喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

雨に立つ息子

2015-07-01 | ブログ
 今日から7月。
今年もちょうど半分が終わった。

 昨日からこちらふるさと佐田岬もかなりの雨が降った。
昨夜は、バケツをひっくり返したような雨。

 今夜、写真のとおり、釜木のフナセでは、いつもなら大したことのない川が、
かなりの水量で、まるで滝のよう。



 そして、道路は冠水。



 知らない人だったら、立ち往生するだろう。
様子を知っている私は、迷わず車で走りぬける。
水しぶきが車の高さくらいにはね上がる。

 これほど激しい雨が降ったということ。

 今朝、まだまだ雨が降っていた。
妻は息子の登校の安全を気にして、
「今日は車で連れて行ってあげようか?」

 私とそんな会話をしていたなか、息子はいつもと変わらぬ感じで朝食を食べ、
出発の身支度をする。



 長靴をはき、雨合羽を着て、7㎞離れたアップダウンの激しい山道を学校へ向かう。
そんな姿に田舎者のたくましさを感じた。

 「風に立つライオン」ならぬ「雨に立つ息子」。

 そして、「自分もがんばろう。」
そう思った父であった。

             岬人(はなんちゅう)