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民主党は、福島原発事故から1年もたたないうちに「再稼働の方針」を決めたといいます。(地元の同意を前提にではありますが)
福島原発の事故の原因が究明されないままでの「見切り発車」の感がします。
政府が再稼働の条件の一つに「ストレステスト」をあげています。
しかし、この「ストレステスト」に欠かせない振動のテスト(耐性試験)は机上の計算でされたものです。
大型振動台を使った実証実験すらしないまま認めようというものですから、福島原発事故を軽く見ているとしか思えません。
実は、大型振動テストをする施設を国は持っていながら、「経費節減」を理由に売却してしまったのです。
その施設は、多度津工学試験所(たどつ)で、香川県仲多度郡多度津町にかつて設けられていました。
310億円かけて1982年に世界最大の大型高性能振動台設備が完成しました。
一時、この施設では米国とも共同研究がなされていたといいます。
2003年から施設を引き継いだ独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)は、維持費の削減のため試験所の閉鎖を決定。
試験所は建物・敷地ごと、競争入札にかられ今治造船が落札、造船会社に不要な振動台はすぐにスクラップ廃棄され、建物は現在船体の製造施設になっているというものです。
原発再稼働を急ぐ関電の大飯原発がある福井県は、ストレステストを「机上のシュミレーションにすぎない」と反発しています。
安全性の確認にカネと時間を惜しむような原発行政では納得できません。
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屋根工事をしたときにクレーン車が入れないという事で自宅の入口の石垣を壊していましたので修理をしました。
小雪の舞い散る天気でしたが、お花を買ってきてうえました。