園林堂から、舟溜まりのある「笑意軒」へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/a0/a329ee5e1257e2b18bddf10b918b3710.jpg)
笑意軒の前面です。
桂離宮のほぼ南端に位置し、梅馬場から左に行くと「笑意軒」の前に出ます。
笑意軒前の池は一隅の入江状になっているので、船着場には二箇所の石段から
下りることができる、舟溜まりとして実用性の高いところです。
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雪見燈籠
梅馬場の苑路脇にある「雪見燈籠」は、数多い京都名園の雪見燈籠のなかでも
安定感があって姿もよく逸品とされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/66/8f4d8fc377190768d523a2e8d7033eef.jpg)
「笑意軒」の扁額と、写真は五つですが「六つの丸窓」
篇額は智仁親王の御次男で、智忠親王の弟宮の曼殊院門跡良尚法親王の筆。
六つの丸窓は、それぞれに下地の組み合わせを変えるなど凝ったものであり
「四季の窓」と呼ばれていますが、名前の由来は明らかではないそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/09/a880e58ad2cde4e6f5ae385b3bc9f395.jpg)
口の間に続く六畳の二の間は 南側に肘掛窓があります。天井は一つの
つながりで室内を広くみせる配慮と考えられているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/fc/d6b3581cb2ff5ff8d408abae426db2fc.jpg)
その中敷居下の腰壁には、市松模様の部分に金地にエンジ色のビロード
その他の部分に金箔が斜めに貼り付けられています。
襖の引き手は「櫂 (カイ)」の形になっています。
入り江状の池は舟溜りとして使われたので「櫂」の形が選ばれたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3b/4ca19249a14fdc976985a40bc9e00a55.jpg)
口の間の杉戸の引き手は「矢」の形になっていて
手をかけるところは「矢羽」になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f9/3fc140262cea61566637f4ede5908979.jpg)
この手水鉢には「浮月(うきつき)」の名前がついています。
手水鉢の水面に映る「月」を楽しんでいたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/1e/80ffbfe84fbcf2a42bcc7e0afb11ca11.jpg)
笑意軒の紅葉した庭先から「園林堂」がみえてます。
松琴亭と同様に茶屋建築の一つで、智忠親王の代に造営されたのですが
笑意軒だけ「軒」が使われているのは、中の間・次の間・口の間・膳組の間
などの母屋の主な部分が、桂の茶屋の中で最も大きいからと言われています。
========== 四つの書院 ==========
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ab/d8baa2724041bfbf0692eb1b903b6866.jpg)
書院全景
桂離宮の書院群は、東から古書院(写真右端)、中書院、楽器の間、新御殿が雁行形に連なって並んでいます。この形状は各書院が時を違えて次々に増築された結果、軸をずらし日当たりや風通し、建物からの庭園の眺望に配慮したそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/68/fc6a7224022f4676fd3532e34f0aa38e.jpg)
残念ながら書院の中には入れないので、通りすぎるだけでした。(;_・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/70/f4815b77fb18a87b2f0503313cbbded5.jpg)
古書院の「月見台」
二の間の正面に、広縁から池に突き出すように竹簀子で作られた月見台は
月見はいうまでもなく、苑内の主要な景観が一望できるところでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/7c/2f662b92ab94e0f7b1df3170eb052da6.jpg)
東側からみた、古書院と月見台です。
明日は、「月波楼から中門、衝立松」です。
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笑意軒の前面です。
桂離宮のほぼ南端に位置し、梅馬場から左に行くと「笑意軒」の前に出ます。
笑意軒前の池は一隅の入江状になっているので、船着場には二箇所の石段から
下りることができる、舟溜まりとして実用性の高いところです。
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雪見燈籠
梅馬場の苑路脇にある「雪見燈籠」は、数多い京都名園の雪見燈籠のなかでも
安定感があって姿もよく逸品とされています。
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「笑意軒」の扁額と、写真は五つですが「六つの丸窓」
篇額は智仁親王の御次男で、智忠親王の弟宮の曼殊院門跡良尚法親王の筆。
六つの丸窓は、それぞれに下地の組み合わせを変えるなど凝ったものであり
「四季の窓」と呼ばれていますが、名前の由来は明らかではないそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/09/a880e58ad2cde4e6f5ae385b3bc9f395.jpg)
口の間に続く六畳の二の間は 南側に肘掛窓があります。天井は一つの
つながりで室内を広くみせる配慮と考えられているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/fc/d6b3581cb2ff5ff8d408abae426db2fc.jpg)
その中敷居下の腰壁には、市松模様の部分に金地にエンジ色のビロード
その他の部分に金箔が斜めに貼り付けられています。
襖の引き手は「櫂 (カイ)」の形になっています。
入り江状の池は舟溜りとして使われたので「櫂」の形が選ばれたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3b/4ca19249a14fdc976985a40bc9e00a55.jpg)
口の間の杉戸の引き手は「矢」の形になっていて
手をかけるところは「矢羽」になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f9/3fc140262cea61566637f4ede5908979.jpg)
この手水鉢には「浮月(うきつき)」の名前がついています。
手水鉢の水面に映る「月」を楽しんでいたようです。
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笑意軒の紅葉した庭先から「園林堂」がみえてます。
松琴亭と同様に茶屋建築の一つで、智忠親王の代に造営されたのですが
笑意軒だけ「軒」が使われているのは、中の間・次の間・口の間・膳組の間
などの母屋の主な部分が、桂の茶屋の中で最も大きいからと言われています。
========== 四つの書院 ==========
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書院全景
桂離宮の書院群は、東から古書院(写真右端)、中書院、楽器の間、新御殿が雁行形に連なって並んでいます。この形状は各書院が時を違えて次々に増築された結果、軸をずらし日当たりや風通し、建物からの庭園の眺望に配慮したそうです。
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残念ながら書院の中には入れないので、通りすぎるだけでした。(;_・)
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古書院の「月見台」
二の間の正面に、広縁から池に突き出すように竹簀子で作られた月見台は
月見はいうまでもなく、苑内の主要な景観が一望できるところでした。
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東側からみた、古書院と月見台です。
明日は、「月波楼から中門、衝立松」です。