怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

2月11日瑞穂公園テニスコート

2015-02-12 07:33:25 | テニス
前日までの寒さが過ぎ去り、風もなくいい天気です。
休日なのでゆっくり起きてコーヒーを飲みおもむろに瑞穂公園テニスコートへ出かけます
瑞穂通では3月のマラソンフェスティバルの交通規制の看板がすでに立ています。

通りでは下見を兼ねてか走っている人も何人かいます。
コートに着くと今日は6番コート。お久しぶりに病院の熊さんに会って少し駄弁ることができました。相変わらず若々しくずんぐりむっくりでしたが、いつもこのブログを読んでいると言われてちょっと感激。丁度血圧の話で病院の熊さんのお言葉を引用させていただきましたが、何か違っていたらぜひコメントしてください。
コートにはすでにタケちゃんマン、森の熊さん、ヤッターマン、1059さんが乱打をしていてOBさんがベンチにいました。今日は6人です。
一通り乱打をして一休みしてビールを。この日はアサヒの新製品のクラフトビールを買ってきました。

ちなみにサークルKでクーポンを発券してポイントで買うと2本で170円。店員さんもこれはお得ですねと言うお得度!
味はと言うと黒ビールのような味わい。アルコール分は6%できく~
一休みしてからじゃんけんして試合に。
最初はOBさんと組んでヤッターマン、1059組と対戦。ところがと言うか順当にと言うかいいところなしで0:4の完敗
やっぱりいきなりビールを飲んで試合に挑んでは大幅戦力ダウンか…
続いては同じくOBさんと組んでタケちゃんマン、森の熊さん組と対戦。ここも最初のゲームを落としてこのまま今日は一度も勝てないままかと弱気になったのですが、ここから何とか盛り返して2:2の引き分けまで持ち込みました。
天気がいいのでゲームをやっていると大汗をかいてしまい、みんな着込んでいたのをどんどん脱いでいきます。南向きでボールが上がると眩しくて見えない。これをうまくゲームに利用できればいいのですが、逆にミスするばかり…
ここで組み替えて1059さんと組んでヤッターマン、森の熊さん組と対戦。ここもいいところなしで何とかデュースに持ち込むのがやっとと言うことで結局0:4の完敗。なんだかな~
ガラスの肘のタケちゃんマンは肘が痛くなってここでリタイア。ビールを片付ける役に専念します。
そんなタケちゃんマンはほかっておいて今度はヤッターマンと組んでOBさん、1059組と対戦。ここは守備範囲の広いヤッターマンの頑張りと酔っぱらった勢いで3:1の勝利。久しぶりの勝利でした。
最後はもう一度OBさんと組んでリベンジ。相手は1059、森の熊さん組。この試合はもつれて一進一退の長い試合になりました。どちらも決定打をかいて結局2:2の引き分け。最後は何とか引き分けに持ち込んでよかったとしておきましょう。
終わっていつものしげすしへ行くのですが、森の熊さんは誘っても頑なに拒みます。しげすしなら飲まなくてもお任せコースを食べれば割り勘負けしないんですけど、酔っぱらいの話は聞きたくないのでしょう。


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田中秀一「コレステロール常識」ウソ・ホント

2015-02-11 08:07:49 | 
先日、テニスの合間に駄弁っていたのですが、期せずして健診結果のことが話題になりました。
タケちゃんマンも私も高脂血症の部類に入るのですが、何となくコレステロールの検査数値については議論がいろいろあって高めでも安定していれば心配することもないという自分たちに誠に都合の良い結論になっています。
この本を読むとあながち間違った結論ではないとわかります。
著者は医師ではなくて慶応の経済出の読売新聞の記者。この本は読売新聞の連載企画「医療ルネッサンス」の記事が元になっています。そのためあまり難しい記述もなく非常に読みやすく読むことができます。

ところで高コレステロール血症が何で問題かといえば、動脈硬化の症状が進み、心筋梗塞や脳梗塞になるリスクが高くなるから。
でも戦後日本人のコレステロール値は上昇しているのですが、年齢調整死亡率で見ると心筋梗塞や脳梗塞は減っている。コレステロール値と心筋梗塞との関係のエビデンスはどうなっているのだろうか。現在の診断基準は正しいのだろうか。
実は日本人はアメリカ人と比べるとコレステロールが高くても動脈硬化が進んでいない。日本人の魚や穀類を食べる生活習慣もあるのだろうか、心筋梗塞の発症率はアメリカが5倍ほどある。
さらにコレステロール値が高いほど癌になりにくい。がんを防ぐ免疫機能を活性化しているので、がん死亡率や発症率は下がると思われる。
脳卒中を見てみると、大規模な疫学調査を行った久山町調査では、コレステロール値は上昇しても脳卒中は激減している。コレステロール値が上昇したことによって、脳血管を丈夫にしたのではないだろうか。
総死亡率とコレステロール値の関係を見て見入ると大阪府八尾市の調査では男性の場合総コレステロール値240~279mg/dlが一番死亡危険度が低い。私の場合ズバリど真ん中!コレステロール値が159以下とか280以上の人の死亡危険度の約半分です。高コレステロール血症の患者約5万人を対象にした「日本脂質介入試験」では200から259の死亡危険度が一番低い。やっぱり低すぎる人のほうが死亡危険度が高いのです。心臓病だけでなくがん、脳卒中を含めた病気全般を考えるとコレステロールが高めの方が健康で長生きできるみたいです。
今の220とか240以上なら高脂血症という診断基準では検診を行うと30%余りの人が該当してしまうのですが、日本は世界一の長寿国。その国の国民の3分の1が病気というのは、診断基準の方がおかしいと思いませんか。
検診で医療機関に受診しなさいと言われて行くと250くらいでも下げないと心筋梗塞になると脅かされて薬を出されるのだが、これによって心筋梗塞は31%減少という結果があるそうです。しかし、欧米と違って日本人は心筋梗塞の発症率が低く、日本人が薬を飲んで恩恵を受けるのは計算上100人当たり0.19人、5年間に一人の心筋梗塞を予防するために1000人以上が薬を飲み続けなくてはいけない…
製薬会社としては高脂血症の薬はドル箱で、三共製薬はこれで(メバチロンだったかな)いくら稼いでいるのか。高齢化に伴い検査で引っかかる人はどんどん増えるのでこれでは医療費は際限なく膨らみます。
そもそも女性はコレステロールが心筋梗塞の危険因子としては小さく、喫煙、高血圧症、糖尿病の方がはるかに大きい。高齢者についてもコレステロール値が高めの方が長生きという調査もあり、その人の属性、年齢、血圧、HDLコレステロール値などを総合的に考慮することのなくすべての患者を一律の診断基準で薬物療法を行うのは間違っているといいのだろう。無理に下げて薬の副作用と思われる症状が出る場合もあるみたいです。
喫煙していて血圧が高い人と喫煙歴がない血圧正常の人を同一の基準でとらえるのはおかしいでしょう。死亡危険度で言うと血圧と喫煙歴は要注意ですけどね。余談ながら血圧は一日の中で変動が結構あるので家庭で測るなら朝起きて用便後の朝食前と決めて測りましょう(病院の熊さんのご指導です)
生活指導の評価が低く薬を出してなんぼという今の診療報酬基準から面倒なことは考えずにとにかく薬を出した方が楽なんですけどね。
ちなみに生活指導について言うと植物油のリノール酸の摂りすぎは動脈硬化を進め体に悪い。以前は健康にいいと言われていたのですが今では逆で、マーガリンではなくてバターの方がいいとか。マヨネーズ、ポテトチップが好きな人は要注意です。運動はHDLを改善するので毎日1万歩を歩きましょう。
それにしても今でも健康診断を受けるとコレステロールの240以上はチェックされて医療機関に受診しなさいとなります。私も260台でしたがしっかり要医療になっていました。なんだかな~
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家族でトラフグのコースを堪能

2015-02-09 07:16:05 | Weblog
いつも自分だけうまいものを食べているのはいかがなものかという声もあり、この日は家族で「八百玉」を予約して「トラフグコース」を食べました。

前菜は博多春菊の胡麻和えです。博多春菊とは普通の春菊と何か違うのか?食べてみると春菊特有のえぐみがまったくありません。少し物足りないかもしれませんがえぐみがあまり好きでないので美味しい。
まずはひれ酒と冷酒で「田酒」
ひれ酒のひれが大きくて香ばしい。子供たちも美味い!と言って飲んでいます。

飲んでいるとお待ちかねのてっさが登場。

さすがトラフグ。通販の冷凍の刺身とはねっとり感と言うか食感が違います。
田酒の後は磯自慢に。磯自慢は大吟醸が洞爺湖サミットでも出たと言う知る人ぞ知ると言う銘酒。なかなか手に入らないのですが、ここ八百玉ではいつもあります。田酒と比べると飲みやすくてさらさらと喉を通ります。
酔っぱらってきた頃に、鍋になります。
フグの身は、あらとしゃぶしゃぶ仕様の半分づつ。
こちらがしゃぶしゃぶ仕様です。

まずは煮えにくい野菜とあらを投入して出汁を出していきます。

煮えるのを待っている間にフグのから揚げが出てきました。
出てきたときに写真を撮ればいいのですが、どうも出てくると興奮してすぐに食べだしてしまうので、写真に撮るときは食べさしになっています。
骨の周りの身をしゃぶると幸せ・・・

お酒もなくなり今度は蓬莱泉の生酒。ところがこれは残り少なく最後だったのかお銚子の大がもうなくて小1本だけ。まあ飲みすぎずに調度よかったのでしょう。これは純米酒のコメのねっとり感があります。米の酒の旨味と言うか日本酒を飲んでいるという気持ちになります。
しゃぶしゃぶ用の身は煮えすぎるといけないので各自自分の分を箸で持ってしゃぶしゃぶ。あわせて鍋をわっさわっさと食べていきます。あらをしゃぶるとコラーゲンもあって、ここぞとお酒をぐびり。
子供たちはフグだけでは物足りないのか、追加でポテトサラダにだし巻き卵、焼き牡蠣を頼んで食べます。
鍋を食べれば雑炊に。

ご飯は一人軽く一膳ですが、卵と出汁で鍋一杯になり、茶碗に3膳食べてもまだ残っています。
でも海苔をかけてポン酢に紅葉おろしを少しかけるとフグ出汁の上品な味が一層引き立ち、さっぱりしているのですが濃厚なフグの味がして、フグ鍋はやっぱり雑炊を食べるための前菜か。

最後はデザートにアイスクリームが出て満足な夕食が終了。
ちなみにこのフグコースは一人7千円。お酒と追加料理で全部で3万4千円ほど。ちょっと贅沢でしたが、「トヨタ」株の配当が年末に5万円ほど入ったのでたまにはいいでしょう。
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2月7日東山公園テニスコートは4人だけ

2015-02-08 11:32:15 | テニス
朝起きるといい天気
今日は高気圧の中で穏やかな日になるみたいです。
そう思っていると例によってOBさんから仕事でいけないとのメール。お気の毒なことに相変わらず忙しいことです。
昼からは少し雲が出てきましたが、天気が崩れるのは明日の予報。
いつものように池内町13時54分のバスに乗って妙見町に行くと歯医者さんの上の温度表示は10度でした。

この日の7番コートに14時30分に行くと森の熊さんとタケちゃんマンの二人だけ
3人で乱打を始めましたが、どうも寒い時は集りが悪い…
このまま3人だけかと思っていたらヤッターマンが登場。何とか4人になりました。
聞くとはげ親父は腰を痛めたとか。1059さんはどうかとメールしたのですが、芝刈りでいけませんとのこと。
う~ん、今日は4人だけか。
それでも4人集まったので、さっそく試合を始めます。
最初は森の熊さんと組んでタケちゃんマン、ヤッターマン組と対戦したのですが、最初の2ゲームは全くいいところなくて1ポイントを取るのがやっとという散々な出来。ここから少し頑張ってデュースまで持ち込むのですが、それも最後は力尽きて結局0:4の完敗
一休みしてビールを飲むのですが、私は夜に家族と夕飯を食べる予定なのでコップ1杯だけ。森の熊さんはいまだ薬を飲んでいると言うことでビールに近づいてきません。タケちゃんマンとヤッターマンで持参した缶ビールを3本飲んでいました。
一休みした後は組み替えて試合を続けます。
今度はヤッターマンと組んでタケちゃんマン、森の熊さん組と対戦。ここも実力通りと言うかいまいちの出来で1:3の負け。
この後のタケちゃんマンと組んだ森の熊さん、ヤッターマン組との対戦も1:3の負け。どうも私と組むと負けと言うことでみなさんどうもすいません。
ここで4時を過ぎたのですが、最後にもう一回戻って森の熊さんと組んでタケちゃんマン、ヤッターマン組と対戦。
タケちゃんマンは今やガラスのひじになっていて、1週間に1回のテニスがやっととかでスクールも行くのはやめようかと考えているみたい。この日もそろそろ痛みを感じてきたとのことでパワーダウンしてきました。そのせいか最初の2ゲームは連取。半分リベンジ達成。このまま4ゲーム連取か・・とはいかずにここから2ゲームは取られ2:2の引き分けで終了。それでも最後は負けなくてよかった、よかった。
森の熊さんはしつこく誘ってもまっすぐ帰り、私も直帰なのでタケちゃんマン、ヤッターマンもさみしく帰ることに。

私は妙見町から16時43分金山行きのバスで帰りましたが、途中八事日赤の交差点はすごい数の学生であふれていました。どうやら入試が終わって地下鉄で帰るところだったみたいです。
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確定申告をしなくては

2015-02-07 13:17:46 | Weblog
2月になって、税務署からは確定申告の案内が来ました。
昨年申告して追加徴収されているので、納付書まで入っていました。

それではと領収書を集めて入力しやすいように整理して並べます。
パソコンで国税局のホームページから確定申告作成コーナーにいき、入力していきます。
今の所属の源泉徴収票に、個人年金の支払い証明。そして役員をしている法人の源泉徴収票。全部足して年収を出すと全部合わせても昨年の半分以下。
4月から6月は無職無収入だったので仕方ないか。
退職時に社会福祉協議会に寄付をしているのでこれも入力。
続いて医療費控除なんですが、すごい領収書の数で見るだけで嫌になります。一生懸命入力しても10万円の壁は結構厚くて結局控除できないと言うこともありましたが、今回は母が義歯を入れたところ9万円かかったので、確実に超えます。
母はもうこの歳で何年も使わないのだから、こんな高い歯を入れてくれなんて一言も頼んでいないのに勝手に決められ請求されたと怒っていました。多少なりとも説明はあったと思うのですが、歯科医に言わずに家に帰ってから愚痴っても如何ともなりません。聞くと母の時は大先生が診るそうで、母としては若先生(と言っても弟と同級生なので50歳過ぎですが)に診てもらいたかったのに、昔からの付き合いで自動的に大先生になるのがそもそも不満みたいです。いくら元気でも80歳過ぎでは手元が狂うかもしてないし目も大丈夫かと思うので希望しなければ診てはいけないでしょう。
一家全員の領収書を打ち込むと100件以上になります。

みんなまんべんなく受診しているのですが、1件が千円以下のものも多くて面倒くさい。
それでも入力は簡単で前項のコピーもあって1時間ほどでできました。控除額は20万円少しで、母の義歯がなければほとんどないと言うことでした。
かみさんの勤め先のうち1か所からまだ源泉徴収票が届いていないので、配偶者特別控除の確定ができずに完成とはなりませんでした。後日打ち出して提出しましょう。
一応計算した結果では午前中に大汗かいてやってにもかかわらず、還付は1万円にもなりませんでした。仕方ないですね。
今年は満61歳になって、いよいよ年金も支給されるし、個人年金もまるっと1年出るので、来年確定申告するときには追加納付しなくてはいけないでしょうね。
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「その税金は払うな!」大村大次郎

2015-02-03 20:40:16 | 
そろそろ確定申告の季節になりました。
昨年は退職の際に社会福祉協議会に寄付をしているし、医療費も母が歯医者に行ったら9万円の義歯を入れる羽目になり(母はもう老い先短いのにそんな高い義歯を入れることはないのにとこぼしていましたが、歯医者に言わずに私に愚痴っても如何ともし難いのですが)、10万円は超えそうです。
確定申告をする前にちょっと読んでみようともって手に取ったのがこの本。

題名はいかにもという感じですが、実務として初めて知ったとかいうことはほとんどない。限度額とかを考え各種控除をうまく使えということは常識でしょう。
サラリーマンの源泉徴収という制度は非常に徴税コストの安いナチスに学んだいわば戦時体制のもたらした制度というのはなるほどと思いました。所得税の8割以上は源泉徴収で納められているのですが、税務署の源泉徴収担当者は所得税担当者の1割程度とか。企業の給与事務担当者を無料で使っているわけです。
源泉徴収されると丸裸で控除も限られているので、社内起業して個人事業者として会社の仕事を請け負えば経費をバンバン落とせます。確か野口悠紀雄も同じことをどこかで書いていましたね。
ちなみに外資企業がよくやっているみたいですが、給与として支給しないで住居とか福利厚生で現物貸与すれば非課税給付になるので節税になるとか。
確定申告する際にグレーゾーンで判断に迷う部分はあるのですが、税務署に聞けば必ず厳しいほうに回答します。でも税務署の判断は絶対ではないし、さっさと自分で有利な方に判断して申告すればそれを覆すだけの手間と自信はない。日本は申告納税制度の国なので、基本的に納税者の申告を認めるのが建前。納税者の申告に明らかな誤りがあった場合だけに修正指導が行われるので、グレーゾーンではよほどのことがない限り税務署が修正指導したりしないとか。出したもん勝ちなのかと少し気が楽になりました。
ところでこの本では有名人の節税術も紹介しています。
住民税について言えば竹中平蔵の節税術はまねはできないですが究極の方法です。何となく竹中という人間の品性のいやしさを感じてしまいます。住民税は前年の所得が1月1日現在住所のある人にかかります。1月1日の海外へ住所を移していればかかりません。当時慶応大学の教授でしたがアメリカで研究しているということで1月1日の住所はアメリカに移しています。しかし慶応大学教授として働いているので所得税は日本で申告しています。アメリカでは所得が発生していないのでアメリカでの住民税は払っていないのでしょう。まさに制度の狭間をついたのですが、こういう人が大臣までなって経済云々というのはどうなんでしょう。
この他にも政治家の政治資金を活用した節税、投資事業組合を活用して急成長した村上ファンドなどの仕組み、沖縄構造改革特区を利用したライブドアの節税術、海外へ資産を移しての節税術、芸能人などが会社をつくっての節税、ペーパーカンパニーを利用した節税と、いろいろな節税方法が出て来ますが、残念ながら個人でうまく活用できそうなものはありません。今なら「ふるさと納税」を目いっぱい活用しましょうというのが一番です。
強いて言うならば、そんなお金もないのですが、「危ない金は現金で持て」ということですか。
あの田中角栄は税についても裏の裏を知り尽くしていたので、脱税では起訴されていません。更に相続税対策もちゃんと怠りなくて、資産400億円以上あったと言われますが遺族の納めた相続税は65億円。うまくファミリー企業などを使って土地建物株などを分散していたみたいです。
一方、金丸信は裏献金を割引債で持っていたので脱税で逮捕されました。橋本派は日本歯科医師会の裏献金を小切手で受け取っているので政治資金規正法に問われたのです。現金でなくて金融機関をかましていると金の出入りの記録が当局に把握されてしまうのです。
相続する時でもそうですが、金融機関に記録が残っているお金は調べられれば絶対にごまかしようがありません。タンス預金で家に現金がある場合はどこからのお金がわからないので税務調査で家探しされて見つからない限り税務当局には分からないのです。でももう危ないという時から始めたのではバレバレです。相続する財産があるのなら何年か前から準備を怠らないようにしないと税金は免れないみたいです。毎年100万円づつ贈与するとするといいのですが10年で1千万円なので退職したらすぐに取り組めということですか。まだまだ自分で使えるうちは使いたいですね。預金を下ろして家で現金を保管するのも盗難にあうとか火事になったらどうしようとか心労が重なり大変なので無理ですね。財産があればちゃんと申告して正しく税金は納めましょう。
著者は元国税調査官で現在はフリーライターとか。もっと実務的にここまでは税務署もやらないだろうというような抜け道もありそうですが、書けるのはこれくらいなのでしょうか。確定申告するのならもっと実務的な本を読んだ方がいいのかな。
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