安倍首相は、今日28日を1952年(昭和27年)にサンフランシスコ講和条約が発効した日として「主権回復の日」と式典を行うとしています。
しかし、沖縄では「屈辱の日」として抗議の集会も開かれます。
式典に反発して、仲井真沖縄知事は出席を拒否しています。(副知事が代理出席)
「日本は主権を回復した」と言いますが、本当に主権が回復しているでしょうか。
これまでの歴史は、「米国の従属」の連続ではなかったでしょうか。
沖縄・奄美・小笠原・北方領土を見捨て、核密約、米軍基地の温存です。
沖縄の苦難は今も続いています。日本の首都に外国の軍事基地があるのは日本だけです。
貿易交渉でも、米をはじめとする食糧の自由化で食糧の60%以上を外国に頼る国になっています。
TPP協定を結ぶことになれば、「属国ニッポン」は顕著になることは間違いありません。
このような歴史的事実からも式典は止めるべきです。
しかも、この式典に天皇を出席させて「錦の御旗」を掲げ、政治的利用までしています。
安倍首相は「戦後体制からの脱却」を掲げ、憲法を変え天皇を元首に据えようとする動きに国民は認めないでしょう。