こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今朝は快晴。
気温は低くても、昨日よりは1℃ぐらいですが、上。
1℃ぐらいじゃ、同じかーーー。
昨日もよく晴れたので、気温が低いわりには日が当たるところでは暖かく感じました。
さて、本題ですが、昨日の続きになります。
あなたは店を出したいとき、競合店がひしめく地域か、競合店があまりないか、もしくは全然存在しない地域か、どちらに出店しようとかんがえますか?
先日の夕方のニュースで、あるラーメン屋さんを始めた人の話が出てきまして。
その人は、その地域がラーメン店がひしめく激戦区だったということを全然知らずに店を出した、ということが最初紹介されていました。
そこでmy奥さんが言ったのは、「それじゃだめだよね、もっと少ないところに出さなくちゃ」ということでした。
しかしわたしは、「いやそうじゃないよ、初めての店だからこそ、競合店が多い地域に出せばいいんだ」と。
たぶんおおかたの人は、my奥さんの言い分に賛成するはずです。
違うんですよ。
なぜでしょうか?
それはたとえば上記のラーメン店だとすると、ラーメン激戦区に出したとします。
そこにはすでにラーメン好きのお客様がたくさんいる、たくさんやってくるというマーケットがすでにできています。
そうすると、新店ができたということになれば、必ずお客様の目がその新店にも注がれます。
どんなラーメンなんだろうな、という好奇心が必ず湧くはずです。
ということは販促費用ゼロで、新規のお客様が来店されます。
もちろんそこで何の変哲もないラーメンを出せば、一度きりでおしまいですが、それなりにうまくて、もしかしたら他店とは違う味、違うメニューがあれば、そのお店はきっちりとその場で独自の地位を獲得できます。
全然宣伝もしないで、お客様を獲得できるわけです。
宣伝はむしろ競合店すべてが、その地域にはラーメン店がたくさんあるよと宣伝してくれているわけなんです。
コンビニの昼のお弁当はよく売れますね。
だから普通は新しくお弁当屋さんを出そうとすると、そこから離れたところに作ろうと思います。
でも、わざとそのお弁当がよく売れるコンビニのとなりにお弁当専門店を出せばどうでしょうか。
これも上記のラーメン店と同じで、宣伝しなくても、お弁当を求めるお客様がやってきますね。
「あ、弁当屋さんができたんだ、一度食べてみようか」と、よほどへそ曲がりの人以外は、そのように思うはずです。
「コバンザメ商法」とも言える考え方ですが、もし味、料理に自信があるなら、同業の繁盛店の隣りに出店するのが一番の上策ではないかと思います。
そうすることで、お互いが切磋琢磨して、より繁盛していくのです。
太田市は焼そばの町としてある程度全国的に(B級グルメ的に)知られていますので、“焼きそばなら太田で、一度は食べてみなくちゃ”と、B級グルメファンならそう思ってやってきてくれます。
それは、やはり、ボリューム的に焼そば店がたくさんあるからというだけのことで、皆さんがある程度注目してくれているからです。
マーケットとして成り立つためには、ボリューム(店の数の多さ)も大切なことです。
そしてネームバリューがない店でも、お客様がやってきてくれる可能性が高いのは、やはり同業種の集積地、なんです。
新宿歌舞伎町もしかり、銀座の高級クラブもしかり、また流通などを考えれば、工業団地なども同じ考え方ですよね。
何にも競合店のない地域に出すとなると、まずそこにお客様に来ていただくための努力がたいへんです。
あなたはどちらに店を出しますか?
さて次は連載中の『時代においていかれたテーラーの復活』は、今日で11回目です。
ここからどうぞ。
「ちょ、ちょっと待ってください。何もそうすぐにやめるなんて」
本田は続けた。
「わたしは今、友岡さんができることで、すぐにでも、少ないですが、お金が入ってくるようにという思いで考えました。
はっきり言って、もし友岡さんがもっと若ければ、ほかのことも考えたでしょうが、友岡さんの現状を考えた場合の最適な方法を提案したつもりです。
それを、何も聞かないうちから怒ってしまったら、取りつく島もないじゃないですか」
「わたしもね、ほんとはわかってるんですよ。言われなくってもね。
でもね、やっはり自分の思っていることを、ずばっと他人から言われることほど、情けないことはないじゃないですか」
「………」
「わかってますよ。一度ぐらい意地を張らせてくださいよ。
お客さんにはこんなこと言えないし、できないんですから」
「はいーーー」
「わかりました。今の自分の技術を活かすとなったら、そういうことですよね」
友岡は、自分に言い聞かせるようして、決断したようだった。
「友岡さんわたしが提案するのは、単なるサイズの変更とかの直しをするというのではなく、もちろんそれが主となるでしょうが、もうひとつ大事な仕事があるんです。
それは友岡さんならではの技術がものをいうんです」
「どんなこと?」
「着物なんかは、昔からいろいろなものに作り直してきましたよね。
お母さんが着ていたものを娘さんにあげる場合、ちょっとサイズを直したり………。
着物はそういったことが可能な作りになっています。
さらには着物の糸を抜くと、また元の反物になり、それが布団のカバーに変身させたりできます」
「ええ………」
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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