ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




「おい、見ろよ、すげーなぁ。」

「すごいねー。」

「知ってるか?これ、アジって言うんだぜ。」

「え?アジ・・・?これ、アジなの?あの、アジ?」

「・・・お、おう。・・・たしか、アジ。」

「・・・アジ・・・。ねぇ、ほんとに?」

「・・・うん・・・そんな気がする。」

「・・・ねぇお兄ちゃん。」

「ん?」

「わたし、なんかこれね、アジとはちょっと違うと思うの。」

「・・・そ、そうか?じゃ、あれだな。マグロだ。」

「・・・それは明らかにウソだと思う。それは、ないと思う。」

「(ぅぅ。)・・・じゃ、きっとあれだ。・・・ハマチかタイかコハダ。」

「どれよ(笑)。ってか、どれもきっと違うよね。お寿司たのんでるんじゃないんだからね。」

「すまん。うーん・・・じゃあ、アレか?ほら、あのー、・・・ホッケ。」

「・・・だからね(笑)、自分の好きなお魚言えばいいってもんじゃないと思うよ。」

「うーん・・弱ったなぁ。じゃあ、やっぱり、・・・アジ・・・だよ。」

「・・・。」

 

おしまい(笑)。

 

はい、どん。いやぁ、お兄ちゃん!実に惜っしい(笑)!

たぶんね、きみは「アシカ」って言いたかったんですよね(笑)。これはアジじゃなくて、アシカ、ね。(←このシャレが若干苦しいか(笑))

でも実は、さらにもうちょっとだけ惜しくて、彼らは確かに同じアシカ科の仲間なんだけど、「オットセイ」、なの。正確にはこの子は「ミナミアフリカオットセイ」っていうんだよ。

でもアシカとオットセイは似てるから、なかなか見分けが難しくてねー。せっかくなんで、確認しときましょう。

まず、大きいほうがアシカ、小さいほうがオットセイ。

鼻の長い方がアシカ、短い方がオットセイ。

あと、アシカよりもオットセイの方が、水の中に長くいることが多いから、より保温効果が高い、ぎっしりと密集した毛が生えててね、手にあたるところのヒレもちょっと長いの。

並べて見ないと分からないかもだけど、覚えておいて、お友達にも教えてあげてちょうだいねー。あと、アシカ科には一番大きな、トド、って仲間もいるよ。わかりましたかー?お兄ちゃん。

「うむ、了解。しかし、アジは好きだ。」

うん、僕も大好きだ。しかし、オットセイはお魚ではないのだ。

って、・・・あれ?妹さんがいないよ・・・どこいった

 

 

「あなた、・・・アジ、なの?」

『(イイエー(笑))』

 

なあんちゃって。またしょーもなくてすみません(笑)。

しかし、今日も暑かったですね。水の中が羨ましく思えます。あんなに美しくは泳げないけれど。

ではー。



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