喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

第45回伊藤旗中学大会(ソフトテニス)  岬の子どもたちの活躍

2015-05-04 | ブログ
 連休2日目の昨日5月3日、第45回伊藤旗中学大会が開かれた。
会場が宇和島市津島。 佐田岬の先端にある三崎中学校は、最も遠い場所。
 
 娘たちが出発前に少し練習したいというので、5:30に家を出発。
いつもと変わらない娘たちの様子。
「今日もいつも通りの自分たちのプレーをやりきればいい。」
そう言って、健闘を祈った。

 その後妻といっしょに応援に出かけた。
 3月までは、監督としてベンチで見守ったが、
今回は初めてコート外からの応援。

 9時からそれぞれのコートで白熱した試合が始まった。
三崎中学校は、1ペアだけが初戦敗退したが、あとの3組は順調なすべり出し。
 2回戦、1ペアが敗退。
 3回戦、第1シードのペアを崖っぷちまで追い込む健闘ぶり。
結果は、じりじりと追い上げられ逆転負け。
しかし持てる力を存分に出し切ったいい試合だった。

 残るは、娘たちのみ。
 3回戦、強豪肱川中ペアを倒す。
 4回戦、空き時間がほとんどないまま次の試合が入る。
相手は、テニスをよく知っている強豪日吉中ペア。
途中、娘が送ったロブを懸命に取りに行った日吉中の後衛選手が、足をつるというアクシデント。
その後がんばって続行したが、ふんばることができず、日吉中ペアをくだした。




 5回戦、ていねいなプレーで安定したテニスをする城辺中ペア。
一進一退の攻防が続く。
こうなったらどれくらい気持ちをしっかりと持ち続けられるかが勝負。



ベンチの監督のアドバイスが娘たちに集中力を取り戻させた。
「あとは、あなたがたちがどれくらい勝ちたいと思っているかよ。」
結果は、競り勝ち大きな勝利。

 続く6回戦、準決勝。
同じ半島部同士の戦い。
前回の南レク杯で優勝した八代中の引地・濱田ペア。
このペアには、今までいつも接戦の末、負けてきた。
 このイメージをどれくらいはね返すことができるか。



 雨も降り始めたが、センターコートの周りは観客でいっぱい。
 試合は、娘たちのリードで進んでいった。
しかし、さすがチャンピョン、くらいついてくる。
1本が勝敗を分けるようなシーソーゲーム。
両後衛とも、思い切ったストロークが打てず、置きにいくようなストロークも出始めた。
悪いパターン。

 ファイナルゲームまでもつれ、そしてついに相手に逆転され、追い上げる展開。
ボールに必死にくらいついていく。
最後は相手のロブを積極的にとりに行ったバックのハイボレーがネットにかかり、ゲームセット。
 さすがチャンピョン。少しの差であったが、折れない心の強さがあった。

 試合後、普段絶対に涙を見せない娘が、タオルで顔をかくし、泣いていた。
自分の心の弱さがくやしかったようだ。

 大会決勝戦は、先ほどの八代中の引地・濱田ペアが野村中の富永・土居ペアに敗れた。
参加124ペア中野村中の1ペアを残し、全てが負けを味わう。
 負けて、悔しさを経験し、より強くなる。
そんな経験をする子どもたちに感動をもらった。


(大会結果)

 1位 富永・土居 (野村中)
 2位 引地・濱田 (八代中)
 3位 浅野・浅野 (三崎中)
    寺島・宮崎 (日吉中)