kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

愛宕山常夜燈

2015年11月23日 | 京都
愛宕山への常夜燈や道標を見ることは多いのですが『愛宕山に行こう。』
『愛宕山に行ってきた。』は、今までに一度も聞いたことがありません。
でも、京都に行くと『あれが愛宕山。』と説明されることは多いです。


ここにも立派な「愛宕山常夜燈」があります。

愛宕山のことが知りたくなって検索すると
愛宕山は、あたごやま、あたごさん、おたぎさんと呼ばれていますが山の名前で、日本各地に愛宕山の名前をもつ山が沢山あります。多くは愛宕神社と関連のある山で、その大元の愛宕神社(山城国葛野郡 )の名も山名に由来しています。

葛野郡(かどのぐん)は、京都府にかつて存在した郡で山頂は京都市ですが、約1.5km西に市境があり山体は亀岡市にまたがっています。京都盆地の西北にそびえる標高924m、京都盆地東北の比叡山と並び信仰対象の山とされ、神護寺などの寺社が愛宕山系の高雄山にあり、山頂には愛宕神社があり火伏せの神様として、京都の住民の信仰を集め全国各地にも広がったそうです。

昭和初期には愛宕神社参詣の足として愛宕山鉄道が山上までのケーブルカーを敷設し、あわせてホテルや遊園地もある愛宕山遊園地が開かれて観光客で賑わっていたそうですが、世界恐慌や戦争の影響で客足が落ち、第二次世界大戦末期にはケーブルカーが不要不急線として廃線になり遊園地やホテルも閉鎖されて戦後再開されることは無かったそうです。

愛宕山への燈籠や道標が多く残っているのは、そういう事だったのですね。
京都迎賓館の、夕映えの間に描かれていた「愛宕夕照(あたごゆうしょう)」。
名前だけ知っていた「愛宕山」が少し分かったような気がします。
コメント (2)
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