ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




梅雨入り前に、と思い、父の墓参りに行って来ました。

前に少し書いたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕の父は、僕が2歳の時のある日、何の前触れもなく、急な病気で突然この世の人ではなくなりました。

つい先日、久しぶりに母親と伯母(母の妹)と会って話す機会があった時のことです。僕がカメラを持っているのを見て、母が「ね、あなた、なんで一眼始めたの?」と訊きました。

僕は「んー、別に?ただ、なんとなく。色んなものを撮ってみたくて。結構、面白いんだよ。持ってみる?」と答えると、伯母と二人 顔を見合わせるようにして「・・・何も知らないのよねぇ?」「うん。ほんと、不思議ねぇ。」と言うのです。何でしょ。

「・・・実は○○さん(父です)もね、カメラが大好きだったの。もう自分で現像までやっちゃってた位。いつだったかは、何とかカメラっていう、何だか良く分からないけど、カメラ雑誌に応募までして、一位だかの賞までもらって。」

・・・? まったくの、初耳です。全然、知りませんでした。

「そしてカメラもね、それと同じ。ニコンのカメラだったのよ。」

「・・・へ、へぇ。」

カメラは、張り込んで随分いいものを揃えていたらしいですけど、亡くなったときに全部整理してしまって、もう何処にあるやら全くわかないとこのと。写真も、・・・きっと、もう無いのでしょう。あれば、ある、って言うはずですし。

僕は、父の撮った写真どころか、そもそも父の写った写真だって、ほんの数枚かしか見たことがありません。勿論2歳ですから、生前の記憶は、さすがの僕にも(←何がさすがだか(笑))、あるはずも無く。

ただ、母親達に言わせると「ほんと、よく似てるわよ。背の高さも同じくらいだったし、立ち方から、腕の組み方、ちょっとした仕草まで、みんなそっくり。なんだか気持ち悪いくらい(笑)。」

そういえば、クルマが好きで、アメリカ製のオープンカーに乗っていたとか(そういえば、僕もちょっと前まで・・・。)。

そして、音楽が大好きで、スチールギター(ハワイアン・ミュージック等で使う楽器です)をやっていて、大学のサークルでは部長を勤めていて、「レコードが山のようにあったわよ」とか。そして、オーディオにも随分うるさかったとか。

遊ぶことが、大好きだったとか。

・・・他に共通点は?で、そもそもどんな人だったの?などと、今まで知っている以上に、もっと色々と細かく聞こうとは思っているのですが(写真やってたことも、結局最近まで知らなかったわけですからね(笑))、いつも「まぁ、また今度でいいかー。」と先延ばしにしています。母が元気で、ずっと心の中に仕舞っておいてくれれば、いつでも聞けるんだしな、と

そしてね、最近ですが、僕は父が亡くなった時の年齢を超えたんです。だから今日はね、お礼を言ってきましたよ。「お蔭様で、どうにか元気でやっています。どうも怠けてばっかりで大したことは何もできてないけど。でも、ありがと。」って。あと、

・・・「そんな腕があったなら、写真、教えて欲しかったなぁー。」って(笑)。

 

トップの写真は・・・お寺の書道教室か何かの張り出しみたいのかな、と思って撮ってみたら・・・全然違った(笑)。でも、なんだか気持ちいい風にハタハタ揺れてる紙が、気持ちよさげで

そう、あと何枚か撮って帰ってきたんで、ついでに見てやってください

 

もうすぐ、夏ですね。今年の夏は、何して遊びましょうか。

 

 

ピカピカに磨き上げられたお寺さんの廊下って、気持ちがいいです。靴下で、滑りたい。

 

 

飛んだー。何処行くのー。いいなぁ、気持ち良さそうだなー。そこからだと、僕はどんな風に見える?

 

 

パシャ。・・・はい、撮りました。今、どんな顔してましたか?いい顔してましたか?

 

ではー。



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