ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日の東京地方は、最高の秋晴れとなりました。

だったのですが、今日は、緑ちゃん倶楽部のメルマガ、みどり通信の執筆日ということで、

終日、PCの前で、カキカキ作業となりました。

 

今日も書きましたねー、約18000文字、原稿用紙で、約45枚分(ちょっと手が疲れましたなー)。

 

もうずいぶん前から続けております、安全地帯さんの30周年アニバーサリーコンサートの、僕という、いちキーボーディスト目線での全曲解説も、いよいよ佳境となってまいりました。

それでも一曲ごとの解説が、回を追うごとに長くなってきており、なかな終わる気配が(笑)。

それでも、今回は、ね。だいぶ、進みましたよね(笑)。

というわけで、今日は、会員でない皆さまにも、ちらりと触りだけでもお読み頂ければと思い、わずか一部ではございますが、抜粋してこちらでご紹介させて頂きたいと思います。

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27.「碧い瞳のエリス」

前略~

 ちょっと横道にそれますが、「暗い曲」というには、色々な解釈がありまして、曲調という意味では、やはり響きの暗いマイナーコードを使う、というのが分かり易いのですが、それを逆手にとってか、明るいメジャーコードで暗さを表現する、という手法もあるのですけどね。山〇〇〇さんの~中略~

 さて、「碧い瞳のエリス」ですが、キーはF#m(エフシャープ・マイナー。これが主和音=基調和音になる)というものになるのですが、ちょっといきなりですと、弾きづらいと思いますので、短三度上げてしまって、Am(エー・マイナー)というキーに置き換えてご説明しますね。鍵盤で言いますと、下から「ACE(ラドミ)」という三つの音を同時に押さえたものが、Amというコードになります。もし鍵盤がそばにありましたら、是非どうぞ。そして、もう一つ、このAmに“最も強く行きたがる“コードというのがありまして、それが~中略~

 その時、一番大切な=一番聴かせたいところ、つまりサビに、一番重要なコードを持ってくることが一般的です。サビの始まりか、終りかは色々ですが、ここにメッセージを込めるわけですね。なので、Amの曲では、このAmというくらい感じを、サビで思いっきり出したいわけです。逆に言えば、その分、~中略~

 では「碧い瞳のエリス」はどうかと申しますと、Amのキーでご説明しますと、Aセクションは「Am」で始まり「Am」で終わり、Bセクションは「E」で始まり「E」で終わり、~中略~

 

28.「ワインレッドの心」

 はい、安全地帯さんの大ブレイク曲となりました記念すべき一曲ですね。僕の15歳の誕生日に発売されたのでしたー(^o^)。まさか、30年経って、こうしてこの曲を本物の安全地帯さんと一緒に演奏することになるとはです。人生、本当に何が起こるかわかりませんね。

 さて、このイントロですが、これは2010年3月の「朝のヒットスタジオ・ライブ」(僕が参加させて頂いてから、初めてのライブにあたります)のリハーサルで、~中略~コード進行自体は、マイナーのスケールを、一つずつ順番下がってくるもので、とりわけ凝ったものではなく、定番の進行なのです。~中略~

 ですが、一つ僕が工夫したポイントがありまして、「ワインレッドの心」のキーは、この時のライブではEm(イーマイナー)でやっているのですが、普通に考えますと、このままEmで演奏して、順次ベースが「E→D→C」と下がり、最後に、緊張感のあるドミナント・セブンス・コードのB7で引っ張って、そこで、ワインレッドの本イントロへ、という感じになると思うのですが、僕は、この一人の場面では、~中略~

 ちょっと話が戻りまして、先ほどのシンセのイントロの音色なのですが、二種類のシンセのパッドに加えて、隠し味にチェロを入れて作りました。このチェロの音(こちらは生々しい本物風)に含まれるビブラートがいい感じで切ない音色にしてくれて、松田さんから「その音色、自分で作ったんでしょ?すごくいいねえ!」と褒めて頂いたのがとても嬉しかったです。そして、「・・・まるで、『〇〇〇〇〇の悲しみ』という感じだねえ!」とも(笑)。、~中略~

(衝撃の(笑)〇〇〇〇〇は、是非メルマガにてご確認下さい!)

29.「悲しみにさよなら」

前略~ 僕は、曲全編にわたりますパッドと、サビのカウンターメロディになっているベル。このベルは、Aメロの半分から、矢萩さんのギターのアルペジオフレーズとのユニゾンでも使用しています。

 キーは、A♭→A→B♭と、変わっていきます。この計二回の転調とうのは、色々な楽曲を見ても結構珍しく、また、マニアックなプログレなどは除き、いわゆるお茶の間的な大ヒット曲という中では、僕はこの曲くらいしか思い浮ばないですねえ(もし、ご存知でしたら教えて下さいね)。~中略~

 コードは、いわゆる一般的な「ツー・ファイブ・ワン(ジャズやポップスでとても多く使われる、最も代表的なコード進行の一つ)」をベースに作られている曲で、転調が無ければ、~中略~

 特にちょっと難しいのが、Aメロの半分1番でいうと「抱きしめる~腕の強さで」からの、矢萩さんのギターのアルペジオフレーズとのユニゾンで、「さえーなぜかー」の一小節が、~中略~

 これが思いのほか、難易度が高くてすね、DVDでちょうどこの辺りで、僕が映り込んでおりますが、なんだかニヤニヤしているのは、「ようし、今日もどうにか弾けたぞ」と、安心しているのです。~中略~

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などなど、この十倍位の長さで、あれこれとお話させて頂いております。

また、質問コーナーでは、

「ケンさんに、同時期にピンク・フロイドとディープ・パープルからメンバーのオファーが来ました。~中略~どちらか選ばないといけません。さてどうしますか。選んだ理由と断るのにも理由が必要です。」

こんな質問をお寄せ頂きまして、お答えさせて頂いております。

果たして、僕は、どっちを取るのか。

 

ってか、そもそもこんなオファーの話は、ありえないといいますか、

「来週から餃子の王将の社長になってもらえませんか。毎日、好きなだけ食べてよいので」

とか言われるようなものですよね(えー。ほんとかよ)。

 

そして、今回のプレゼント曲は、なんと、・・・あれなのであります。

これまた、今までに無かったものですが、お楽しみ頂ければ幸いですねー。

 

今日は、お昼に辛ラーメン作って食べました。

なんか、執筆というと、これが多いですねえ(笑)。

本の緑ちゃんの時から、ペアリングされております。

 

野菜の黒い感じは、オイスタ―ソースと、XO醤の色なんですよー。

ま、・・・正直申しますと、ちょっと一部焦げっぽくなったところもありますが(笑)。

ガーリックパウダーと黒コショウをガシガシ振って頂きました。

ウマーでしたよ

 

さて、明日もT京音大がござますし、夜には緑ちゃん倶楽部のレッスンもございますので、そろそろ、

 

ぷ、の時間にしましょうかねー

わーい

 

ではー。



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