喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

大阪での結婚式の夜

2013-09-28 | ふるさと
 ちょうど1週間前の9月21日。
大阪で中野明徳おっちゃんの長男の結婚式があった。
賢い2人で、お互いのことを思いやるすてきな夫婦。
 久しぶりに再会した人もたくさんいて、とってもいい結婚式、披露宴。



 楽しい時間はあっという間に過ぎてお開き。
22時50分、梅田発の帰り夜行バスまでには4時間以上もある。
父と一緒に梅田まで歩こうと新御堂筋をてくてく。
休日のため人通りは多くない。

 40分ほど歩き、梅田に到着。
まずバスセンターを確認し、歩いて3分の場所にあるビルの居酒屋に入った。
旅館を思わせるような落ちついた空間。
そしてあれやこれやと話をする父と息子のすてきな時間。
もちろん居酒屋でのこんな時間は初めて。
客が多くなり、2時間でラストオーダー。

 まだバスの時間までは1時間半以上あったので、居酒屋をはしご。
それでも話は尽きず。
父との思い出のひとときとなった。
 
 10分前くらいにはバスに乗ろうと22時43分頃にバスセンターの窓口へ。
乗車券を差し出すと、とんでもない言葉が返ってきた。
「お客さん、このバスはもう出発しましたよ。」
何と私のかんちがいで、バスの出発時間は22時50分ではなく、40分だったのだ。

 窓口の職員さんに何とかならないか相談。
20分後の11時10分最終便に空きがあれば何とかなりますと、
望みをつないだ。
 そして運命の最終バスがセンターに入り、
運転手さんに空き席を確認してもらった。

 予約しているがまだ乗車していない人がいるとのこと。
その人に乗車確認の電話をするがつながらない。
と、その時予約していた男性が息を切らせながら到着。

 完全に夢は消えた。
職員さんから明朝7時のバスなら乗車できるとのこと。
ありがたくお願いした。

 今夜はいったいどこに泊まろうか。
父と息子の大阪の夜はまだ終わらなかった。

           岬人(はなんちゅう)