を用いる切れ味鋭い撞き方
は、チョン突きの転がし玉を
っていてはこれは全くできない。
キューはいろいろな操作の方法
で多種多様な玉筋を描く事がで
きる道具だが、それを活かさな
い手はない。
ただのチョン突きだけなら箒の
柄で充分だ。タップさえ要らない。
単にキューをただ真っ直ぐに出
してコン突きしているだけの転
がし玉というのは、それは何の
撞球としての技法も無く、また、
千差万別の状況対応に窮する玉
転がしであると断定できる。
つまり、技が無い為に状況を突
破できない。
一本調子では、撞球では技法と
さえも呼べない稚拙な棒突きと
なる。
ビリヤードというものはそうで
はない。
実に細かい、いろんな事を術
たちは実行しているのである。
ボウラードなどでいくら高得点
を出しても意味ないのだ。
どれだけ任意の押しや引きや
ヒネリの制御ができるか、マッセ
でどれほどコントロールできる
か、ジャンプやカーブショットを
どれほどこなせるか、玉をどれ
ほど深く知っていて知識だけで
なくそれがどれ位実行できるか、
がビリヤードのキモとなるので
ある。

昔の上級者や今のトッププロ(の
一部)は皆キューさばきが達人だ。
しかし、現代、玉転がしで点が
高ければ上級者かと勘違いして
いる傾向が日本国内には強くあ
る。
だが、現実を見よ、だ。
世界のトッププレーヤーは玉転
がしなどは誰一人としてやって
いない。
スパンと玉を「撞いて」、そして
僅かな距離を動かしたり、長く
動かしたり任意に制御して台を
支配している。
台を支配するのには玉を支配し
なければならず、玉を支配する
にはキューさばきができないと
不可能なのだ。
これは物理的に動かし難い事実
として存在する。

玉突っつきの玉転がしは玉撞きで
はないのである。
それは「撞球」ではない。
撞球は玉を「撞く」のである。

ルピナス

2022年05月26日 | open


北海道のルピナス。
けさ撮影。
別名、昇り藤。
藤原の下り藤の逆(笑

マメ科の花って紫か白だよね。
なんでだろ。
まあ、学術的には分かってるの
だろうけど。

遺伝子組み換えって怖いよなあ。
自然交配では絶対に無理といわ
ていた青い薔薇を作り出せた
りしたのだから。
でも、そういうのって、良い方向
へ向かうならいいのだけど、間違
えると神への冒涜になるからね。
宇宙と地球を支配しているのは、
いつまでも戦争で殺し合いをし
て私利私欲を貪る人間たちでは
ない。

隠れた名手 ジム・バス ~ビリヤード・キュー・ビルダー~

2022年05月26日 | open





十数年前、友人の愛キューの
ジム・バスを撞かせてもらった
事がある。
瞠目した。

ジム・バスのキューは日本には
殆ど入って
来ていない。寡作の
キューだ。

バスは長年全米キュー職人協会の
会長を務めた人望の厚い人だと
聞く。大学ではロケット工学を
先行した工学士だ。
だが、その専門分野とは裏腹に、
一切CNCを使わずに昔ながらの
手作りの工法ですべてを仕上げる。
しかし、その出来は驚くほどの
精度で一切隙が無い。

一球撞いて驚いた。
とてもソリッドでリニア。
だが、ただ硬いのではない。何と
いうかピュンと玉を弾くように
持って行くキューなのだ。
特に押し玉の時には、割れにくく
ギュイーンと軌道を乗せる。
引きも引け過ぎる位に引ける。
逆ヒネリの時に癖があるが、それ
のコントロールもしやすい。

結論を言うと、抜群のキューだった。
こういうキューを作る人いるんだぁ
と思った。
相対的には撞き味は初期のボブ・
ランデのキューに似ている。
ショーンを立ち上げた頃までの。
同じピュンと持って行くキューで
もTADともまた違う味なので面白
かった。良いキューだ。
撞球特性も良かったが、何よりも
仕上げが美しかった。

面白いものですねえ。
キューというビリヤードで使う道具
は、カスタムメーカーは作り手の
個性が色濃く出る。
中庸なキューを作るのが大手マス
プロメーカーのキューだが、個人
ビルダーは個性を色濃く打ち出し
ていて、それが明確に作品に出て
いる。
だからこそ、個人が作るカスタム
キューは面白い。
それぞれに「色」があるから。
なんてのか「藤むら」の羊羹は
最高!みたいな。もう食べられ
ないけど。
現役なら「原宿の瑞穂の大福は
日本一!」というような味。

カスタムキューは出会った時に
無理してでも購入しないともう
二度とその個体とは出会えない。
日本刀と全くその点は同じだ。
私は今でも1990年に出会った
高田の刀を探している。
代替物は無い。一つずつ日本刀
は異なるからだ。
ただ、ビリヤードのキューがそう
であるように、作者により傾向性
は強く存在している。
そここそが面白い。
「お店の味」「おふくろの味」と
通じるような世界を持っている
からだ。
どこを切っても同じという金太郎
飴というのはつまらないのだ。
全員右向け右、の付和雷同は私は
全く好きではない。むしろ全否定。
個を捨象する芸術などというの

この世に存在しない。