
さて、今日は、一昨日の続きになります。
函館、札幌、合わせて四日間、とりあえず転ぶことなく、
時には、本当にヨチヨチ歩きのようになりながも(笑)、
どうにか過ごしてまいりました。
なんといっても、・・・棒カツ問題。
一昨日のカチンコチンのアイスバーンになった路面の写真で、
僕の前をスタスタと歩いていた三人さんは、
ドラムの田中さんを除けば、現地の方ではなく、横浜生まれ、岐阜生まれの制作スタッフの方たちなのですが、
ともかく、三人とも、ちゃんとした棒カツブーツを履いておられたのです。
ほんとね、全然違うのですよ
。
中でも、さすが雪国生まれの田中さんは、タイヤメーカー「ダンロップ社」製のちゃんとしたブーツを用意されており、
氷の上をダーッと走って(軽くですけどね)、そのまま足を止めてツツーって滑るようにしても、30㎝と滑らずに、ピタッと止まる。
しかも、危なく無い感じでにナチュラルに止まる。
もしこれ、僕のブーツでやったら、3メートルくらい滑ったあげく、バランスを崩して転ぶこと間違いなし。
両足で天を仰ぐこと受けあいですよ。
ってか、最初から走れないですケンども(笑)。
走ろうとした段階で、その場で転倒
、目から火花が点灯
、というね
(笑)。
ともかく、そんなこんなで、おっかなびっくり歩き続けて四日目。
簡易棒カツグッズのお陰で、どうにかテントウ虫にならずに済んでいた、忘れもしない、あの夜。
20分ほど歩いての、ホテルのすぐそばで。
トップの写真、
この「スリップ注意」のイラスト、今までもよく撮っていたのですが、
それまでは、「転んだら危ないから、カメラはしまっておこう」とバッグの中に入れていたのですが。
この時、やっぱり撮りたくて、カメラを出したんです。
この辺り大通りの横断歩道ですし、氷どころか、路面上には雪もありませんでしたしね。

こんな感じ。この横断歩道の中ほどで撮ったのが、トップの写真です。
で。
あっち側に渡って、ホテルはもう目の前。
カメラは、取り出したそのまま、いつものクセで型に掛けて、あと、ほんの数十メートル。
最後の信号の手前。
前を行っていた田中さんが、信号を待ちながら(氷の上で)
「ケンちゃん、ここ、凍ってるからね。滑るから気をつけてね」
「あ、はい、ありがとうござ」
と言った瞬間に、
スッテーーーーーン。
・・・

。
例の、道の端の傾斜があったため、
一瞬、かかとに重心が乗ってしまったんですね。
そして、僕の簡易棒カツグッズは、足の前方半分はグリップするけれど、かかとは、まったくのノーガード。
つまり、雰囲気として、つま先立ちのような感じで歩いていればいいのですが、
かかとはまずかったのです。
僕のブーツは、全面ツルツル、つまり、かかともすべすべ。
ひとたまりもありませんでした。
で、
転んだ時に、身体の下敷きになったのが、
カメラ・・・。
「グシャ」
という音と共に。
あー、書いてて、怖い、切ない
。
結果、

レンズの周りの筒の部分(金属製)が、
バックリ、真っ二つに割れました(iPhoneで撮影)。
ちなみに、レンズを保護する役目で着けていたレンズコートフィルターは、粉々に割れました。
ただ、不幸中の幸いとしましては、一番大切なレンズそのものは、無傷。
これが、大丈夫だったのと、
カメラが下敷きになってくれたお陰で、
僕の身体が、怪我一つ無かったこと。
(といっても、このレンズは、勿論この瞬間から使用できなくなりました。修理工場行き・・・ごめんよ
。そして、その後の旅中はどうしたのかは、また改めてー。)
立ち上がって横断歩道を渡ると、もうそこはホテル。
アイスバーンの上を、20分注意して歩いて、どうにか無事で、
そして、最後の19分50秒で転んだ、という。
おそるべし、

凍結路面。
あれは、骨折なんてあっという間でしょう。
頭でも打ってたら、もしかしたら、という。
皆さんも、どうかお気をつけて下さいね。
こんな怖い話で終わってはアレなので(笑)、
翌日食べた、

ラムシャブの写真でもー。
花のようでした。
見た目も、味の華やかさも、
ああ、こういうものを食べられるから、
僕はやっぱり、

I LOVE 北海道、というわけなのです。
美味しいから、全ては氷に、いや、水に流しちゃう。
水に流すったって、自分のミスなんですけどね。まったくの自爆の、100%自損事故(笑)。
教訓、雪国にお邪魔するなら、たとえ短期でも、ちゃんとした棒カツブーツを用意すること



。
今回、身を張って、これを学びました
。
ビカビカーッ

(←えばるなっての)。
ではー。