言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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店内の備品まで気を使う?

2016-01-12 10:36:57 | 接客

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



今日は曇の夜明けで、明るくなるのが遅かったですね。

曇っているので、寒さもいちだんと感じます。

今日一日このような天候なんでしょうか。


さて、本題です。


今日は、大晦日のそば屋さんでの話です。


昨年末、あるおそば屋さんにそばを食べに行きました。

もちろん、年越しそばですよね。


そのそば屋さん、けっこう老舗らしく、東京の築地に本店があるらしいのですが………。


中に入ると、結構な歳の(他人のことは言えないけど)おばさんたちがスタッフとして、忙しそうに立ち働いていました。

その方たちの接客態度は昔からのものなので、あまり愛想よくない。


何ででしょうね。

あるとき東京の下町の、これもずいぶん前からやっているということらしい店で、その土地で有名な食べ物を食べたのですが、そこで働くおばさんたちの接客態度も、不愛想を絵に描いたようなものでした。


まあそういう態度には、こちとらある意味慣れているので、そそくさと注文しました。

混んでいたこともあって、けっこうそばがくるのが遅かったので、その時間を利用して、テーブルに乗っている備品をしげしげと観察させていただきました。


まず、最近はどこでもあるお箸箱。

これが黒く塗った一見木製のようなんですが、れっきとした(?)プラスティック製。

そして老舗らしいのにもかかわらず、お箸もそこら辺にあるような黒い塗りの、プラスティック製。

老舗そば屋とプラスティック製。

いかにも、なんとまあ、気を使っていないことかと、ちょっと呆れました。


店内の壁にはそれらしい書体の文字を額に入れたのが麗々しく飾ってあるのに、備品がお粗末


なぜ徹底しないんでしょうね。

プラスティック製は、老舗のおそば屋さんには絶対に似合わない。

お箸だって、使い捨てじゃないものにするのなら、木製のきちんと塗りの入ったものにしなくちゃ。

そして、お箸を入れる箱にしたって、木製の漆を塗ったものぐらい使わなくちゃ。

そこら辺のチェーン店と同じじゃ、名前が泣くよ。


このそば屋さんだけじゃないけど、やはりその店に合った設えを細かなところまで目を行き届かせて、漏れなく気を配らなくちゃ、化けの皮がはがれてしまいます。

有名ブランドのショップで、クレジットカードのサイン用に渡されたボールペンが、どこかで貰ったような名入りのものだったらがっかりしますよね。

そういうことなんですよ。


細かな部分にまで気を使いましょう。

“神は細部に宿る”というじゃないですか。



さて、連載中の『時代においていかれたテーラーの復活』は今日で第9回目です。

ここからどうぞ。


その店では、受付の奥で数人の女性が盛んにミシンを操作して、指定されたリフォームをやっている。

「あ、そうか。これだ」と本田は思った。

友岡のように、洋服のいろはをよく知っている技術者が、これをやることで信頼感が出るはずだ。
ある意味、ヒットするんじゃないかと感じた。

町のリフォーム屋さんでは、パートの奥さんたちが片手間のように作業しているが、この作業を友岡のような熟練者が店でやっているとなると、安心感があるはずだ。


提案のコンセプトが固まった。

『洋服づくりの匠による洋服のリフォーム』

これだ。

お客様が持ちこんだ洋服のリフォーム依頼を、期待以上の出来でお渡しする。

それができるのは、もともと30年以上のテーラーとしての腕があるからだ、というわけだ。

このコンセプトをもとに企画書を認めた。


それから数日後、本田は友岡を訪れた。


                         つづく



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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