ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




紫陽花が咲き始めましたね。群生しているのも壮観ですけど、こう、ちょっとだけってのも、風情があって

最新の特撮SF映画だって好きだし、ドラえもんの未来道具に憧れたりもするけど(今もかい(笑))、ちょっと古い(と言っては失礼かもしれませんが)、こんな懐かしい、木の「引き戸」のある家を見ると、ホッとしたりする自分もいます。

引き戸は、

1.ドアに比べて、気密性に劣る。

確かに。引き戸には隙間風は付き物ですね。風が吹くとガタガタ音がしますしね。まぁ風情ってことでオッケーだと思いますが、いかがでしょう

2.ドアに比べて安全性に劣る。

ま、これも確かに。その気になれば、蹴破れちゃいますものね。物騒な世の中ってのは、風情までも無くしてしまうんですね。

3.レールにホコリが溜まる。

掃除、掃除(笑)!掃除すればいいではないか

というデメリットがあるそうですが、しかしね、メリットだって負けてないんですよ。

1.開閉の為のスペースがいらない。

ドア(開き戸)だったら、すぐ前に鉢植えは置けませんものね(笑)。人に当ててしまって、「あ、失礼!」なんてことも無いですね。

2.開放したままの状態にできる。

ドアストッパーが要らないのです。両手に荷物の時にも便利ですよ、・・・足でちょいって開ければいいんですから(笑)。ネコーにも簡単に開けられて、好評かも。

3.開閉する際に体の動きが少なくてすむ。

確かに。そかしこれをメリットとするあたりが、なんだか日本人ですよね。基本的に「動」よりは「静」を好む民族感覚なんですかね(笑)。

4.光が入って明るい。

まぁ、全面ガラスのドアもあるでしょうが、こと家に限れば、やっぱり金属製のドアが多いでしょうからね、これは嬉しいですね。曇りガラス越しのね、明るい陽の光の中で靴を履くなんて、なんか出かける前からすでに気分が良さそうじゃないですか

5.強い風でバタン!と閉まらない。

そうそう、ドアだとありますね。これもメリット。良かった良かった(笑)。バタンは困るよー、バタンは。

英語で「Sliding Door(スライディング・ドア)」と言うのだそうです。ちゃんと辞書にありました。でも、「引き戸」はやっぱり日本固有の伝統文化。フジヤマ、ゲイシャ、スキヤキ、テンプラ。どれも引き戸のある風景が似合います。赤ちょうちんの居酒屋なんかも、やっぱり引き戸がいいですね

地震や改築やらで、これからどんどん少なくなるのかな、って思うとちょっと残念です。でも今でも割烹店や、けっこう多く家(特にお金持ちの方に多くないですかね(笑)。)も、新たに建てる場合にちゃんと引き戸を使って造られているところを見ると、・・・そうそう、どうしたって根っこは日本人なんだしな、大丈夫だよな、と変なところで安心したりして(笑)。

サザエさんちも相変わらず「ガラガラーッ、ただいまー!」ってやってますね。あれがドアだったら、・・・やっぱりちょっと、なんだかねぇ、座りが悪いですよねぇ(笑)。そう、そしてなんたって、あの音がねー、心地いいんですよねぇ。

それでは今日はこのへんで。ガラガラー、ピシャン・・・ん、いいか、風も気持ちいいし、開けとこう、ガラガラ

ではー。



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