
生まれて間もない雛ヅルと一緒に、タンチョウヅルが池のほとりで夕涼みをしておりました。
このタンチョウヅルは何らかの事情で飛べなくなっていたのを、こちらの動物園で保護したんだそうです(他にもオオワシも同じような理由で保護されて、暮らしておりました)。
自然は自然のままに、という意見には同感です。よくテレビのドキュメンタリーなどで、カメラの前で死につつある命などを見ると、「あぁ、撮ってる人が助けてあげたらいいのに
」と感情で思ってしまう反面、「いや、人間が介入しちゃいけないんだ。それが自然のバランスを崩すんだから
。」と毎回、理性で思い直します。
詳しい経緯は聞きそびれてきたので中途半端で申し訳ないのですが、結果、保護されたおかげで、こうして新しい命を生めたわけです。ただ、こうして雛を眺めている母ヅルの顔を見ると・・・僕は「良かったね。」としか言えなくなってしまうんですよね
。
さてさて、このところ難しいお話が続いてしまいましたが、ここらでひとつ、僕の大好きな楽しい鳥さん達を紹介させてくださいな(笑)。まぁ、お時間がありましたら、逆立ちでもしてゆっくりとくつろいだ感じで、軽くお付き合い下さいませ
。
では、GO。

「フフフン♪フフフン♪あ~、シャワーが気持ちいい季節だなー。」

「・・・あなた、今僕のこと見て『ペンギンだ!好きー、カワイー
!』って思ったでしょう。そう、この際だからはっきり言うけど、ペンギンって人気、相当高いからね!鳥の中じゃ、ダントツよ、ダントツ(笑)。映画やドキュメンタリーでも引っ張りダコ!タコじゃないけどね(笑)。まぁ、とにかく俺達、間違いなく人気者ってわけさ!」
「あ、そうだ、右奥にいる頭の真っ黒いのは、まだ子供なのよね。大人になるとカッコイイ白い模様やキレイなアイラインが出来てくるんだ。まぁせっかくなんで、今日はそれだけでも憶えて帰って自慢してちょうだい。なんたって、人気沸騰中のペンギン族の特徴だからネ
(笑)。」

「・・・ニ・・・ン・・・・ノ・・・。」
ばさっ。しゅたっ。

「あ、あのう・・・。おたく、どなた・・・?ここは僕達ペンギンの池なんですけど・・・?」
「・・・・。」

「やめとけやめとけ。まぁいいじゃないか。なんだか、あまり関わらないほうが良さそうだ。ほっとけば、そのうち居なくなるよ。そんなことより、さ、ひと泳ぎしようぜ。ペンギンは立ってても泳いでても人気だからね(笑)。」
「うん。なんだかちょっと不気味だけど、まぁ気にしないでおこうか。ようし、ちょっと観客のみんなにサービスしておくか。」

「じゃ、お先~!」
チャプン
!
「ようし俺も!」

チャプン
!
・・・
。

「止めヤメ。あがろうぜ。」
「うん。なんか変な感じだ。ちょっとやばくないか、あの人。なんかブツブツ言ってるし。」
「・・・ニン・・モ・ノ・・・。」
「うん、ちょっとこわいな。絶対に目を合わせるなよ。とにかく仲間のことろへ急ごう。」
「うん。・・・あっ!あれっ?」
「ん、どうした?」
「うちの子供がいないっ!どこだっ!?」
「なんだとっ!お、おーい、おーい!」

「パッ、パパーッ
!」
「・・・ニン・・・キ・・・モノ・・・。」
「・・・ニン・・・キ・・・モ・・・ノ・・・。」
はい、どうも。おしまいです(笑)。
ペンギン達も可愛いけど、ゴイサギくん、かわいいしょ?超キュート
!ちょっと背の高いアオサギくんも素敵ですけどね。勿論、実際の彼らは、とっても仲良しです。たぶんね
(笑)。
「ゴイサギ」って名前はね、むかーし昔、醍醐っていう天皇が京都のある池に遊びに行ったときに、一羽のサギが飛び回っていたらしいんですけどね、それを見て、家来が「天皇の前ぞ。かしこまれ!」と叫ぶと、スーッと飛んできて、天皇の前で静かに羽を畳んだんですって。
天皇はそれを見て、いたく感心し「このサギに『従五位』の位を授けようぞ
。」と言ったので『五位サギ』という名前になったとか(笑)。なかなか由緒ある由来ですよね(笑)。
ゴイサギ、最近の僕の一番人気なんですよ。この首の無さかげんがたまりません(笑)(前にも一度、出てもらいましたね)。
いやぁ、楽しいですね、動物
。
ではー。