ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




昨日のNHKの放送で、最後のパンダくんに涙を誘われてしまった話を書きました。

 

自主的な帰宅だと思われるのですが、本当に短い時間の中。

飼われていたネコたちも、みなやせ細り、ボロボロの姿に。でも、それでも嬉しいのか、いっせいに飼い主さんの足元にすりよって甘えていました。

同じように、嬉しそうにじゃれつくワンコ(パンダくん)に、久しぶりの餌を与えて、「(どうしてもの時には)自分で外せるように」と、鎖を付け替え、

餌を食べているうちにそっと、といった風に、その場を離れる飼い主のおばさん。

でも、パンダくんは、すぐにその様子に気付き、食べていた餌を放置して、あっというまに鎖を外し、慌てて追いかけてきます。

半ば、逃げるようにクルマに乗り込む飼い主さん(もちろん、辛いから・・・)。

おばさんが乗り込むと、すぐにアクセルは吹かされ、クルマはあっという加速します。

・・・まさに、振り切るように、走り去ろうとするのです。

でも、そのクルマを、クルマに乗った飼い主を、パンダくんは、必死で追いかけてくるんです。

 

その姿がいじらしくて、切なくて。

涙が止まらなかったのです。

そのシーンだけ、Youtubeに上がっておりました(こちら)。

 

ペットを飼っている方、飼ったことのある方には、特段に辛いシーンだったと思います。

家族同然に生活していたペット。

ある日「すぐに帰るから、ちょっと待ってて」と多めの餌を上げた程度で、離れ離れになって、

多くの方たちはそのまま、避難所へ。

心配で夜も眠れなかったことでしょう。

お腹は空いてないか、水はあるのか。鎖に繋いだまま来てしまった。家の中に閉じ込めたままにしてきてしまった。

 

そして、どうにか殺処分は見合わされているようですが、それでも、ほとんどの方たちは、まだまだ離れ離れ。

あれから二ヶ月以上。先日、ご紹介したように、残念ながら既に召されてしまっているケースだって、多いでしょう。

もしも生存が確認できたとしても、環境がガラリと変ってしまった不自由な暮らしの中で引き取って育てるには、障害が沢山ありそうです。

 

生きていてくれて嬉しいけれど、

このパンダくんのようなさようならをするのは、あまりに辛い。

 

幸い、その後、パンダくんの生存は確認できたそうです(このサイト内の、飼い猫を探す吉田さんの動画も、是非ともご覧になってください。こんなにも切なる、心のこもった切実なスピーチこそ、国民は見ておくべきだと思います。政治家の口先ばかりの会見や答弁と比べ、どれだけ僕たちの心に添った「言葉」であることか。)。

ただ、この飼い主のお父さんの言葉が胸に刺さります。

保護した方のコメントより

「飼い主さんに その話(パンダくんはどうにか保護できた、という話)をすると、涙声で

『3月11日から 4月21日までに11回えさをやりに行っていました
21日連れて出ようと思ったけれど 全部は無理1匹だけ連れて行くことも出来ず
泣く泣く置いてきたんです。でも お父さんが 俺は間違った判断をした
犬1匹助けられないで 俺は責任を取って死ぬと言い出して・・・・・
パンダが見つかったことで お父さんの命も助けてもらいました』

と、何度も何度もお礼を言われました。」

 

「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~」

NHKオンデマンドでは、今日から二週間、見れるそうです(再放送もあるのかな・・・?)。

 

僕もペットを飼っていたときのことを思い、「・・・もしも、同じことになっていたら」と考えると、それだけで涙が出そうになります。

今回の事故では、ペットを愛する、子どもたち、大人たち、多くの方たちの心に、また深い傷をつけてしまったと思います。

飼い主さんたち、そして、ペットたちの、せめてもの幸せを祈るしかありません。

それが、どういうカタチなのかは、わかりませんが。

 

ほんと、辛いことですよね。

 

ネット上に「見捨てられたパンダくんが、自分に見えた」という書き込みがありました。

 

切ないです。どうか、全ての国民が、日本に、仲間に、見捨てられることなんて、ありませんように。

 

ではー。



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