タップ交換で使うカッターの刃は
オルファ黒刃0.5㎜厚の大が最強。
かつて1980年代には専用の革裁ち
包丁をよく研いで使っていたが、
1997年からはカッターの刃を使っ
ている。
そして、カッターの刃は世界初の
発明会社である日本のオルファが
最高で、その中でも薄刃の黒が
極めて鋭利。
カッターは使い捨てなので、切れ
なくなったら基本的には廃棄。
カッターの刃でタップ削りだけで
なく、古いタップの切り落としや
先角の水平出しもやるので、切れ
なくなった刃は水平削り用に下ろ
すといい。
先角とタップの水平出しは刃を垂
直に立ててワイパーのようにこす
ってまんべんなく削る。
面一出しをして隙間が無いかを確
認するには、光にかざして目視で
確認して見る。
これは砥石の水平出しと同じやり
方。
少しでも光が漏れて見えたら水平
が出ていないので、また念入りに
平面出しをやる。
この平面出しが一番大切。
私はこの方法は1980年代からやっ
ていた。
タップの下面の水平出しもカッター
の刃を使うが、早研ぎの場合には
紙やすりを使う事もある。
だが、サンドペーパーは、カッター
の刃立て削りよりも不正確な面出し
や斜め削りになり易く、熟練を要す
る。
カッターの刃のほうが熟練を要しそ
うに思えるが、刃物使いに習熟すれ
ば、刃物で削るほうが正確な作業が
可能となる。
オルファのカッターの刃は、補修の
際のはみ出した接着剤や盛り上がっ
たクリアをそぎ落として平面まで
持って行く時にも使う。
ただし、これはかなり刃物扱いに
習熟しないと難しいかと思う。
腕の良い板前さんの飾り包丁が
できるくらいにならないと、カッ
ターでの「削ぎ」は難しいかも
知れない。
最終的にほとんど切れなくなった
カッターの刃は、チョークの上面
の平面出しの削りに使う。
これも、ワイパーのような往復
運動をさせてチョークの面を整え
る。
カッターの刃は切れ味劣化に伴い、
3通りの別目的のために使える。
なお、使ったカッターの刃は、
そのままケースにしまうと錆を
他の刃にまで誘発させるので、
綺麗に清拭した後、防錆油を塗っ
てからケースに収める。
私は、日本刀にも最適の性能を
示している管楽器用のヤマハ
バルブオイル・ビンテージグレー
ドをティッシュに含ませて清拭
しながら塗布している。
防錆力がとても高く、日本刀の
手入れ、保存にもおすすめです。
なによりも、旅客機の中に持ち
込めるのが良い。世界一のオイル。
一般的な刀剣油はすべてアウトで
客室内にも、手荷物預けでも拒否
されます。
それゆえ私がリサーチしまくって、
真剣日本刀で1年半のテストを経て、
日本刀にベストだと見極めたのが
ヤマハのバルブオイル・ビン
テージ。
テージ。
完全100%化学合成オイルで、防錆
剤も入っています。
最高。