喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

野路菊ってどんな花? 

2014-11-20 | ブログ
 野路菊。
今まであたりまえに見てきた、いやあたりまえすぎて、しっかりと見ようともしなかった花。

 野路菊ってどんな花だろう?
調べてみた。



「野路菊は我が国の植物学の父と言われている、故牧野富太郎博士が明治17年に博士の故郷である高知県仁淀川付近の路傍で発見され、
発見場所にちなんで名づけられました。

 野路菊はわが国固有の植物で、本州西部、四国から九州にかけて分布する野菊の一種です。
 海岸近くの崖や山の斜面などに群生する多年草で、内陸部では見あたりません。
兵庫県は自生地の東限及び北限で、自然分布の個体数が最も多いと言われています。

 兵庫県内では明治40年六甲山で最初に発見され、後の大正14年に牧野博士が姫路市大塩町で一大群落を発見し、
学会で発表した事から自生地として有名になりました。
 昭和29年にNHK等が各都道府県を代表する花を募集した時、兵庫県の郷土の花として選ばれました。

 草丈60~90㎝位の多年草で花は筒状花序。
11月から12月にかけて咲きます。
 花の直径は3~3.5cm位。
花びら(舌状花)は、通常白色ですがまれに淡黄色もあります。
 咲き始めはやや黄緑がかっていますが、やがて純白になり盛りを過ぎるとピンクに色変わりします。
 葉は、5裂または3裂し、長さ3~5cm幅3~4cm位で葉は厚く、裏面には毛が密生しています。」


 わが国だけの花。
オンリーワンの花。

 佐田岬にもピッタリの花だ。

                       岬人(はなんちゅう)
  
 


 



佐田岬の野路菊(ノジギク)

2014-11-20 | ブログ
 神社のイチョウやハゼの木が色づく佐田岬の晩秋。
花も少なくなるおりに、幸せの黄色いツワがふるさとを彩っている。

 そしてもう一つきれいな花がある。
白くて小さな野路菊。

 今朝、いつものようにドリップコーヒーをボトルに入れ、車に乗りこむ。
車内にコーヒーのいい香りが広がる。

 時速20㎞くらいのゆっくりとしたスピードで車を走らせる。
安全運転のためというよりも、周りの景色をゆっくりと楽しむために。

 今日のお目当ては、白い野路菊。
道ばたや石垣に野路菊の群生が広がっている。

 車を降り、いつも持ち歩いているニコンJ1のミラーレスカメラで近い距離から撮影。



 ゆったりとした朝の幸せな時間。
ちょっとした楽しみを創り出す。

 心変われば、田舎は楽しみと感動の玉手箱のようだ。


             岬人(はなんちゅう)