最近気になることは、若者も大人も高齢者も閉塞感を感じて暮らしているということです。
「市民アンケート」を寄せられた自宅を訪問したら、70才の女性は「年寄りは早く死なんといかん」と真顔で話しかけてこられました。その女性は、「最近テレビを見てると医療費がかかることに、年寄りが悪るかことばしよるごという」とご立腹でした。それから前言の言葉となったものです。
私は、「そういよらす人もいずれ年寄りになるのにね」と社会保障の充実こそが政治の役割だと話しても、「誰がなっても同じ」とまともに話を聞いてもらえません。
民主党の裏切りがここまで政治不信を募らせた罪は深いものがあります。
でもその人は、介護が不安、医療が不安、買い物が不安と体が動けなくなってからの老後の不安を訴えられます。
市民アンケートが約300通届いています。
今回の特徴は、比較的若い層から届いていることです。
「親は、子どものためにと一生懸命働いているのに保育料が上がるのはなぜ、何のために働いているのか?」と30才の男性は自問し、「将来への安心・希望が全く見えない」とのコメントが寄せられています。
中年の方は、ハローワークへ何回いっても「仕事がない」との意見も結構あります。
このように将来不安がまん延し、それを取り払う展望が感じられなくて、やりきれない思いで暮らしておられることが気になるところです。
写真は、大規模改修のために建てられた竹木場小学校のプレハブ校舎です。
小学校の工事が終われば、中学校の工事をします。