ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今夜は、川根来音(カワネライネ)くんというアーティストのライブを見せてもらってきました。

俊(清木場俊介)くんに沢山の楽曲を提供している作曲家兼シンガーソングライターの彼にとって、自分名義のライブというのは、相当久しぶりだったようです

今まで、俊くんの現場では何度も顔を合わせて、ステージやレコーディング等の仕事も一緒にしていましたし、また先月半ばの、約20時間にも及ぶマラソン打ち上げで、(なぜか僕のウチで(笑))最後まで生き残った3人のうちの一人も彼でしたが、彼がステージで歌っているのを客席から見たのは、僕にとっても今日が始めてでした。

出番は、ほんの20分ほど、全部で4曲をギター一本で弾き語るという短いステージでした。

でも、その20分4曲の為には、時には悩み、考えに考え抜いて作った、それでも今夜は歌われなかった沢山の曲や詞が、また何度も何度も、繰り返しの練習に費やした一人きりの膨大な時間があるんですよね。

ライブが終わった後「お疲れー。」と右手を差し出すと、彼は無言のまま両手で僕の手をギューっと、もの凄く強い力で握りました。さっきまでギターのネックを握りしめていた、少し汗ばんだ手で。・・・しかし、それにしても、「お、もう少しで手が折れるねー」、ってくらい強い握力でした(笑)。

そして僕が、「(あいたた。)で、どぉ?楽しんだ?」と訊くと、彼は僕の耳元に顔を寄せてきて、小声で「実はですね、川村さん。・・・僕、何やったんだか、ひとっつも覚えていないんですよ。」と言い、ニヤッと笑いました(笑)。

あー、それ、よくわかる

集中しきった、渾身のライブって、得てしてそういうものなんですよね。

僕は彼の作る曲は勿論、彼の唄声も、彼の話し方も、お酒の飲み方も(ビールばっかりだけど。笑)、とっても好きなんです。まだ彼をご存知ない方も、是非今日は名前だけでも覚えて帰ってやってくださいね。素晴らしい人柄と、才能の持ち主ですから。

そして、一緒に観に行った俊くんバンドのギタリストのKちゃん(そうそう、D40ブラザーズのね(笑))と二人で、「いやぁ、いいライブだったねぇ」などと言いながら、大量の餃子をつついて、先ほど帰ってきました。

 

・・・あぁっ、しまった

明日、歯医者の予約してたんだ(笑)。いやー、ごめんなさい。たぶん明日も、もわ~ん(笑)。

ではー。



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