怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

どうも雨ばかりですが

2006-04-16 10:32:47 | Weblog
土曜日は何とか天気は持つとの予報でしたが、起きてみると朝から雨。たいした降りではないのですが、止みそうで止みません。
路面もしっかり濡れていて、結局テニスは断念。暇をもてあまして本を読んで過ごしました。ちょっと古いのですが佐藤優の「国家の罠」を読み終えることができました。ご存知外務省のラスプーチンと言われ、鈴木宗男と組んで外務省を壟断し、逮捕起訴され執行猶予付きの判決を受けた佐藤優の逮捕されてから裁判までの経過を佐藤優の視点で書いたものですが、あの時のマスコミを中心とした熱狂が収まった今でこそ、いろいろ考えながら興味深く読むことができました。思うに鈴木宗男自身は、いろいろ問題があり、もちろん恫喝と強要は限りなくあったのでしょうが
なぜあの時点で逮捕されたのかと言うとまさに国家の方針転換があった(誰がそれを決めているのかと言う疑問も沸くのですが)結果だったのでしょう。佐藤はこれを検察の「国策捜査」と表現して、なぜこのような国策捜査が行われたかを繰り返し分析しているのですが、検察官との生々しいやり取りとか、状況の変化に応じて保身に走る人、逃げ出す人とかの醜い官僚の姿(自分も税金で禄を食む一員として考えさせられますが)とかが浮かび上がってきます。
そんな中で佐藤優は検察と妥協することなく拘置所暮らしを長きに渡って過ごすのですが、それを支えていたのは、皮肉なことに裏切られた国家へのロイヤリティであり、最後は自分の主張の正しさを歴史が認めてくれるであろうという信念でした。いったい検察はどういう基準で誰の指示により国策捜査を行うのでしょうか。自分は国家のために懸命に仕事をしていたのに、いつの間にかその国家によって犯罪者にされてしまう理不尽さと恐ろしさが伝わってきます。
と言うことで土曜日は過ごし、日曜日も予報では雨なので、今度は横山秀夫でも読もうと思っていたのですが、明け方は雨が残っていたのですが、9時ごろには晴れてきました。どうしようかとも思いましたが名城庭球場はクレーで使用不能だろうと勝手に決めて、テレビを見ています。どなたか行って、やれた人がいれば投稿してください。
ところでアサヒビールの守山工場が予約制で5月7日までの10時から15時までで見学会をやっています。新守山からバスも出ているみたいですので、一度みんなで行きませんか。もちろん30分間おかわり可能の試飲もあります。
コメント (3)
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