5月11日(月)から5月20日(水)までの10日間、春の全国交通安全運動が、実施されています。
警察庁の平成26年度の報告書によると、全国で自転車事故により535人の方が亡くなっています。15年前の1,032人から徐々に減ってはいるものの、毎年これほど多くの方の命が自転車による事故で失われています。
ときには、歩行者をはねて加害者になる場合もあり、被害の大きさにより数千万円の賠償金を支払わなければならない事例も多く起こっています。(最高額は、小学校5年生が起こした歩行者との衝突事故により約9,500万円の損害賠償が命じられました。)
そのため自転車の任意保険に加入する人が多くなっています。
被害者にも加害者にもならないために、安全な乗り方を心がけ、自転車の点検をしっかりとしていかなければなりません。

伊方中学校では、自転車点検実施に地域の兵頭サイクル、中村自転車さんには、無料点検をしていただくなど毎年多大なご協力をいただいています。
先日、兵頭サイクルにお願いに行きました。兵頭さんとは、10年ぶりの再会。少し足腰が弱ったと言われるものの、元気な口調でした。そしていろいろなお話を聞くことができました。
年齢は、今年で85歳になるそうで、たいへん驚きました。
19年前に初めて伊方中学校に赴任したときも自転車点検をしていただいていたので、
「何年前から伊方中の自転車点検をしていただいているのですか。」
とお聞きました。
すると、
「この自転車屋を20代半ばから始めたので、伊方中学校さんの自転車点検をさせてもらうようになり、もう60年近く経ちますかね。」
とのこと。

心の底から感動しました。
60年間自転車を触り続けた手は、太くたくましく、油で汚れていました。
まさに働く人の手。
対照的に瞳からは、自転車に乗る子どもたちの喜びと安全を願い続けたやさしさを感じました。

そして最後に言われた言葉が、深く心に響きました。
「地域の人のおかげで、今まで自転車屋を続けてこれました。働ける限り、自分にできることをして、地域のみなさんにお返ししようと思っています。」
どんな人もみんな地域において大切な存在であることを改めて感じました。
岬人(はなんちゅう)
警察庁の平成26年度の報告書によると、全国で自転車事故により535人の方が亡くなっています。15年前の1,032人から徐々に減ってはいるものの、毎年これほど多くの方の命が自転車による事故で失われています。
ときには、歩行者をはねて加害者になる場合もあり、被害の大きさにより数千万円の賠償金を支払わなければならない事例も多く起こっています。(最高額は、小学校5年生が起こした歩行者との衝突事故により約9,500万円の損害賠償が命じられました。)
そのため自転車の任意保険に加入する人が多くなっています。
被害者にも加害者にもならないために、安全な乗り方を心がけ、自転車の点検をしっかりとしていかなければなりません。

伊方中学校では、自転車点検実施に地域の兵頭サイクル、中村自転車さんには、無料点検をしていただくなど毎年多大なご協力をいただいています。
先日、兵頭サイクルにお願いに行きました。兵頭さんとは、10年ぶりの再会。少し足腰が弱ったと言われるものの、元気な口調でした。そしていろいろなお話を聞くことができました。
年齢は、今年で85歳になるそうで、たいへん驚きました。
19年前に初めて伊方中学校に赴任したときも自転車点検をしていただいていたので、
「何年前から伊方中の自転車点検をしていただいているのですか。」
とお聞きました。
すると、
「この自転車屋を20代半ばから始めたので、伊方中学校さんの自転車点検をさせてもらうようになり、もう60年近く経ちますかね。」
とのこと。

心の底から感動しました。
60年間自転車を触り続けた手は、太くたくましく、油で汚れていました。
まさに働く人の手。
対照的に瞳からは、自転車に乗る子どもたちの喜びと安全を願い続けたやさしさを感じました。

そして最後に言われた言葉が、深く心に響きました。
「地域の人のおかげで、今まで自転車屋を続けてこれました。働ける限り、自分にできることをして、地域のみなさんにお返ししようと思っています。」
どんな人もみんな地域において大切な存在であることを改めて感じました。
岬人(はなんちゅう)