喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

どうして「お母さん」って呼ぶのだろう  ~母は、お日さま~

2013-10-18 | ブログ
 昨日、朝7時出勤前。
母家に顔を出した。
父は、いつものように神様や仏様にお茶をそなえる準備をしていた。

母の姿がなかったので、父に
「母ちゃんは、どうしたん?」
と聞くと、
「疲れてまだ寝ちょる。」
との返事。

 本当によく働く母。
歳とともに疲れやすくなったのだろうかと、手を合わせたくなるような気持ちがおこった。

 写真は、3年ほど前に知り合いのりえちゃんが撮ってくれたもの。
黙々と柑橘を選果する母の雰囲気が伝わってくる。
この写真がとても気に入っている。



 先日、【おかあさんの語源】というおもしろい記事を見つけた。

『 男は奥さんのことを「かみさん」と言ったりします。

これは元々「日身(カミ)さん」だったそうです。

この“日(カ)”は「太陽」をあらわす。
日にちを数える時に、「にち」以外によく「か」という呼び方をする。
例えば、2日の呼び方は、ふつか。

“身(ミ)”は「身体」をあらわす。

つまり「日身(カミ)さん」で、“太陽の身体”

そういえば、今年20年に1度の式年遷宮を行った伊勢神宮にまつられている、
「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は、
女性の神様で、全ての人の租神様(おやがみさま)とされている。
太陽・光・慈愛・真実・秩序を象徴する最も尊い神様。

 お母さんはいつも明るくて、あたたかくて、
しかも朝、昼、晩、と食事をつくってくださって、
わたしたちの身体を産み、育ててくれる。

母親はまさに“太陽さん”そのものだから、
お日身さんと呼び、
「日(カ)」の古い言葉の「カアカア」から「カカア」に・・・

 子どもたちは「うちのカカさま」と言うようになり、
いまの「おかあさん」になった。

「おかあさん」の“か”は、
太陽だったんです♪

だから、女性は太陽のように輝いているのでしょう♪

「日本のこころの教育」境野勝悟 著 致知出版より  』


 元始、女性は太陽だった。
お母さんは、太陽のような存在。

 平礒には、一人暮らしの年老いたお母さんもいる。
子どもたちは都会に出てしまい、夫は先立ち、残って一人で。
 都会の子どもたちもふるさとに暮らす母のことが気になる。
母は、正月に子どもたちが帰省することを楽しみにしている。
かつては、その家も大勢の家族でにぎやかだった。

 親孝行しないといけないな~。
秋の夜長、そんなことを思った。
                    岬人(はなんちゅう)